リスペクト(事例紹介)コラムです。
先日、Number Webで面白いコラムが出ました。反響があったのか、ヤフートップなどかなり露出されていました。Jリーガーの「食」というのは盲点だったかもしれませんね。Jクラブになると、管理栄養士が普通について、食事を管理しているだろうし、選手も個人レベルで自炊でバランスのいい食事を作っているようですが、それでも世界基準ではなかったという事なのでしょうか。いろいろな意味で考えさせられる情報だと思います。以下、部分部分で引用しながら紹介。
【ジェフ千葉から消えた脂身と白米。監督が持ち込んだ食事革命が凄い】
「9年ぶりのJ1復帰を目指すジェフユナイテッド千葉は、今季、いままでにない大改革を進めている。」
「エスナイデル新監督が率いるチームは、極端なまでのハイラインで守り、猛烈なハイプレスをかけ続ける。前にも後ろにも、とにかく走るのだ。夏場でも、その運動量が落ちることはない。なぜ、そこまで走れるのか――。監督は「そこにミステリーはない」と言葉に力を込める。厳しいフィジカルトレーニングを課しているのは想像に難くないが、それだけではない。強度の高い練習をこなす体作りから見直し、徹底して食事改善に取り組んでいるのだ。」
〔脂身、濃い味、白米が並ぶ食事に監督があ然。〕
「「これはアスリートの食事ではない!」
欧州の一線で活躍してきたプロフットボーラーの常識では、考えられないメニューだった。「私が要求するフィジカル的な負荷に対応できるようにするためには、食事から改善しないといけない。食事の質をもっと上げるべきだ。栄養価の高いものを摂り、無駄な脂肪は摂る必要はない」
〔監督から毎日のように届く調理法のリクエスト。〕
「体脂肪率は、12%以下にすることを徹底。監督は現役時代から信頼を置くアルゼンチン在住のフィジカルトレーナーの助言を受けながら、すぐに「食事改革」を断行した。高橋悠太GMをはじめ、チームスタッフに有無も言わさず、献立の変更を指示。沖縄キャンプ2日目からメイン料理は1種類のみとなり、パスタのソースも消えた。食事の手配をするマネジャーの福島佑馬は、監督に言われるがままにホテル側へ細かくオーダーした。」
「舞台裏でてんやわんやの大騒ぎをしているなかでも、監督からは毎日のように脂を使いすぎない調理方法や味付けまで細かいリクエストがきた。」
〔当初は「味がしないし、肉は固すぎる」と不評。〕
「当初、一部の選手からは「パスタは味がしないし、(素焼きの)肉は固すぎる」と不満も出たが、「全ては監督の決めたことだから」と言い聞かせた。キャンプが終わり地元の千葉に戻ると、クラブの栄養士にも協力してもらい、食事管理を続けた。千葉のクラブハウスは食堂を完備しており、「節制メニュー」を毎日、全員の選手たちに食べさせることができる。こだわっているのはメニューだけではない。食べる分量、食事を摂る時間、1日の食事回数もすべて決まっている。」
〔町田「焼き方を失敗した肉かなと思ったくらい」〕
「食堂に張り出される1週間の献立表を見ると、メインのおかずは常に1品で、魚の素焼きか牛または鳥の素焼きばかりが並ぶ。赤身の牛肉は、やはり固いようだ。当初、町田也真人は「焼き方を失敗した肉かなと思ったくらい。あごが痛くなるほど」と苦笑いを浮かべていた。」
〔朝食は400から700キロカロリー。〕
「午前練習前の朝食は、消化最優先のメニュー。胚芽パン、くるみパンなどライ麦などを使った「黒いパン」を主食として、小麦を精製した「白いパン」はNG。玄米フレーク、ミューズリー、さらにはカットフルーツ、ヨーグルト、ドライフルーツ、素焼きのミックスナッツ(塩分カット)が並ぶ。選手の個人差はあるが、摂取するのは400キロカロリーから700キロカロリー程度だという。」
「アウェーの宿泊ホテルでも、「節制レシピ」は変わらない。玄米がなければ、マネジャーがすぐに配送の準備を整える。調理方法のリクエストも、どこのホテルに泊まっても同じだ。」
〔体脂肪率や体重がハッキリ変わり、今では選手も……。〕
「食事管理を始めて約半年。週に1度、体組成計で体脂肪率、筋肉量、体重などを事細かくデータを取っているが、その数値は見違えるように変わった。選手たち自身も、体の変化を実感している。
体脂肪率が4%、体重は4kgも減少した主将の近藤直也は「体はすごくいい状態。腸のコンディションもいい。体の内側から変わってきている」としみじみ話す。「食事もトレーニング」として割り切っており、「それがプロ。カレーが好きだったけど、今年は1回も食べていない」と笑う。」
「「食べるべきものを正しく食べれば、もっと走れる」エスナイデルの言葉は自信に満ちていた。選手たちのフィジカルパフォーマンスは着実に上がっている。あとはピッチで結果を出すだけだ。」
引用:Number Web
という内容でした。確かに千葉さんは強いハイライン、強いハイプレスでしたね。J2暮らしが長い千葉さん、今季からスペイン人監督を招聘し、今回の食事革命で、J2で昇格争いと思いきや、現在の順位は岡山より1つ下の11位。前々節では最下位の群馬さんに0-2の敗戦。全体の負け数も多く、今の段階ではJ1昇格が近いとは言えない内容。エスナイデル監督の改革がもっと長いスパンで効果が出るのであればいいのですが、食事面はいいが、戦術・運営面では効果無しとならないように。
個人的には千葉さんの停滞常態化は、経営面が遠因だと個人的に思っています。チーム名にもあるJR東日本と古河電工という2極化した経営構造が、クラブが一つにまとめられず、結果的にチーム力に影響を及ぼしていると。
千葉さんといえば、最近気になる事が一つ。柏と並んで千葉県の黄色いチームだったはずなのに、いつの間にかチームカラーが蛍光イエローというか微妙に蛍光ライトグリーンになっている点。いつからなのか、どうしてなのか。合わせ技でもう一つ。
【J2千葉の応援ソングはサッカーと芸能の夢の懸け橋】
「J2ジェフユナイテッド千葉が公式応援ソング「WIN BY ALL!」を完成させ、11日のレノファ山口戦でお披露目した。制作は今春からスタートした。5月24日から6月9日まで、公式サイトで「公式応援ソングに入れて欲しい言葉」を募集し、その中から一部を使用して作詞家SACHIが作詞し、浜崎あゆみ、Every Little Thing、MAXらのコンポーザーを務めたDJ Somaを中心としたチーム「Grow Sound」が楽曲をプロデュースした。そして投票が最も多かった言葉「WIN BY ALL!」をタイトルとして完成した。」
「お披露目で「WIN-」を歌ったのは、11年に結成されたクラブ公式プロモーションチーム「アキュアマーメイド」だ。メンバー7人は女優やタレントで、普段は個々に芸能活動を行っているが、ホーム戦の際にフクダ電子アリーナに集まって応援活動を展開。」
「芸能人がゲストで登場し、試合を盛り上げるイベントはJリーグ各会場で行われている。クラブがチアリーディングチームを結成したり、公式に応援する芸能人を認定するケースもあるが、芸能人で公式応援チームを組み、公式応援ソングまで歌うケースは異例だ。“仕掛け人“は、千葉の経営企画部広報グループの前田信治マネジャーだ。」
「サッカーと芸能という、全く異なるジャンルのコラボ企画を次々、展開する狙いについて、前田さんは「スポーツと芸能はエンターテインメント。楽しんでもらうのが1番大事。ファン層を広げるきっかけになると思うし、広げていけば、もっとサッカーが好きな人が増える。いろいろな楽しさをスタジアムで味わってほしい」と強調した。
発想の源泉は異色のキャリアだ。前田さんは大学卒業後、大手芸能事務所に入社し大物女優や歌手のマネジャーを務めた。その後、飲食系を経て09年に千葉に入社。同年に千葉は前身の古河電工サッカー部時代を含めて初の2部降格を味わった。その中「音楽はコンサートに行けば、みんな満足するけれど、サッカー場に来て全員が満足して帰るとは限らない。勝ち負けじゃないところにも楽しみを感じてもらいたい」と考え、それがアキュアマーメイドの結成につながった。 一方で、知名度の低い若手を中心に結成されたアキュアマーメイドに対して「うちの活動でサポーターから元気をもらって個々の次の活動につなげてほしい」と期待している。」
「公式応援ソングでチームが勇気づけられ、歌うアキュアマーメイドも成長する。スタジアムから、サッカーと芸能2つの夢が生まれ、化学反応を起こしたその先に、悲願のJ1復帰が待っていると、前田さんも、アキュアマーメイドも信じている。」
引用:日刊スポーツ
という内容でした。こういう大人のチームのチアリーダーチームは公募して結成するパターンもありますが、千葉さんは知名度の低い芸能人で結成されたのですね。それにしても千葉さんのように東京に近い場所はいいですね。芸能人を試合イベントで呼びやすいので。最近Jクラブで、お笑い芸人や歌手など芸能人を呼ぶケースが増えた気がします。
千葉さんの公式YouTubeを観ました。いいですねー さすがというキレキレのダンスで、関東のダンサーの応援ソングという感じでした。いいですねオフィシャルソング。シーガルズも最近作られたそうですね。
地元岡山を振り返ってみると、何年か前に「夢」という公式ソングがありましたね。そして、数年前まで芸能人だった女子マネが所属していました。そして、たぶんほとんどの読者がご存じないでしょうが、「雉娘。」というチアチーム?がいたのです。もうかれこれ'06年頃の話ですが。メンバーは確か一般人で構成されていましたが。(ネット検索でのほぼゼロ・・・)
オリジナル10なのにJ2暮らしが長い千葉さん、頑張って欲しいですね。J1柏も「世界3大カップ」千葉銀カップではなく、昔のようにJ1で試合をしたいと思っているはず。
J2千葉関連⑮:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160708
〃 ⑭:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160618
〃 ⑬:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20151003
〃 ⑫:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20141020
〃 ⑪:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20131206
〃 ⑩:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130113
〃 ⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20110216
〃 ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100719
〃 ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20091218
〃 ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20081023
〃 ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20080515
〃 ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20061104
〃 ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060413
〃 ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060205
〃 ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20051107
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