交野市立第3中学校 卒業生のブログ

中高年の

皆さ~ん  お元気ですか~?

商売戦術30カ条  昭和11年1月 松下電器連盟店経営資料

2012-01-15 23:28:53 | 商い

1  商売は世のため、人のための奉仕にして、利益はその当然の報酬なり。

2  お客様をじろじろ見るべからず。うるさくつきまとうべからず。

3  店の大小よりも場所の良否、場所の良否よりも品の如何。

4  棚立上手は商売下手。小さい店でゴタゴタしている方が却ってよい場合あり。

5  取引先は皆親類にせよ。これに同情を持ってもらうか否か店の興発の分かれ道。

6  売る前のお世辞より、買った後の奉仕、これこそ永久の客を作る。

7  お客様の小言は、神の声と思って何事も喜んで受け入れよ。

8  資金の少なきを憂うなかれ。信用の足らざるを憂うべし。 

9  仕入れは簡単にせよ。安心してできる簡単な仕入れは、繁昌の因と知るべし。

10 百円のお客様よりは1円のお客が店を繁昌させる基と知るべし。

11 無理に売るな。客の好むものも売るな。客のためになるものを売れ。

12 資金の回転を多くせよ。百円の資本も10回、回せば千円となる。

13 品物の取り換えや返品に来られた場合は、買った時よりも一層気持ちよく接せよ。

14 お客の前で店員小僧を叱るほどお客を追い払う妙手段はない。

15 良き品を売ることは善なり。良き品を広告して多く売ることは更に善なり

16 自分の行う販売がなければ会社は運轉(運転)しないという自信を持て。

   そしてそれだけに大なる責任を感ぜよ。

17 仕入先に親切にせよ。そして正当な要求は遠慮なく言え。

18 紙一枚でも景品はお客を喜ばせるものだ。付けてあげる物のないときは

   笑顔を景品にせよ。

19 店のために働くことが同時に店員のためになるよう、

   待遇その他適当の方法を講ずべし。

20 絶えず美しい陳列でお客の足を集めることも一案。

21 紙一枚でも無駄にすることはそれだけ商品の値段を高くする。

22 品切れは店の不注意、お詫びして後

   「早速取り寄せてお届けします」とお客の住所を伺うべきである。

23 正札(しょうふだ)を守れ!値引きは却って気持ちを悪くする位が落ちだ。

24 子供は福の神ーーー子供連れのお客、子供が使いに来ての

   買い物には特に注意せよ。

25 常に考えよ、今日の損益を。

   今日の損益を明にしないでは寝付かぬ習慣をつけよ。

26 「あの店の品だから」と信用し、誇りにされるようになれ。

27 御用聞きは、何か1,2の品物なり、商品の広告ビラなり持って歩け。

28 店先を賑やかにせよ。元気よく立ち働け、活気ある店に客集まる。

29 毎日の店の広告は、一通り眼を通しておけ。

   注文されて知らぬようでは商人の恥と知るべし。

30 商人には好況不況はない。いずれにしても儲けねばならぬ。

(松下幸之助 経営回想録 プレジデント社)


宣伝はお客のための宣伝でなければいかんですね

2012-01-15 23:20:57 | 商い

ぼくらとしたら一生懸命つくった商品ですからね。

本来は、自分でつくった物を自分の手で需要者に手渡したいわけですよ。

直接渡せば、僕らの苦心も話せるし

「ここはこうつくってありますから、こう使ってください」といえる。

宣伝もPRもそういう気持ちで出発しているはずですわ。

しかし、宣伝の技術に走ってしもうたら、それはもう宣伝にならん。

宣伝技術で宣伝する、経営のための宣伝する、そうなってくる。

けれども、宣伝は、お客のための宣伝でなければいかんですね。

 

11条:無理に売るな。客の好むものも売るな。

    客のためになるものを売れ。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

自らつくったものを自ら供給するのは理想のようですが、

結局は費用が高くつく。僕の55年の歴史を考えてみると、

問屋業を直営することはまずないし、下手ですわ。

やっぱり、商売熱心な人が店主となり、

松下精神に理解をもってもらうのが、一番成績があがりますな。

その代わり、その人に相応の利益をあげる。

それはこっちも承認せないかん。

僕らが伝票3枚いるもんでも、その人だったら考えて1枚でやるかもわからん。

自分の商売となると限度を超す智恵が出るわけです。

そこが一番大切なところで、よく役人や学者が問屋の存在を無駄だとか

中間摂取とかいいますね。

あれは、そういう体験のない人の話でんな。

(松下幸之助 経営回想録 プレジデント社)


井植歳男氏

2012-01-15 23:16:23 | 徳育 人間力

井植は実行力が旺盛な男で、ここで一つ仕事を起こそうという時、

彼に任せればたいていはやりましたな。

人間も明るかった。

(松下幸之助 経営回想録 プレジデント社)


自分の意見を持ってその意見がええか悪いか聞きにくる人でなければいかんですね

2012-01-15 23:01:53 | 商い

自分の意見を持ってその意見がええか悪いか、

それを聞きにくる人でなければいかんですね。

なかには聞きにこん人がいる。それが一番あかん。

 

いい結果も悪い結果もきちんと報告する。

こっちも「それは結構やったな」と非常に愉快になる。

 

昭和10年のころ、そういう時代が僕にとって一番楽しい時代でしたな。

(松下幸之助 経営回想録 プレジデント社)


馬の手綱を締めつ緩めつ・・・・という言葉がありますな

2012-01-15 20:54:05 | 商い

ただね、なかには10人のうち1人、2人は、なんでも反抗する癖のある

人間はいますね。そういう者は常にいる。

それも包含(ほうがん)していかな仕方ないですね。

10人が10人とも従えること、心服させることは不可能ですわ。

親鸞かて、自分の息子を勘当しとるんですからね。

われわれにおいてをやですわ。

ちょっと話は飛びますが、

馬の手綱を締めつ緩めつ・・・・という言葉がありますな。

ああいうことができるのが本当の経営者なんじゃないでしょうか。

それができない人は、経営者としても、やはり上手にやっていけない

という感じがする。

締めどうおしに締めたんじゃ、馬は疲れますわ。

(松下幸之助 経営回想録 プレジデント社)


皆さんが横綱を作る必要があると思ったら、この電球を黙って売ってください

2012-01-15 20:36:35 | 徳育 人間力

皆さんが横綱を作る必要があると思ったら、この電球を黙って売ってください。

そのかわり超一流の実力あるものを必ず僕が作ります。

見本として送った物は品質がよくないと言われたが、

「そうじゃない」と、言わん。必ず、横綱に値するものは作る。

みなさんが横綱ひとりでは淋しいとおもわれるのなら

ぜひ松下の電球を横綱にしてください。育てていただきたい」

そういう話をしたら全部「賛成、賛成」ですわ。

「わかった。それだったらやろう」と言ってくれた。

 

 

相撲とひとつ違うとこがある。電球を25銭で売ったらもうそれは

永遠に25銭でないと売れしまへん。

相撲ならだんだん出世することができるが、電球界はそうはいかん。

最初から横綱でないといかん。実力は後から付けていく。

無茶やゆうたら無茶ですわ。

それを無茶と受け取らんで、それならやろうと言ってくれた。

僕が真実を語ったから、感動したんでしょうな。

やっぱり、松下電器がここまでくるには、そういう助けの手があるんですよ。

(松下幸之助 経営回想録 プレジデント社)


お互い社員同士、人前で話をすることが必要じゃないか、練習をしよう

2012-01-15 20:24:38 | 商い

朝会、夕会をやることにした。

松下精神を読み、社歌を歌い、朝の話をする。

お互い社員同士、人前で話をすることが必要じゃないか、

練習をしよう。

社員が交互に1分間、話をすることにした。

「松下相談役、こういうことは気をつけてもらわんといかん」

「そうか、それは気がつかなかった。大いに注意しよう」

これで、いいんですよ。

みんなが知りあった欠点をお互いに補うことになる。

(松下幸之助 経営回想録 プレジデント社)


絶滅危惧種 淡水魚「ニッポンバラタナゴ(コイ科)」 八尾のNPOが保護活動  

2012-01-15 20:05:21 | ニッポンバラタナゴ

絶滅危惧種 八尾のNPOが保護活動

 絶滅危惧種の淡水魚「ニッポンバラタナゴ(コイ科)」の保全に取り組む八尾市内のNPO法人「ニッポンバラタナゴ高安研究会」の活動が、日本ユネスコ協会連盟(東京)の「プロジェクト未来遺産」に府内で初めて登録された。生息地のため池の水を抜いて浄化する「池干し」を実施し、生態系の再生に成功。同研究会代表理事で、清風高校教諭の加納義彦さん(58)(八尾市)は「次の世代に貴重な生き物を受け継いでいきたい」と話している。(浦野親典)

 ニッポンバラタナゴは体長2~4センチ、春から夏の繁殖期にドブガイなどの二枚貝の中に産卵する。かつて琵琶湖淀川水系以西の池沼や農業用水路などに広く生息していたが、近年、雑種が増え、さらに外来魚のブルーギルに食べられてしまうケースが続出。現在は八尾市のほか、四国、九州の一部にしか生息しておらず、環境省のレッドデータブックで「絶滅危惧1A類」に指定されている。

 加納さんは約30年前、研究者から、淀川にいなくなったニッポンバラタナゴが八尾市高安地区のため池に生息していると聞いた。顧問を務めていた同校生物部の部員たちと一緒に、同地区のため池約400か所のうち約30か所で生態調査を始めた。

 調べてみると、同地区では休耕田の拡大で放置されるため池が増え、ニッポンバラタナゴの数が減っていることがわかった。加納さんは「このままでは八尾からもタナゴがいなくなってしまう」と危機感を持ち、1998年、知人ら約30人で同研究会を設立。99年には土に埋もれていたため池を保護池(約150平方メートル)として造成し、ニッポンバラタナゴとドブガイを放流した。

 1年目はどちらも増加したが、2年目になると、池の水質が悪化し、減少。悩んだ加納さんは、地元で古くから冬から春にかけての農閑期に行われてきた「ドビ流し」と呼ばれる池干しにならい、保護池の水をいったん抜いてみた。

 底に積もっていたヘドロを取り除き、近くの山の土を池の底に敷いたうえで、改めて水を入れて放流。すると、数個に減っていたドブガイの稚貝が、一気に1100個に急増。ニッポンバラタナゴの総産卵数も、6500個から約2倍に増えた。

 研究会は、その後も池干しを実施。今では、管理する保護池は七つになった。地元の小中学校にビオトープを作るなど、子供たちに関心を持ってもらう取り組みにも力を入れている。

 プロジェクト未来遺産には昨年12月に登録され、今後、助成金などの支援がある。地域の文化や自然遺産を次世代に継承する事業を応援しようと、日本ユネスコ協会連盟が2009年に始めたプロジェクトで、3回目。22都道府県から33件の応募があり、10件が選ばれた。

 加納さんは「これまではタナゴの保護を活動の中心にしてきたが、繁殖しやすい環境を今後も維持するには、ため池を農業に活用する新しい仕組みが必要。農家と力を合わせ、地元の農業を盛り上げたい」と話している。

2012年1月12日 読売新聞)
 

心から訴えて、まず。国内を固めないといけませんよ。

2012-01-15 19:53:12 | 商い

金銭の問題とか、国家の利害の問題じゃない。

人類の自由と福祉の問題だ。

「どうですか皆さん、皆さんが辞めろと言われればやめます。

やれと言ったらやります。そのかわり皆さん死を覚悟してください」

心から訴えて、まず。国内を固めないといけませんよ。

 

「松下の存在意義のある間は一生懸命やろう。

意義がなくなったら潰そうじゃないか」という考えを絶えず持っている。

「せっかくつくったんだから、なんとかおいてくれ」などとはさらさら考えていない。

(松下幸之助 経営回想録 プレジデント社)


やっぱり武久には”自分”というのが多少あるんでしょうな。

2012-01-15 19:39:12 | 徳育 人間力

「もう友達と違うぞ。僕が主人で、君は店員や。それでいいんやな。」

「それでよろしい。わいも男や」

 

武久を使いにやると必ず成功する。

「武久さんは、ええ番頭はんや。松下さんはええ番頭はん持ってまんなあ」

という感じを与える。

 

井植をやりますと、

「松下さんとこは、ええ番頭がたくさんおるようですな」という感じを与える。

 

井植はのちに成功して、武久は大成しなかった。

やっぱり武久には”自分”というのが多少あるんでしょうな。

(松下幸之助 経営回想録 プレジデント社)


工員は半日勤務。店員は全員第一線に出て販売せい。

2012-01-15 19:25:51 | 徳育 人間力

井植と武久が病室にやってきた。二人の決定的な意見を聞いたら、

肝が決まった。

「工員は半日勤務。しかし給料は全額支給する。店員は全員第一線に出て、

販売せい。そして時機を待とう。従業員の解雇は一切しない。」

「親父が肝を決めたのなら、それに越したことはない。

いけるかわからんけども、それで一生懸命やってみましょう」

工員は非常に喜んだ。いっぺん首切られたら、二度と雇ってもらえない。

そのころ、どこも同じですわ。

「首切られたらどうしよう・・・・」と、みんなが心配していた時でした。

店員のほうは、「こういう非常時やから休みなしで働いて売りに行け」

という命令ですね。店員諸君はそれで、一生懸命売りに行った。

そして、2か月経った。そしたら、えらいもんですわ。

倉庫が空になった。命令を出した僕もびっくりですわ。

やればやれるもんですね。

(松下幸之助 経営回想録 プレジデント社)


初荷のねらい

2012-01-15 19:20:15 | 商い

『初荷の風景』(昭和36年/1961年頃) http://kaino-denki.jp/1684

故松下幸之助の起こした松下電器産業(現パナソニック)は「初荷」を盛大に行っていた。

「初荷」とは、販売店向けに正月明けの第一便の商品出荷を全従業員総出でど派手に行う行事である。パナソニック社史によれば、昭和6年の正月からはじまったとある。世界恐慌に売り上げは半減、倉庫は在庫の山になったという。その閉塞感を吹き飛ばし、在庫一掃するため、全社員が一丸となって販売にあたって在庫をすべて無くした。その中でも名古屋支店が「初荷」を実施して大変好評だったため、全国的に行うようになったといわれる。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

みなが威勢よく回ると、縁起販売やというわけで、当面いらんもんでもとってくれるわけですね。

 

(松下幸之助 経営回想録 プレジデント社)


よし、自動車を買おう

2012-01-15 19:12:16 | 徳育 人間力

幸之助は「不景気で物が余って皆が困る時代に緊縮とは・・・・

国を発展させるためには、生産につぐ生産、消費につぐ消費と

加速度を増していくところに、根本原理を見出すべきだ。

よし、自動車を買おう。世のため、人のために、物を買える者は

それぞれに応じて買うべきだ」という信念で、自動車を購入した。

(松下幸之助 経営回想録 プレジデント社)


経営組織はたとえていえば飛行場の管制塔と飛行機の機長みたいな関係がいいんだ

2012-01-15 18:55:44 | 商い

自分で小規模の個人経営をやっていたでしょ。

毎月決算して、数字を公表していた。

「今月の数字はこれや」というとみんな喜んでくれた。

経営の全責任は事業部長どまりですわ。

経営の責任を事業部長は問われても、

本部長は問われない。コーチ役の善し悪しがとわれるだけですがね。

 

ミュラータイムは、「経営組織はたとえていえば飛行場の管制塔と

飛行機の機長みたいな関係がいいんだ」といっている。

本部経営と事業部経営のあり方と同じ。

管制塔と機長の関係を見てみると、

あたかも機長には自主性がないようにみえる。

しかし機長に来てみると

「おれは全責任をもって飛行機を飛ばしている。重いどおり全部やっているんだ」

とみんな言う。着陸するかしないかは機長の自由なんです。

(松下幸之助 経営回想録 プレジデント社)