懐かしい”凧”あげ(ゲリラカイト)のシーンから始まります。昭和の小学生です。自分と重なるわけではないですが、なんとなく懐かしさを感じます。
心があったまる映画です。
ノスタルジックな香り漂う“昭和”の時代を舞台に、町にやって来た見せ物小屋に興味津々の男子小学生と都会からの転校少女との交流を瑞々しく綴るハートフル・ドラマ。函館港イルミナシオン映画祭でシナリオ大賞を受賞した大見全の原案を「自転車とハイヒール」の深川栄洋監督が映画化。
好奇心旺盛の小学4年生、大田明。ある日、彼の町に見せ物小屋が興行にやって来る。チラシに書かれた“狼少女”が見たくてたまらない明だったが、先生や親からは見せ物小屋へ近づくことを禁止されていた。そんな頃、都会育ちの転校生、手塚留美子が明のクラスに転入、一躍注目の的となる。一方、同じクラスには家が貧しくいじめられっ子の小室秀子もいた。髪がいつもボサボサの秀子は見せ物小屋の“狼少女”に違いないと噂され、いじめっ子たちから追い回される。明と留美子がそれを助けたことから3人は交流を深めていくが…。