愛媛FC絡みの記事で、面白いサッカー漫画を知りました。なかなか興味深い内容なので、紹介したいと思います。
タイトルは「ORANGE」。
能田達規氏の原作によるサッカー漫画で、週刊少年チャンピオンにて、'01年から'04年連載されており、単行本は全13巻です。
主人公はスペイン帰りの少年、若松ムサシ。女子高生オーナーが切り盛りするプロサッカーリーグの弱小サッカークラブ「南予オレンジ」を引っ張って、見事1部昇格を果たす作品です。
サポーターの視点でよく描かれているというのがこの作品の特徴だそうです。試合に対する描写も攻守両方で盛り上がり、かなり本格的な内容だとか。
ストーリーにおいても、現実のサッカークラブが抱える様々な問題を採り上げた内容で読み応えがあるとか。後に能田氏がJリーグと関わりを持つきっかけを作った作品だそうです。
ここに登場するプロサッカーリーグは、「Fリーグ」という名前で、1部(F1)と2部(F2)に16チームずつ所属し、主役の愛媛県のクラブ・南予オレンジは2部に所属しています。このFリーグは秋開幕、春閉幕というヨーロッパスタイルで、雪が降る真冬のスタジアムでの試合も登場するとか。
登場するチーム名は「Jリーグプロサッカークラブをつくろう!」(サカつく)から取っているそうです。
F2リーグの主な構成クラブです。
南予オレンジ、さいたまレオーネ、幕張イーリス、アヴァランチ仙台、
青森マンザーノ、岩手アウローラ、山形ガーベ、新潟アローズ、
松本ウォルナッツ、京都ミュートス、奈良モノリス、岡山サンブロス、
出雲ミストラル、下関パイレーツ、バルカン宮崎、長崎テンボス
愛媛FCと、原作者の能田氏は、この漫画をきっかけにして交流が始まったそうです。チームマスコットを作ったり、クラブカラーを青白から南予オレンジと同じオレンジ色に変更するなど。お互い交流が深まっている様子。
能田氏は「オーレ!」というサッカー漫画も書かれています。週刊コミックバンチ(新潮社)連載で全5巻。
舞台は千葉県内房地区にある上総市(架空の地名)に本拠地を置く弱小クラブ、上総オーレの有様を描いた内容。サッカークラブの運営に視点を置き、三位一体のそれぞれの立場や、フロント、現場、サポーターそれぞれで展開される大人向けのヒューマンドラマとして描かれているそうです。
この漫画に出てくるプロサッカーリーグは「Nリーグ」。チームを紹介してみます(カッコ内はモデル)。
・上総オーレ ・横浜キングス(J2・横浜C) ・湘南トライデント(J2湘南)
・柏レイソーラ(J1柏) ・マウンテン山形(J1山形) ・草津スパーク(J2草津)
・アワーズ徳島(J2徳島) ・東京グリーンベル(J2・V東京)
・佐賀ミュートス(J2鳥栖) ・コルージャ札幌(J2札幌) ・ベンガーラ沖縄(FC琉球)
・鳥取ウイングス(JFL鳥取) ・ポーディス神戸(J1神戸) ・富山ユナイテッド(?)
・ベリー栃木(J2栃木) ・熊本カバロッソ(J2熊本) ・水戸イーリス(J2水戸)
・長野スプリングス(AC長野パルセイロ) ・愛媛オレンジ(J2愛媛) ・セントラル岐阜(J2岐阜)
・岡山サンブロス(J2岡山) ・メテオル仙台(J2仙台) ・サンガイア宮崎(?)
N1リーグの主なチーム
・浦和レッドスター(J1浦和) ・千葉エイゼン(J1千葉)
読んでみたくなりました。どちらの漫画も面白そうですね。特に岡山サンブロスがどんなチームなのか、すっごい興味あります。
ついに・・・J2岡山最下位です。これは選手など現場だけの要因だけではなく、全体の話なのかもしれません。よくはわかりませんが、別の・・・例えば構造的なものもあるのかもしれません。今のうちに何かすべきなのでは?と思ったりもします。
今の結果が続けば、J2が22チームになった次の年に・・・・JFLへ降格します。