事例紹介レポです。
ネクストが全国地域リーグ決勝大会で上位に入れば、来シーズンから3部であるJFLに参入します。21日の山陽新聞で、木村社長の「ネクスについてはJFL昇格を果たして欲しい。5年後にはユースや岡山県内高校出身者で占められていて欲しい。出来るだけプロに近い環境でもまれてトップチームに昇格する好循環になって欲しい」とコメントがありました。
「Jクラブのセカンドチーム」について、問い合わせがあったので、過去から現在にかけてセカンドチーム事情を調べてみました。確認できたのは7チームです。所属カテゴリは現在か、解散している場合は直近のものです。
「浦和レッドダイアモンズ・アマチュア」:5部(県リーグ)所属:トップは1部(J1)所属
1997年にJ1浦和の横山GM(当時)により登録されたチームで、主にトップチームに昇格しなかった元レッズ・ユース選手らが進学や社会人となった際にサッカーを続けるための受け皿でした。チームは浦和市リーグからスタート。埼玉県リーグ1部に属しているが、成績低迷で2010年シーズンは2部との入替戦に回って、1部残留を決めていた。
「JAPANサッカーカレッジ」:4部(北信越1部)所属:トップは1部(J1)所属
J1新潟(NSGがメインスポンサー格で運営)と全面的な提携を行っており、J1新潟の下部組織となっている。選手育成コースを専攻した生徒は北信越リーグ所属のJSCチームの一員としてプレーでき、そのままプロ選手への挑戦権を得ることのできる環境が整備。
「ジェフユナイテッド市原・千葉リザーブズ」:3部(JFL)所属:トップは2部(J2)所属
1995年に、アマチュアクラブ市原スポーツクラブが、市原市民が地域のスポーツ・サッカー文化の活性化を狙って設立。2000年にJ2千葉の育成普及部のカテゴリに入り、Jクラブの下部組織としては初めて第1種(社会人・大学生)登録チームのアマチュアチームとなった。2011年をもって活動を停止。
「徳島ヴォルティス・セカンド」:4部(四国リーグ)所属、トップは2部(J2)所属
2002年、徳島県サッカー協会が中心となって「徳島FCカバロス2002」として発足。2004年に県サッカー協会の社団法人化を機に徳島スポーツクラブ・カバロスが独立。当初は単独チームでJリーグ入りを目指す予定だったが、2005年にJ2徳島に譲渡され、ヴォルティス傘下のクラブチーム「徳島ヴォルティス・カバロス」として再出発。サテライトチームは四国リーグへの代替参加はせず、現在中四国サテライトリーグという強化育成のための独立リーグに参戦。
2010年に解散。
「ザスパ草津U-23」:7部(県リーグ3部)所属、トップは2部(J2)所属
2005年にJリーグ加盟後、チームをトップチームとサテライトチームの2つに分割。サテライト側は「ザスパ草津チャレンジャーチーム」としてJサテライトリーグに参加。2009年にJサテライトリーグが廃止され、2010年から群馬県リーグに参加。
「FC岐阜SECOND」:4部(東海1部)所属、トップは2部(J2)所属
J2岐阜がサテライトチームを持っていなかったところに2006年に、トップチームの選手入替に溢れたアマチュア選手の受け皿となること、ぎふ清流国体(2012年)の強化 「FC岐阜B」として設立。2006年に2011年からは東海リーグ1部に参入したが、運営会社㈱FC岐阜は、長年の経営環境の悪化により、ぎふ清流国体開催後は当クラブを維持していくことは無理という認識。
「FC.IMABARI」:4部(四国リーグ)所属、トップは2部(J2)所属
1976年に独立したクラブチームとして設立。長く愛媛県および四国リーグで活躍。2009年から2011年はJ2愛媛の下部組織「愛媛FCしまなみ」として活動。2012年からチーム運営組織が変わり、それに伴いチーム名が現チームとなった。
2009年からはJ2愛媛傘下のアマチュアチームとして活動し、それに伴いチーム名も「愛媛FCしまなみ」に変更。2012年から、チーム運営組織を愛媛FCから外部に移管し、それに伴いチーム名をFC.IMABARIに変更。
こうしてみると、カテゴリがトップと近いチームほど解散している例が見られます。やはり運営費をかけるのに、支障があるのでしょうか。特にJ2チームのセカンドチームは軒並み解散しています。セカンドチームの人件費をトップチームに回せば、もっといいチーム作りができるという意見もあれば、ユースチーム化して、下部組織を鍛えるという意味でセカンドチームを重要視する考え方もあるようで、岡山でもいろいろと意見が分かれるようですね。読者の皆さんはどうお考えですか?
今日、FC高梁がなでしこリーグ昇格を決めました。おめでとうございます。そして、J1昇格プレーオフで大分が千葉を制して見事優勝し、J1昇格を決めました。どちらのチームもおめでとうございます。その詳しい記事については後日。
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