交野市立第3中学校 卒業生のブログ

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2012-04-04 21:31:55 | ニッポンバラタナゴ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120404-00000121-san-soci

八尾のNPO 絶滅危機ニッポンバラタナゴ繁殖成功 伝統手法で外来種駆逐

産経新聞 4月4日(水)15時8分配信

 
 かつて西日本各地に生息し、現在は大阪府八尾市などごく一部のため池でしか見られない絶滅危惧種の淡水魚「ニッポンバラタナゴ」の繁殖に、八尾のNPOが成功した。十数年間にわたる試行錯誤を経て、もともと生息していた環境にため池を戻すために、伝統の手法に加え、山の腐葉土を利用する独自の手法も考案。天敵の外来種を“駆逐”し、ニッポンバラタナゴの繁殖に結びつけた。 


 このNPOは高校教諭の加納義彦さん(59)が代表を務める「ニッポンバラタナゴ高安研究会」。

 大阪の市街地を見渡す高安山(487メートル)西麓の八尾・高安地区では、約300を数える農業用のため池が残り、ニッポンバラタナゴがわずかに生息。これを絶滅から救おうと平成10年、加納さんを中心に同NPOが発足した。

 これまで、太陽光発電で池の水を濾過(ろか)させるなど、水質改善に試行錯誤を重ねたが、いずれも失敗。そこでたどり着いたのが「ドビ流し」という手法だった。

 ため池の水を農業用水として利用していたころは、農作業を終えた冬に、池から水を抜き、底にたまったドロや土砂を取り除く「池干し」が行われており、ドビ流しとは、傾斜地のため池で行われていた池干しの方法だ。

 ため池の用途が利水から治水へと変わったため、池干しは行われなくなったが、腐敗した動植物が池底にヘドロとして堆積すると、ヘドロには窒素やリンが多く含まれており魚の生息に悪影響を与えるため、同NPOは、ヘドロを水とともに池底に設置された栓を抜き、傾斜地の下方にある田畑に流す、昔ながらの「ドビ流し」が池の浄化に有効だと考えた。ドビは、水を流す筒状の樋を意味する土樋(どひ)が語源だ。

 ニッポンバラタナゴは別の池で保護した上で、18年からドビ流しを実施。干上がった池底に現れた天敵のブラックバスやアメリカザリガニなどの外来種をわずか3年間で駆逐し、ニッポンバラタナゴを繁殖させることに成功した。

 ここ数年はさらに、高安地区にある大阪経済法科大学構内の「ふれあい池」で、ヘドロを抜いた池の底に山の腐葉土を入れて実験。腐葉土は栄養が豊富なことから、ニッポンバラタナゴは21年に1万匹、22年に2万5千匹、23年に4万5千匹と劇的に増加した。

 同NPOは「西日本各地で再びニッポンバラタナゴが見られる日がくるかもしれない」と話し、日本の原風景復活に期待を寄せる。日本ユネスコ協会連盟は先月、危機に直面している文化・自然遺産を守る「プロジェクト未来遺産」に、同NPOを大阪府内で初めて登録している。

 【用語解説】ニッポンバラタナゴ…かつて西日本全域でみられた日本固有種だが、現在は大阪府八尾市など、関西、四国、九州のごく一部のため池で局所的に生息する。環境省レッドデータブックで最も絶滅の危険がある「絶滅危惧IA類」に指定されている。産卵期は5~6月で、繁殖期のオスの体が、美しいバラ色に染まることが名前の由来。

8月10日~17日までの8日間、ストックホルムに滞在した様子の一部を写真で紹介

2012-01-24 21:13:36 | ニッポンバラタナゴ

http://www.japanriver.or.jp/sjwp/sjwp2007/report.htm

2007年ストックホルム青少年水大賞(SJWP)国際コンテストに

清風高等学校生物部 木村諭史さん、辻井悠希さん、関西大倉高等学校 松葉成生さんの3名が、清風高等学校の指導教諭 加納義彦先生とともに2007年SJWPに参加しました。

 

第55回日本学生科学賞の入賞者が決まりました。入賞者は下記のとおりです。

2012-01-24 21:10:12 | ニッポンバラタナゴ

http://www.jssa.net/2011/winners55.php

第55回日本学生科学賞の入賞者が決まりました。

入賞者は下記のとおりです。

<高等学校>
内閣総理大臣賞
「ヨーグルトによる発電の機構」堀内 遥加 (長野県屋代高等学校3年)  [ISEF派遣候補]
文部科学大臣賞・個人
「キイロショウジョウバエの眼色色素」宇賀神 希 (埼玉県立川越女子高等学校2年)  [ISEF派遣候補]
文部科学大臣賞・共同
「ゼニゴケの表裏の分化について」名古屋市立向陽高等学校SSクラス309ゼニゴケ研究グループ [ISEF派遣候補]
環境大臣賞
「カクレクマノミの粘液の秘密」愛媛県立長浜高等学校チーム・ニモ
環境大臣賞
「富士火山溶岩流シミュレーション」松井 信太郎 (静岡県立富士高等学校2年)
科学技術政策担当大臣賞
「グラスハープの音階と振動の研究」北海道札幌北高等学校物理化学部
全日本科学教育振興委員会賞
「トンボ相の多様性の変動」北海道札幌旭丘高等学校生物部
読売新聞社賞
「蹴上がりの研究」山口県立山口高等学校蹴上がりの研究班
科学技術振興機構賞
「新しい意識調査の開発」 池澤 匠 (東京学芸大学附属国際中等教育学校1年) 
日本科学未来館賞
「銅(I)水酸化物と光沢銅樹生成」宮城県仙台第二高等学校一価銅研究班
旭化成賞
「ゴム膜の選択透過に関する研究」大山 暁人 (八千代松陰高等学校2年)
読売理工学院賞
「アオコの凝集・浮上・除去方法の開発」清風高等学校生物部

<中学校>
内閣総理大臣賞
「ナミテントウは悪い虫?」村田 篤志 (つくば市立谷田部東中学校3年)
文部科学大臣賞・個人
「シャトルの羽根はなぜ必要?」篠原 梨菜(川崎市立高津中学校3年)
文部科学大臣賞・共同
「金管楽器は何故あの音が出るの?」 牛久市立下根中学校牛久下根シスターズ
環境大臣賞
「サヤミドロはイネにとって有益か」甲賀市立甲南中学校科学部
環境大臣賞
「Tsunami」大塚 有莉(可児市立中部中学校2年)
科学技術政策担当大臣賞
「未来の生物を現代に」朝倉 源気(久留米大学附設中学校3年)
全日本科学教育振興委員会賞
「なぜ人の目で光条が見えるのか」西尾市立鶴城中学校科学部光条班
読売新聞社賞
「シュークリーム 空洞ができて膨らむ条件」由利本荘市立出羽中学校科学部シュー班
科学技術振興機構賞
「壁を登る動物の足のつくりの研究」八丈町立三原中学校サイエンスクラブ
日本科学未来館賞
「水がねじれる秘密」刈谷市立富士松中学校科学部 ねじれ班
旭化成賞
「クモに会いたい!?Ⅵ」松戸市立第六中学校クモ研究グループ
読売理工学院賞
「岩黒島の岩石の研究 Ⅱ」坂出市立岩黒中学校科学クラブ

<学校賞>
岩手大学教育学部附属中学校
滋賀県立膳所高等学校

<指導教諭賞>
加納 義彦 (清風高校)


絶滅危惧種 淡水魚「ニッポンバラタナゴ(コイ科)」 八尾のNPOが保護活動  

2012-01-15 20:05:21 | ニッポンバラタナゴ

絶滅危惧種 八尾のNPOが保護活動

 絶滅危惧種の淡水魚「ニッポンバラタナゴ(コイ科)」の保全に取り組む八尾市内のNPO法人「ニッポンバラタナゴ高安研究会」の活動が、日本ユネスコ協会連盟(東京)の「プロジェクト未来遺産」に府内で初めて登録された。生息地のため池の水を抜いて浄化する「池干し」を実施し、生態系の再生に成功。同研究会代表理事で、清風高校教諭の加納義彦さん(58)(八尾市)は「次の世代に貴重な生き物を受け継いでいきたい」と話している。(浦野親典)

 ニッポンバラタナゴは体長2~4センチ、春から夏の繁殖期にドブガイなどの二枚貝の中に産卵する。かつて琵琶湖淀川水系以西の池沼や農業用水路などに広く生息していたが、近年、雑種が増え、さらに外来魚のブルーギルに食べられてしまうケースが続出。現在は八尾市のほか、四国、九州の一部にしか生息しておらず、環境省のレッドデータブックで「絶滅危惧1A類」に指定されている。

 加納さんは約30年前、研究者から、淀川にいなくなったニッポンバラタナゴが八尾市高安地区のため池に生息していると聞いた。顧問を務めていた同校生物部の部員たちと一緒に、同地区のため池約400か所のうち約30か所で生態調査を始めた。

 調べてみると、同地区では休耕田の拡大で放置されるため池が増え、ニッポンバラタナゴの数が減っていることがわかった。加納さんは「このままでは八尾からもタナゴがいなくなってしまう」と危機感を持ち、1998年、知人ら約30人で同研究会を設立。99年には土に埋もれていたため池を保護池(約150平方メートル)として造成し、ニッポンバラタナゴとドブガイを放流した。

 1年目はどちらも増加したが、2年目になると、池の水質が悪化し、減少。悩んだ加納さんは、地元で古くから冬から春にかけての農閑期に行われてきた「ドビ流し」と呼ばれる池干しにならい、保護池の水をいったん抜いてみた。

 底に積もっていたヘドロを取り除き、近くの山の土を池の底に敷いたうえで、改めて水を入れて放流。すると、数個に減っていたドブガイの稚貝が、一気に1100個に急増。ニッポンバラタナゴの総産卵数も、6500個から約2倍に増えた。

 研究会は、その後も池干しを実施。今では、管理する保護池は七つになった。地元の小中学校にビオトープを作るなど、子供たちに関心を持ってもらう取り組みにも力を入れている。

 プロジェクト未来遺産には昨年12月に登録され、今後、助成金などの支援がある。地域の文化や自然遺産を次世代に継承する事業を応援しようと、日本ユネスコ協会連盟が2009年に始めたプロジェクトで、3回目。22都道府県から33件の応募があり、10件が選ばれた。

 加納さんは「これまではタナゴの保護を活動の中心にしてきたが、繁殖しやすい環境を今後も維持するには、ため池を農業に活用する新しい仕組みが必要。農家と力を合わせ、地元の農業を盛り上げたい」と話している。

2012年1月12日 読売新聞)
 

希少ニッポンバラタナゴが繁殖 近大農学部、ため池調査で確認

2012-01-05 23:05:27 | ニッポンバラタナゴ

http://www.asahi.com/edu/news/TKY201112120032.html

2011年12月12日11時30分  asahi.comのサイト

絶滅のおそれがあるコイ科の魚「ニッポンバラタナゴ」が放流された奈良市中町の近畿大学奈良キャンパスのため池で9日、個体数の調査があった。100匹以上が見つかり、繁殖していることが確認された。

 日本固有亜種のニッポンバラタナゴは、外来種に駆逐されて生息域が縮小。2005年に奈良公園の池で見つかり、近大農学部が昨年と今年に計40匹をキャンパスのため池に放流した。

 この日、水圏生態学研究室の北川忠生講師(37)や学生らが池の水を抜いて網ですくい、体長1~5センチの魚を確認した。北川さんは「元気に増えていてほっとした。希少種繁殖のモデルケースになれば」と喜んだ。


絶滅に瀕しているニッポンバラタナゴの現在の姿

2012-01-05 22:54:06 | ニッポンバラタナゴ

http://www.geocities.jp/rinx_you/nptb.html

現在ニッポンバラタナゴは

関西の一部と四国の一部と九州の一部に生息するのみとなりました、

関西方面ではすでに保護が入り管理された池のみ純血であり、

四国でも県条例が引かれ保護する方針となった、

・・・・・・・・・・

これが絶滅に瀕しているニッポンバラタナゴの現在の姿である。

・・・・・・・・・


八尾市産のニッポンバラタナゴは赤坂御用地内の池で

2012-01-05 22:49:11 | ニッポンバラタナゴ

宮内庁のサイト

http://www.kunaicho.go.jp/okotoba/01/kaiken/kaiken-h19e.html

 

なお,豊かな海づくり大会の式典で,琵琶湖水系でニッポンバラタナゴが絶滅したことを述べましたが,ニッポンバラタナゴは日本の淡水魚の中で最も絶滅の危機にあるものと思います。それは,中国から移入された体の大きいタイリクバラタナゴとの生存競争において,ニッポンバラタナゴは弱い立場にあることと,ニッポンバラタナゴとタイリクバラタナゴとの間では雑種ができるからです。したがってニッポンバラタナゴのいる池に一尾でもタイリクバラタナゴが入れば,その池のニッポンバラタナゴの純粋性は保てません。現在純粋なニッポンバラタナゴが住んでいるところは,タイリクバラタナゴのいない閉鎖水域だけになってしまいました。誠に厳しい状況にあると言わなければなりません。タイリクバラタナゴは美しい魚ですので,水槽で飼い,その後池や川に放したことにより,各地にタイリクバラタナゴが繁殖するようになったのではないかと思われます。ニッポンバラタナゴはこのような危険な状態にあるので,タイリクバラタナゴが放される心配のないところで飼育することが必要と考え,大阪府八尾市産のニッポンバラタナゴは赤坂御用地内の池で,福岡県多々良川産のニッポンバラタナゴは常陸宮に頼み,常陸宮邸内の池で,それぞれ1983年以来飼育され,ニッポンバラタナゴ研究会が随時調査をし,また研究に用いています。

日本は大陸と離れていた期間が長く,日本の中には琵琶湖のような古い湖,本州などと長い間隔離されていた島々があり,非常に多くの固有の生物が住んでいます。このような生物が今後とも安全に過ごせるよう日本人皆で守っていきたいものと思います。


ニッポンバラタナゴ高安研究会 (八尾市)

2012-01-05 22:08:42 | ニッポンバラタナゴ

http://panasonic.co.jp/citizenship/child/tanago/index_02.html

大阪府八尾市の里山で

『特定非営利法人ニッポンバラタナゴ高安研究会』の

定期活動が行われました。

パナソニックは、この団体を2年にわたり

Panasonic NPOサポート ファンドで

応援してきました。(Panasonicのサイト)

http://panasonic.co.jp/citizenship/child/tanago/index_02.html

 

興味をお持ちの方がおられましたら応援してください。

http://n-baratanago.com/

詳しくはこちらのサイトへ。

代表メッセージ

こんにちは。

NPO法人ニッポンバラタナゴ高安研究会

代表理事の加納義彦です。

私は現在、理科の教師をしながら、

生物クラブの生徒たちや研究会のメンバーと

淡水生物の生態を調査しています。

しかし、

近ごろ野外の観察場がどんどん消えつつあります。

ニッポンバラタナゴは以前、

琵琶湖淀川以西の広い水域に生息していたのですが、

今では大阪府八尾市のため池群と、

四国、九州の一部の水系にしかいません。

そこで、ニッポンバラタナゴや、

ドブガイ、ヨシノボリが生息できる環境全体を

保全する目的で、地元の人達と保護池を造成しました。