昨日、浅口市内で開催された「まちづくり講演会」のレポートが入りました。
木村社長は、地元財界や行政、市民の方々の前で、今回は「スポーツ振興によるまちづくり」というテーマで講演されました。春にさん太ホールで聞いた「岡山適塾」の時より、心なしかトークが上手い印象を受けました。場慣れでしょうか。あと、Jリーグ百年構想やプロ野球の話題も取り入れていたので、サッカーの「サ」の字も知らないおじさん連中にもわかりやすい内容だったと思います。
講演会といえば普段はお堅い内容が多いので、このようなスポーツものは面白かったと、若い参加者が口々に言っていたようです。ただ財界のお偉いさんでサッカーを知らない方には、ちょっとついていけてない部分もあったのかな。
講演内容の内容を抜粋して紹介してみます。
・サッカーという競技は世界に開けているスポーツ。ファジも天皇杯からスタートして優勝を続けていくと、最後はクラブW杯で欧州クラブと試合ができる。
・我々は「サッカーバカ」ではなく、「岡山バカ」である。
・全国地域リーグ決勝大会は、北九州、ホンダロック、神戸、Mi-o、町田そして岡山を加えて5強か6強と言われているが、甘くはない。厳しい。
・鹿嶋はすごい。行ってみたい町で全国4位。理由はサッカーらしい。人口(4万人)と同じ人数が2週間に1回やって来る。
・岡山には芝生の校庭が一つもないそうなので、植えていくべきだと思う。芝生があると子供たちはゲームをせず、外で遊ぶようになる。
・芝生の校庭がある町に人が集まり、クローズアップされて注目されていく。浅口の学校にもぜひ植えて欲しい。
・J1広島には日本一の下部組織がある。そういうのを手本にすることを意識してやっていきたい。
・ファジがPRできる唯一のソフトは「選手」であり、トップアスリート事業等でどんどん学校へ派遣していきたい。今まで4,200人の子供を指導してきた。
・新潟はすごい。親子三代でスタジアムに行く。そこが浦和と違う。高校生がUターン就職して、「アルビを応援しに帰ってきた」という現象が起きている。
・子供たちに対する思いを強く持っている。岡山に生まれて良かったという誇りを持ってもらうようにしたい。
・指導者を育てていき、将来は育成型クラブにしてみたいと思う。あらゆるカテゴリで活躍する岡山出身の選手を作っていきたい。
・ファジの選手は岡山からお嫁さんをもらって欲しい。
質疑応答で、応援する会のB2オーナー(会のPRもされました)、わきボス氏、そしてスポンサー様の福嶋先生が質問されました。「浅口を鹿嶋のようにするためにはどうしたらいいか?」と。
木村社長の返答は「一番はファジの本拠地を持ってくること。練習場など上のカテゴリに行けば当然必要になってくる。J1広島の吉田がいい例。二番目はユースなど下部組織を置くこと」と答えられました。実現性は横に置いておいて、夢のあるお話でした。皆様お疲れでした。
できることなら、OSSの草の根講演会第2弾として、ぜひまたやりたいですね。昇格を果たしたらですけど・・・