J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

スポンサーについて32

2016-06-18 00:01:31 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクト(事例紹介)コラムです。
 先日、千葉サポさんがスタジアム広告を購入して、スポンサーバナーを掲示されたという情報を知りました。「そこに在るための広告”。Jリーグサポーターが広告枠を買う理由」というDEAR MAGAZINEのコラムです。ありそうで無かった事例だと思います。どういう経緯なのか、気になります。以下、抜粋して紹介。
       
「そこに在るための広告」があるのは、J2千葉のホーム・フクアリ。一般的なスタジアム広告とは異なる「広告の在りかた」を提示。それは「サポーターが広告枠を買い、サポーター自身が、サポーターのために掲出する広告」だということ。
【利益のない広告?】
 フクアリの中に掲出されている看板広告の中で、唯一営利目的でない広告が、「千葉フェライン」の広告。千葉フェラインは’10年からフクアリに看板広告を掲出し、有志でジェフをサポートする団体。サポーター自らが企画し、費用を集め運営。一般的に、企業はサッカークラブを通して自社の存在をアピールし、利益に繋げるために広告枠を使用するが、千葉フェラインは自分たちでお金を出し、サポーター自身の愛情をアピール。愛情の対象はクラブなので、クラブ(のスタジアム)から広告枠を買い、クラブをアピール。直接的な利益は広告主である千葉フェラインには発生せず。発信する上でのベクトルが、普通の広告とは異なる。以下、代表とのインタビューの抜粋。
 フクアリが完成してしばらくは看板広告が埋まっていたが、徐々に減少し、サポーターとしてできることをしようと、クラブがJ2に降格した’10年からこのプロジェクトをスタート。サポーターみんなでお金を出し合って1つの看板を出す。イメージとしては一口馬主。他のクラブでは経営危機の際に寄付を募ったケースなどがあったが、J2千葉はそういう訳ではなかったので、直接的支援とは別の方法でサポートするのもいいのではないかと。
 フクアリは千葉市の所有しているので、広告を出してもクラブへの直接的支援にはならない。様々な支援の形のニーズに応える受け皿を作りたかったというのもあり、この方法を採用。「サポーターがクラブを支えている」というのをわかりやすい形で示すことで、地元企業や地域の方々もクラブを支援しやすい雰囲気を作るという狙いも。
【あえて設定した5,000円というハードル】
 最初は赤字覚悟で知り合いだけに協賛を依頼。一口5,000円という額は「それなりの責任を1人1人に持って欲しい」という目的があり、ネットでの協賛募集を開始してからも継続。今では3桁を超える人も協賛。
 グッズやウェブデザイン等の担当、システムを組むエンジニア、運営全般を担当という3人で運営しており、元々ゴール裏で応援していた仲間で集まって何かしようっていう感じ。自分達がまず楽しもうというところからスタート。今後のノベルティに関しては、ジェフサポーターのクリエイターの方にイラストなどをお願いすることも検討。
【スタジアムに行けなくても、サポートしたい】
 フクアリには行けないが、応援する気持ちを託したいという、観戦が難しくなった人に協賛してもらうケースが結構あり、スタジアムに自分達のサポートが一番わかりやすい形で、目に見えるということになる。その感覚は広告への協賛というやり方ならでは。広告の端っこの一部でも「俺のスタジアム」と言えるのはとても嬉しいと思う。
 プロジェクトのゴールとして設定してるのは、フクアリの全ての看板スペースが企業広告で埋まること。元々スタートは看板広告が減ったところなので、全部埋まって、「僕たちの広告が必要なくなること」がゴール。
DEAR MAGAZINE該当記事:http://dearfootball.net/article/1622

 こういう記事でした。ようはファン・サポーターでフクアリの看板(横断幕?)スポンサーになったという事なのかな。千葉フェラインの公式HPを覗いてみました。少し千葉のフェラインというものに近づけた気がします。以下、抜粋して紹介。

①千葉フェラインとは:
「フェライン(Verein)」とは、ドイツ語で「会、協会、連合、団体」といった意味の言葉で、ドイツにおいてこの「Verein」は地域に根差した活動している組織体が主。この「Verein」という言葉を指す意味が、我々が考えている「地域のサポーターにもなる」という考えに最も当てはまる名称であると考え、長期的な視点で、またJリーグ全体の視点で考えた時、クラブだけではなく「地域全体の活性化」が我々の応援しているクラブへの還元できる事。そのために出来ることを模索しながら様々な活動を展開。
②協賛金額:
 1口:5,000円(2015~2016シーズン)、支払方法:ゆうちょ銀行への振込み
千葉フェライン公式HP:http://www.chiba-verein.com/

 「フェライン」自体は、当ブログでも昔の記事で、スポーツシューレ絡みの記事で紹介していました。言葉自体、実態自体は語るのにとても難しいです。何しろ日本のは全くない文化なので中身がよくわかっていません。フットボールチャンネルの記事で紹介されていましたが、読んでももう一つよくわかりません。
 まあ、本来の意味は置いておいて、千葉さんの事例はようはスタジアム看板スポンサーにファン・サポーターグループが申込み、新しい後援会のようなものができたという事ですか。
 でも面白いですね。直接チームを支援するでなく、スタジアム看板スポンサーという観点で、フクアリそのものとJ2千葉を応援する組織という事ですか。他のクラブにはなかなか無いスタイルだと思います。千葉フェライン自身がコメントしていましたが、早くJ1に復帰して看板スポンサーが埋まり、千葉フェラインの出番が無くなる事が望ましい姿だとか。また、J1での千葉ダービーが観たいですね。千葉さんはそもそも、古河電工閥と、JR東日本閥に経営的に分裂しているという構造的課題(どこだったか忘れましたが、昨年まで「構造的欠陥」があると言われていたところがあったような・・・)があり、個人的には経営的に強いクラブにできる要素は少ない気がします。
J2千葉関連⑬:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20151003
  〃     ⑫:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20141020
  〃     ⑪:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20131206
  〃     ⑩:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130113

  〃     ⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20110216
  〃     ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100719
  〃     ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20091218
  〃     ⑥:
http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20081023
  〃     ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20080515
  〃     ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20061104
  〃     ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060413
  〃     ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060205
  〃     ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20051107 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする