昨日、ワールドカップ南アフリア大会が閉幕しました。スペインの優勝でした。いいチームでしたね。クライフから続くオランダ流でスペインに流れたパスサッカーが実を結んだ感じです。ここで当ブログとしても、総括をして見たいと思います。
各マスコミや評論家が、「謝罪」しているそうです。W杯の前まで酷評して申し訳ない、間違いでしたと。当ブログのレギュラー?評論家であるセルジオさんまでが謝罪していました。でも・・・謝ることなの?と言いたいです。いろいろ読んでいると、週刊ポスト誌は「うちは謝りません」と言い切っておられます。あの時の状況では、将来を憂いて解任論を出すのは当たり前と述べています。当ブログも正直最初から今まで論評は変わっていません。岡田監督評もほとんど変わっていません。なので「謝りません」。
簡単に言うと、行き当たりばったりの賭けに勝っただけで、特に計算されて行った策ではないであろうと。岡田監督は記者会見の中で、我々がやろうとしたサッカーの中心選手の不調が続いていた。それがW杯の重圧なのだろう。どこかで踏ん切りをつけなければいけなかった」とコメントし、直前の戦術の転換、選手起用の変更。カメルーンに勝って賭けが当たったからこそ、言及することができたのかもしれないと報道されています。 初戦のカメルーンについても、惨状はご承知のとおり。内紛&高地不順化で状態は最悪だったので、結果的には勝てて当たり前の相手であったのではと。
岡田監督は5月24日の韓国戦を最後にコンディションが上がらない主力の起用を断念した。つまり、俊輔や岡崎の先発ではなく、本田の1トップです。今までやってきたフォーメーションを変更し、今までやった事のないフォーメーションを採用する。では今までの2年間は何だったのか。文字どおり「失われた2年」ですね。
確かに結果オーライなのかもしれませんが、そんなええ加減な事で本当に日本代表は強化できるのでしょうか。確かに大舞台に弱いとされ、今回も負傷がちな俊輔をはずした事は大きいが、もっと有能な監督であれば、もっと早い時期に実施していたかもしれない。もっと早い時期に現実的な布陣を選択して、レベルアップさせて板かもしれない。
「この日の勝ちよりカメルーン戦の1勝の方が大きい。あの1勝がなければ、何も起こらなかった」と言っていますが、ご本人もその辺がおわかりなのかもしれませんね。
当ブログでは監督ではなく、「選手達のワールドカップ」と称しています。つまり選手で勝てたのだと。5月27日夜に選手同士でミーティングが行われた後にチームは一つになっています。それまで監督批判を口にしていた闘莉王が呼びかけたそうです。国家斉唱の時にベンチも含めて肩を組もうと言ったのも闘莉王。ドイツと違って、先発組と控え組が分裂せずに一体化になれた。とにかく今回は選手達の功績だと思います。
監督は冷酷に徹していたそうです。W杯メンバーをひとりで決め、選手も誰ひとり特別扱いしなかった。「誰も監督のためにやってない」とある選手が言うように、指揮官自らが悪役になりながら、チームが一つになっていった。それが計算通りだったかは、今となっては本人にしか分からない。指揮官は「あまり俺のことをアテにしてなかったんじゃないか」とうそぶくだけだと報道にあります。
これを読むと、監督と選手の距離を感じます。つまり、ドイツでは選手で分裂していたが、南アフリカでは監督と選手に距離があったと。
スペインのデルボスケ監督は選手達に胴上げされたそうです。でも日本代表は点を取っても控え選手の所には行っても監督の方へは行っていない。勝ち試合でも選手と監督が抱き合うシーンを見た事がない。
まあ、この辺にしておきましょう。これほど岡田監督を取り上げるのもこれで最後でしょうから。
関連報道:http://hochi.yomiuri.co.jp/feature/soccer/20091012-353677/news/20100626-OHT1T00007.htm?from=related
関連報道:http://hochi.yomiuri.co.jp/feature/soccer/20091012-353677/news/20100630-OHT1T00343.htm?from=related
犬飼会長が5日、次期日本代表監督の「監督像」を口にされました。①「きちっとした哲学がある」②「日本が好き」③「がんこじゃない」④「マスコミとうまくやれる」⑤「カリスマ性がある」⑥「五輪世代(現21歳以下)も指導できる」の6つです。
現在、人選が進められている後任監督候補は外国人ばかりです。外国人の場合、⑥については長期の日本滞在が必要で交渉のネックになる可能性もあるが、一貫した指導が重要として必須としています。
個人的にはオリベイラ監督のような人もいいですね。世界でも日本でも実績があり、何より選手達に「お父さん」として慕われています。今名前が挙がっているビエルサ監督なども選手と一緒に一つになれる監督であれば、すごい理想的です。
最後に、ここ数日パウロ君がよくニュースに出ます。あくまで個人的な感覚なのでご容赦いただきたいのですが、「そりゃ確かに実績はあるが、中身は?」という部分で、なぜか某監督とイメージがダブってしまう印象が残ります。確かに試合結果を全部当てて注目を浴びたけど・・・ね。他の人に「一緒になるかい」と言われそうですが・・・何かイメージがダブる部分があるんだよなぁ。
各マスコミや評論家が、「謝罪」しているそうです。W杯の前まで酷評して申し訳ない、間違いでしたと。当ブログのレギュラー?評論家であるセルジオさんまでが謝罪していました。でも・・・謝ることなの?と言いたいです。いろいろ読んでいると、週刊ポスト誌は「うちは謝りません」と言い切っておられます。あの時の状況では、将来を憂いて解任論を出すのは当たり前と述べています。当ブログも正直最初から今まで論評は変わっていません。岡田監督評もほとんど変わっていません。なので「謝りません」。
簡単に言うと、行き当たりばったりの賭けに勝っただけで、特に計算されて行った策ではないであろうと。岡田監督は記者会見の中で、我々がやろうとしたサッカーの中心選手の不調が続いていた。それがW杯の重圧なのだろう。どこかで踏ん切りをつけなければいけなかった」とコメントし、直前の戦術の転換、選手起用の変更。カメルーンに勝って賭けが当たったからこそ、言及することができたのかもしれないと報道されています。 初戦のカメルーンについても、惨状はご承知のとおり。内紛&高地不順化で状態は最悪だったので、結果的には勝てて当たり前の相手であったのではと。
岡田監督は5月24日の韓国戦を最後にコンディションが上がらない主力の起用を断念した。つまり、俊輔や岡崎の先発ではなく、本田の1トップです。今までやってきたフォーメーションを変更し、今までやった事のないフォーメーションを採用する。では今までの2年間は何だったのか。文字どおり「失われた2年」ですね。
確かに結果オーライなのかもしれませんが、そんなええ加減な事で本当に日本代表は強化できるのでしょうか。確かに大舞台に弱いとされ、今回も負傷がちな俊輔をはずした事は大きいが、もっと有能な監督であれば、もっと早い時期に実施していたかもしれない。もっと早い時期に現実的な布陣を選択して、レベルアップさせて板かもしれない。
「この日の勝ちよりカメルーン戦の1勝の方が大きい。あの1勝がなければ、何も起こらなかった」と言っていますが、ご本人もその辺がおわかりなのかもしれませんね。
当ブログでは監督ではなく、「選手達のワールドカップ」と称しています。つまり選手で勝てたのだと。5月27日夜に選手同士でミーティングが行われた後にチームは一つになっています。それまで監督批判を口にしていた闘莉王が呼びかけたそうです。国家斉唱の時にベンチも含めて肩を組もうと言ったのも闘莉王。ドイツと違って、先発組と控え組が分裂せずに一体化になれた。とにかく今回は選手達の功績だと思います。
監督は冷酷に徹していたそうです。W杯メンバーをひとりで決め、選手も誰ひとり特別扱いしなかった。「誰も監督のためにやってない」とある選手が言うように、指揮官自らが悪役になりながら、チームが一つになっていった。それが計算通りだったかは、今となっては本人にしか分からない。指揮官は「あまり俺のことをアテにしてなかったんじゃないか」とうそぶくだけだと報道にあります。
これを読むと、監督と選手の距離を感じます。つまり、ドイツでは選手で分裂していたが、南アフリカでは監督と選手に距離があったと。
スペインのデルボスケ監督は選手達に胴上げされたそうです。でも日本代表は点を取っても控え選手の所には行っても監督の方へは行っていない。勝ち試合でも選手と監督が抱き合うシーンを見た事がない。
まあ、この辺にしておきましょう。これほど岡田監督を取り上げるのもこれで最後でしょうから。
関連報道:http://hochi.yomiuri.co.jp/feature/soccer/20091012-353677/news/20100626-OHT1T00007.htm?from=related
関連報道:http://hochi.yomiuri.co.jp/feature/soccer/20091012-353677/news/20100630-OHT1T00343.htm?from=related
犬飼会長が5日、次期日本代表監督の「監督像」を口にされました。①「きちっとした哲学がある」②「日本が好き」③「がんこじゃない」④「マスコミとうまくやれる」⑤「カリスマ性がある」⑥「五輪世代(現21歳以下)も指導できる」の6つです。
現在、人選が進められている後任監督候補は外国人ばかりです。外国人の場合、⑥については長期の日本滞在が必要で交渉のネックになる可能性もあるが、一貫した指導が重要として必須としています。
個人的にはオリベイラ監督のような人もいいですね。世界でも日本でも実績があり、何より選手達に「お父さん」として慕われています。今名前が挙がっているビエルサ監督なども選手と一緒に一つになれる監督であれば、すごい理想的です。
最後に、ここ数日パウロ君がよくニュースに出ます。あくまで個人的な感覚なのでご容赦いただきたいのですが、「そりゃ確かに実績はあるが、中身は?」という部分で、なぜか某監督とイメージがダブってしまう印象が残ります。確かに試合結果を全部当てて注目を浴びたけど・・・ね。他の人に「一緒になるかい」と言われそうですが・・・何かイメージがダブる部分があるんだよなぁ。