交野市立第3中学校 卒業生のブログ

中高年の

皆さ~ん  お元気ですか~?

「お母さんから命のバトンタッチ」  鎌田實(諏訪中央病院名誉院長)

2012-12-29 09:01:37 | 健康 怪我 ダイエット 老後 など

┌───2012年、反響の大きかった記事ベスト3──────────┐

       「お母さんから命のバトンタッチ」

              鎌田實(諏訪中央病院名誉院長)

                 『致知』2012年7月号
                 読者の集いより

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僕が看取った患者さんに、
スキルス胃がんに罹った女性の方がいました。

余命3か月と診断され、
彼女は諏訪中央病院の緩和ケア病棟にやってきました。

ある日、病室のベランダでお茶を飲みながら話していると、
彼女がこう言ったんです。

「先生、助からないのはもう分かっています。
だけど、少しだけ長生きをさせてください」

彼女はその時、42歳ですからね。
そりゃそうだろうなと思いながらも返事に困って、
黙ってお茶を飲んでいた。すると彼女が、

「子供がいる。子供の卒業式まで生きたい。
 卒業式を母親として見てあげたい」

と言うんです。

9月のことでした。
彼女はあと3か月、12月くらいまでしか生きられない。

でも私は春まで生きて子供の卒業式を見てあげたい、と。

子供のためにという思いが何かを変えたんだと思います。

奇跡は起きました。
春まで生きて、卒業式に出席できた。

こうしたことは科学的にも立証されていて、
例えば希望を持って生きている人のほうが、
がんと闘ってくれるナチュラルキラー細胞が
活性化するという研究も発表されています。

おそらく彼女の場合も、希望が体の中にある
見えない3つのシステム、内分泌、自律神経、免疫を
活性化させたのではないかと思います。

さらに不思議なことが起きました。

彼女には2人のお子さんがいます。
上の子が高校3年で、下の子が高校2年。

せめて上の子の卒業式までは生かしてあげたいと
僕たちは思っていました。

でも彼女は、余命3か月と言われてから、
1年8か月も生きて、2人のお子さんの卒業式を
見てあげることができたんです。

そして、1か月ほどして亡くなりました。

彼女が亡くなった後、娘さんが僕のところへやってきて、
びっくりするような話をしてくれたんです。

僕たち医師は、子供のために生きたいと
言っている彼女の気持ちを大事にしようと思い、
彼女の体調が少しよくなると外出許可を出していました。

「母は家に帰ってくるたびに、
 私たちにお弁当を作ってくれました」

と娘さんは言いました。

彼女が最後の最後に家へ帰った時、
もうその時は立つこともできない状態です。

病院の皆が引き留めたんだけど、どうしても行きたいと。
そこで僕は、

「じゃあ家に布団を敷いて、
 家の空気だけ吸ったら戻っていらっしゃい」

と言って送り出しました。

ところがその日、彼女は家で台所に立ちました。
立てるはずのない者が最後の力を振り絞ってお弁当を作るんですよ。
その時のことを娘さんはこのように話してくれました。

「お母さんが最後に作ってくれたお弁当はおむすびでした。
 そのおむすびを持って、学校に行きました。
 久しぶりのお弁当が嬉しくて、嬉しくて。

 昼の時間になって、お弁当を広げて食べようと思ったら、
 切なくて、切なくて、
 なかなか手に取ることができませんでした」

お母さんの人生は40年ちょっと、とても短い命でした。

でも、命は長さじゃないんですね。

お母さんはお母さんなりに精いっぱい、必死に生きて、
大切なことを子供たちにちゃんとバトンタッチした。

人間は「誰かのために」と思った時に、
希望が生まれてくるし、その希望を持つことによって
免疫力が高まり、生きる力が湧いてくるのではないかと思います。


◆病気の原因は食歴(いままで何を食べてきたか)にある

2012-07-30 00:31:02 | 健康 怪我 ダイエット 老後 など

┌───今週の一冊────────────────────────┐


 『体温を上げる料理教室』


        若杉友子(野草料理研究家)

        定価1,470円(税込)
        → http://shop.chichi.co.jp/item_detail.command?item_cd=932

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◆病気の原因は食歴(いままで何を食べてきたか)にある
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 若杉ばあちゃんは
 70歳を過ぎた現在も眼鏡をせずに新聞を読み、
 スクワットも70回はできるというほど元気。

 普段は緑に囲まれた山村で、
 野草料理や日本の伝統料理を中心に
 自給自足に近い生活を送っています。 

 それとともに、
 全国から人が集まる人気の料理教室も開催し、
 正しい食生活を世の中に広めるための
 活動にも力を注がれています。

 
 そんな若杉ばあちゃんの料理教室と講演会がまとめられた
 本書には、
「病気の原因は食歴(いままで何を食べてきたか)にある」
 として、間違った食の常識や、
 陰陽に基づいた正しい食事のあり方などが
 分かりやすく説かれています。


            *            *


●今日の朝食は何を食べた?
 お菓子やインスタント食品はどう?
 一度振り返ってみてちょうだい。
 なんとなく調子が悪い人、
 アレルギーの人、
 もっと重い病気になっている人、
 その原因は間違いなく「食歴」にあるはずです。


●お茶と味噌汁とご飯という
 日本の伝統的な食事に戻せばいいんです。
 昔から続いてきた伝統的な食習慣をやめた結果として、
 赤ちゃんから老人までが
 病気をするようになったんでしょう。
 真理は簡単。
 あんまり簡単すぎてわからなくなっているんだから、
 おかしな話なんですよ。


●食物には「酸っぱい、苦い、甘い、辛い、塩辛い」の
 5つの味があると言ったけれど、
 これらはそれぞれ次のような役割があるんですよ。
 まず、酸は肝臓を元気にしてくれます。
 次に、苦味は心臓を元気にします。
 甘味は脾(ひ)臓を元気にします。
 辛味は肺を元気にしてくれます。
 最後の塩辛さというのは腎臓を元気にします。
 


HEATTECH (ユニクロ)で、ウオーキング

2012-02-09 12:38:34 | 健康 怪我 ダイエット 老後 など

http://store.uniqlo.com/jp/store/feature/heattech/l3men/

冬場は、これを着て、朝、6時からウォーキングしています。

40分ほど歩いたら、シャツは、一度、着替えますが、

とても、イイです。あったか~い。

消臭 衣服についたにおいの元を消臭。 洗濯しても消臭効果が持続。
発熱 体から出る水蒸気を繊維が吸収し、熱エネルギーに変換します。
保温 中が空洞の糸を使用し、空気の層が断熱効果を発揮。発生した暖かさを外に逃がしにくくします。
抗菌 気になる匂いを抑え、部屋干ししても気になりません。
ストレッチ ストレッチ素材で最適なフィット感を実現。とても良い着心地です。
吸汗速乾 汗をすばやく吸収して乾燥させる機能がついています。
静電気防止 着脱の際の不快な静電気を抑えます。
形状保持 特殊な編地により、洗濯による型崩れを防止します。

 

という説明です。

 


統計によると、私の人生はあと1年足らずしかないそうなんです

2012-01-30 14:09:35 | 健康 怪我 ダイエット 老後 など

私自身もこの程、100歳の日野原先生のお姿と言葉に、
衝撃に近い感動を覚えました。
 

それは昨年末、NHKで放映された、先生のドキュメント番組のことです。
先生はその日インフルエンザにかかり、39度をこす身でありながら、
どこかの学校の講演会に熱を押して登壇し、役目を果たし、
顔を真っ赤にしながら帰宅されたのです。
 
100歳の先生が39度の高熱を出している、
悪いが講演会は延期して欲しいといっても、誰も批難する人はいないでしょう。
しかし、先生は「約束だから」と高熱を押して、出かけられた。
この事実に、私は改めて、先生の使命感の強さを思い、
形容のできないほどの感動と畏敬の念を覚えたのです。
使命感は単なる言葉ではなく、先生の人生のバックボーンそのものになっているのです。
 
その日野原先生が対談の中で、こう言われています。
 
「統計によると、私の人生はあと1年足らずしかないそうなんです。
 だから自分には死の足音が確かに聞こえてくるように思う。
 にもかかわらず、私は常に“上を向いて歩こう”という気持ちを持っている。
 
 とにかく、私の命は神様から与えられたものです。
 その与えられたものに対して自分自身がどこまでも充実して、
 感謝して生きていきたいと願い、全力疾走を続けています」
 


100歳 現役医師 日野原重明氏がご自身のターニングポイントとして挙げられるお話

2012-01-30 14:04:05 | 健康 怪我 ダイエット 老後 など

100歳になったいまも現役医師として
   活動を続ける聖路加国際病院理事長・日野原重明氏が
   ご自身のターニングポイントとして挙げられるお話を
   ご紹介いたします。
 
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        「第二の人生の指針をくれた妻の手紙」
       
       
       
            日野原重明(聖路加国際病院理事長、名誉院長)
        
              『致知』2012年2月号
               特集「一途一心」より
           http://www.chichi.co.jp/monthly/201202_pickup.html
 
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 私は一九七〇年、五十八歳の時に
 よど号ハイジャック事件の現場に居合わせました。
 
 よく晴れた朝の七時頃、富士山の真上を飛んでいると、
 日本刀を抜いた若者たちが座席から立ち上がり、その一人が
 
 
 「我われ日本赤軍はこの飛行機をハイジャックし、
 北朝鮮の平壌を目指して直行することを命ずる」
 
 
と叫んだんです。

 私も含め、百二十二人の乗客と客室乗務員は
 全員麻縄で手を縛られました。
 
 機長は機転を利かせて
 「北朝鮮に行くにはガソリンが足りないから」と嘘を言い、
 いったん福岡に降りて給油することになりました。
 そこで子供や老人たちは解放されました。
 
 北朝鮮へ向かう途中、赤軍の若者たちは
 「機内に本をいくつか持ち込んでいるから、
  読みたい者は手を挙げよ」
 と言って本のタイトルを読み上げていきました。
 
 赤軍の機関誌、金日成や親鸞の伝記、
 伊東静雄の詩集などが挙がり、
 最後にドストエスフキーの『カラマーゾフの兄弟』がありました。
 しかし乗客は誰一人として手を挙げようとしない。
 

 そんな中、私一人だけが
 「『カラマーゾフの兄弟』を貸してください」
 と手を挙げた。すると文庫本五冊を膝の上に
 置いてくれましてね。
 
 あぁ、これを読んでおれば、何か月抑留されても、
 心が支えられると思いました。
 
 開いてみると冒頭に『聖書』の教えの一節が出ていました。
 
 
 「一粒の麦もし地に落ちて死なずば、ただ一つにてあらん、
  死なば多くの実を結ぶべし」
  
  (ヨハネによる福音書十二章二十四節)。
 

 私もここで一粒の麦となって死んでしまうかもしれない。
 けれども私のこれからの振る舞いが、
 後に続く人たちに何かの結果を及ぼすかもしれない――。
 そういう気持ちを持って心を静かにし、
 皆のためにできるだけのことをやろうと考えたんです。
 
 私たち乗客は事件から四日目に全員無事、
 韓国の金浦(きんぽ)空港で解放されることになりました。
 
 靴底で大地を踏んでその土の音を聞いた時
 「無事、地上に生還した」と感じました。
 
 そして「あぁ、これからの私の人生は与えられたものだ」
 と思いました。
 
 帰国すると、千人を超える皆さんから
 お見舞いやお花が届いていました。
 
 私たち夫婦は皆さんに感謝の意を表し、
 礼状を出すことにしたのですが、
 妻は私の文章の後に続き、こんな言葉を添えました。
 

「いつの日か、いづこの場所かで、
 どなたかにこのうけました大きな
 お恵みの一部でもお返し出来ればと願っております」
 

 妻は無口で出しゃばらず、いつも控えめな女性でしたが、
 この言葉は私を驚かせ、妻に尊敬の念を覚えさせました。
  
 そしてこの言葉が私の第二の人生の指針となりました。
 
 その後しばらくして、マルティン・ブーバーという
 哲学者の本を読んでいた時に
 
 「人は創(はじ)めることさえ忘れなければ、
  いつまでも若い」
  
 という言葉に出合いました。
 そうだ、いままでやったことのないことをやってみようと。
 
 その四年後、私はライフ・プランニングセンターを創設して
 予防医学の重要性などを訴え、
 八十九歳の時に「新老人の会」を立ち上げ、
 七十五歳以上の新しい生き方を提唱してきました。
 
 その会に掲げた
 
 
 「愛し愛されること、創めること、耐えること」
 
 
 という三つのモットーは、それまでの私の人生体験を
 踏まえてつくられたものなんですね。
 
 つまりああいう事件に遭遇したことが、
 私に本当の生きる意味というものを教えてくれたんです。
 
 
 


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「あなたの運命をデザインしなさい」 日野原重明

2012-01-30 13:08:28 | 健康 怪我 ダイエット 老後 など

「あなたの運命をデザインしなさい」  日野原重明(聖路加国際病院理事長、名誉院長)
        
  『致知』2012年2月号     特集「一途一心」より
  http://www.chichi.co.jp/monthly/201202_pickup.html
 
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自分の人生に起こることを「運命だ」と
受け身的に捉える人が多いようですが、私はいつも
 

「あなたの運命をデザインしなさい」
 

と言うのです。
 
人生はよいことばかりではありませんが、
誰かとの出会いを契機によい方向に変えていくこともできる。
 
運命は与えられるものではなく、
自分から動いてデザインしていくものだというのが私の考え方です。
そうやってあなたの生きる道を選び取り、
つくり上げていきなさいというのが、
いまの私から伝えたいことですね。
 

        * *
 

人間という存在や命には必ず終わりがある。
その終わりまでの与えられた時間を、
どうすればギリギリまで有効に使えるかということを
私はいつも考えています。
 
例えば私はいま2011年から2020年まで使える
十年手帳を使ってそこにスケジュールを書き込んでいるんですが、
2020年を迎える時には私は数えの110歳ですよ
 
統計によると、私の人生はあと1年足らずしかないそうなんですよ。
だから自分には死の足音が確かに聞こえてくるように思うんです。
にもかかわらず、私は常に
「上を向いて歩こう」という気持ちを持っている。
 

とにかく私の命は神様から与えられたものです。
その与えられたものに対して自分自身がどこまでも充実して、
感謝して生きていきたいと願い、全力疾走を続けているところです。
 

人生、これからが本番ですよ。
これから本当の人生が始まる。
私は100歳を機に、
新たに人生のスタートラインに立つ覚悟を持っています。
 
先日、サッカーのなでしこジャパンが
アメリカにリードされていたものの、
後半戦の終盤で追いつき、延長戦でも食らいついた末、
PK戦で勝利して遂に世界一になりました。
 
人生もまた同様に、延長戦の中に本当の学びと実りを持つような、
一途一心に歩まんとする姿勢が大切なのだと思いますね。
 

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60以後になってから、後悔しないような道を

2012-01-21 12:01:30 | 健康 怪我 ダイエット 老後 など

実際、人生は2度とはないですからね。

60以後になってから、後悔しないような道を

歩む心構えが大切です。

知事だの大学教授だのと言ってみたところで、

60を過ぎる頃になれば、

多くはこれ恩給取りのご隠居さんにすぎません。

           (修身 教授録 森信三著)