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カリスマの存在253

2020-06-05 00:01:56 | カリスマの存在

 リスペクトコラムです。
 ちょっと一息です。この中断期間にそれほど目立った活動をしていない某黄色いチームですが、ちょっと取り上げたくなりました。コロナ禍の話題でずっと来たので、たまには一味違う記事もいいだろうと。例年ならJ1リーグで盛り上がっている真っ最中なのに、今年はステイホーム生活。この生活も長くなってきました。ちょうど先月上旬に揃って出たネル監督についてのコラムです。マスコミもこういうのを書きたかったのでしょう。
    
【Jリーグ外国人監督、人生懸けた“覚悟”激白 「ここ日本でキャリアを終えるつもりだ」】
「J1柏レイソルを率いるブラジル人のネルシーニョ監督は、日本で初めて指揮を執ってから通算16年目を迎えているなか、『ここ日本でキャリアを終えるつもりだ』と宣言している。『ヤフースポーツ』ブラジル版が報じた。
 ネルシーニョ監督は1994年に初来日し、ヴェルディ川崎(現・東京ヴェルディ)のコーチを務め、翌シーズンから2シーズンにわたって監督としてチームを率いた。2003年から05年まで名古屋グランパスエイトで指揮し、09年から14年まで柏で第一次政権を築いてJリーグ、ナビスコカップ(現ルヴァンカップ)、天皇杯など数々のタイトルを手にしている。
 15年から17年のヴィッセル神戸監督時代を経て、19年から柏で第二次政権をスタートさせたネルシーニョ監督は、すぐさまJ2優勝でJ1昇格へと導く手腕を発揮。2月22日のJ1リーグ開幕節・コンサドーレ札幌戦で4-2と勝利し、白星発進を切っていた。
 ネルシーニョ監督は「いくつかの成果を上げた後、2019年の初めに日本に戻ってきた。日本に来てから16年が経ち、再び勝ち始めた」と、長年にわたる日本生活を振り返る。柏で通算8シーズン目を迎えたなか、「柏から25年まで契約を提示されて、それを受け入れることにした」と告白。「ありがたいことだ。私は健康だし、幸せに働いているよ」と充実感を口にしている。
 現在69歳のネルシーニョ監督は、愛着ある柏を“ラストクラブ”と考えているようだ。「もうブラジルに帰って仕事をする気はない。ここ日本でキャリアを終えるつもりだ」と自身のキャリアプランを語っており、日本で監督生活を終える覚悟だという。」
引用:FOOTBALL ZONE

 何と、ネル監督は柏で監督生活を終える予定とか。2025年シーズンまでとなると、短くて5年?長ければ6年契約なのかな。その後は井原HCでしょうか。他のクラブではそれほど成績を残せなかったですが、柏では黄金時代を築きました。昨季から第二次政権。開幕戦ですが快勝し、2月から3か月ちょっとの今日までずっと2位をキープです。得点ランキングもずっとオルンガ選手と江坂選手が同数1位です。まるで、あの2011年の再現ですね。
 さぁ今季もお誘いを受けてまた黄色い試合を観たいのに、まずは無観客試合、そのうちに再開しても東西2グループでこちら西日本にはやって来ない状況。やっぱ、今季は難しいのかなと。
 個人的には、ネル監督には勇退後はテクニカルディレクターみたいなポストで、引き続き日本にいて欲しいですね。鹿島さんのジーコのように。全然なれると思います。

【ネルシーニョ率いる柏レイソルの魅力。 啓示的なのは2013年の戦い】
「『人に強く(いけ)』 ネルシーニョ監督は、念仏のように言い続けていたという。『局面での勝利によって、全体で勝利する』――その真理を貫くのみで、流行の戦術メソッドなど目もくれていない。1対1における強度をひたすら高め、厳しい姿勢で甘えを許さなかった。得点したブラジル人も、守備をさぼると叱りつけた。その徹底ぶりが戦闘力を高め、ケニア代表FWオルンガのような選手のポテンシャルを引き出したのだ。」
「柏在籍18年目になるMF大谷秀和は、そう説明している。当時の柏は、勝利するために実務的な戦いを重んじていた。たとえば、ボランチはポジションを留守にしない。持ち場を明け渡さない、堅実な戦い方だ。一方、選手たちはその規律の中で個性を出していた。縦パスで攻撃スピードを上げ、守備リスクを下げる一方、ボールを引き出し、敵を引きつけ、味方を使う。プレスをはがし、ボールを前へ運ぶ。守備一辺倒ではなかった。勝利するたび、選手は自信を手にした。プレーに確信が生まれることになった。粘り強く、泥臭く戦ってものにした勝ち点を、力に変えられたのだ。
 その点、ネルシーニョは天才的なモチベーターだった。シーズン終盤の監督就任でJ2に降格した2009年から、ネルシーニョは”常勝集団”の構築に着手した。怯懦(きょうだ)する選手、怠惰な選手を許さない。叱りつけ、怒鳴りつけ、空気を引き締めた。その緊張感のなか、選手が戦いの感覚を研ぎ澄ませていった。
 そして、2010年にはJ2優勝で昇格。2011年にはJ1で優勝を飾って、クラブW杯ではサントス(1-3)と激闘を演じた。2012年には、天皇杯で優勝している。驚くべきことに、毎シーズン、タイトルを勝ち獲っている。その間、チームは世代交代、新陳代謝を余儀なくされた。酒井宏樹のように頭角を現して、欧州に移籍する選手もいて、人材マネジメントは難しかったはずだが……。5年目の2013年は、ひとつの集大成だった。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)でベスト4に勝ち進み、悲願のアジア王者に最も近づいた。そして、リーグ優勝は逃したが、ナビスコカップを制覇したのだ。ネルシーニョは見事な差配で、手元に置いた選手を覚醒させていった。2013年には、柏ユース上がりのFW工藤壮人、アルビレックス新潟から獲得したDF鈴木大輔の2人を、日本代表に押し上げた。」
『ネルシーニョ監督は、「つなげ」「蹴れ」』と(矛盾したことを)言います。でも、実はどっちも正しくて。サッカーは結局、自分の判断。相手を引き付けないと周りは空かないし、前が準備できているなら蹴るべきで、監督はその判断を求めている。選手がそれをできるか。まあ、監督自身の言葉の圧が試合の圧よりすごいです(笑)』今も主将を務める大谷の言葉である」
引用:webスポルティーバ
   
 このあたりのネル監督の言動、チームの作り方は第一次政権でたっぷり知っています。練習試合だろうが、真剣プレーを求め、調子のいい選手から先発に入れていくやり方。ベテラン、若手、レギュラー、控え組全く関係なし。ハイプレスも柏の真骨頂ですね。J2の緩い試合を観て、柏のハイプレス?ポゼッションサッカーを観ると、これぞJ1と思います。去年のCスタでの試合も申し訳ないですが、格が違い過ぎました。
 あとはオンライン活動ですか、YouTubeチャンネルでいくらかやっています。まずは「ONLINE TRAINING SESSION(26may2020)」ですね。明後日やってみる予定です。そういえば地元岡山のものはいつの間にか消えちゃいましたね。あれは何だったのでしょうか。やっぱり単発事業だったかと。
 あと、選手の「#おうち時間」動画シリーズ。選手のおうち時間ものはよそ(動画でないブログみたいなのもあったな)もありますが、柏のは短い時間ですがシンプルでわかりやすい。その「#3」で他の選手に続いて、元岡山の仲間選手も愛猫、愛犬とたわむれる元気な姿がありました。仲間選手、年齢的にベテランだからか結構露出されていると思いますが、早く日立台のピッチで観たいものです。
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers

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