http://www.asahi.com/edu/news/TKY201112120032.html
絶滅のおそれがあるコイ科の魚「ニッポンバラタナゴ」が放流された奈良市中町の近畿大学奈良キャンパスのため池で9日、個体数の調査があった。100匹以上が見つかり、繁殖していることが確認された。
日本固有亜種のニッポンバラタナゴは、外来種に駆逐されて生息域が縮小。2005年に奈良公園の池で見つかり、近大農学部が昨年と今年に計40匹をキャンパスのため池に放流した。
この日、水圏生態学研究室の北川忠生講師(37)や学生らが池の水を抜いて網ですくい、体長1~5センチの魚を確認した。北川さんは「元気に増えていてほっとした。希少種繁殖のモデルケースになれば」と喜んだ。