英語村というのは敷地内では英語を使わせ、
お隣の韓国では全国で300近くの英語村があり、
日本は少々具合が違うらしい。
その反面、ここのところ脚光を浴びているのが理数教育である。
一時は文系主流であったのだが、
昨今の文系学生の就職難の様子を見ると、
英語が苦手な中学生は、
中学1年生の後半までに8割近くが
「英語が苦手」と認識してしまう計算になる。
逆に「もっとも英語学習のやる気が高かった時期」は
中1のはじめの頃が半数近くを占めている。
日本語とは言語体系が異なることや、
日常生活で英語を使う場面がないことから、
「英語を使わなくても生きていける」
「特に困るようなことはない」という開き直りをし、
英語学習を諦める人も多いと聞く。
しかしインターネットが普及し、
国内外の情報を瞬時に取得できる手段を得られた昨今においては、
むしろこれまでよりも英語の重要性が高まっているのも事実。
「英語が無くても生きていける」では無く、
「英語を知らないと損をする」
「英語を知っていると世界が広がる」という認識を学生に持たせ、
自ら積極的に学び取るような「仕組み」を
学校などの教育の場で提供する必要があるだろう。
http://benesse.jp/blog/20110915/p3.html
私立大学では、
学生の集まる大学と集まらない大学の二極化が進んでおり、
約4割が定員割れを起こしていることがわかりました。
私立大学の経営環境は、だんだんと厳しくなっています。
日本私立学校振興・共済事業団の調査結果によると、
充足率が100%未満の、いわゆる「定員割れ」の大学は、
前年度より5校増の223校で、
私立大学全体の39.0%(前年度比0.7ポイント増)でした。
また、大学の規模と充足率の関係を見ると、
入学定員600人以上の大学では充足率が100%を超えているのに対して、
それ以下の大学は100%を割っています。
全体としては、大規模大学や有名大学などに学生が集まり、
中規模以下の大学は学生がなかなか集まらない
という大学の二極化が進んでいます。
新人先生なぜ辞める……大半は「精神疾患」2011/12/12.
http://benesse.jp/blog/20111212/p2.html
筆者:斎藤剛史
2010(平成22)年度に公立学校教員として新規採用された教員のうち、
300人近くが1年以内に依願退職していたことが、
文部科学省の調査でわかりました。
病気を理由に辞める者は増加傾向を示しており、
文科省や都道府県教育委員会も問題視しています。
新採教員に、何が起こっているのでしょう。
採用から1年以内に依願退職した教員の数と、
全体に占める割合の推移を見ると、
2004(平成16)年度172人(0.9%)、
05(同17)年度198人(0.9%)、
06(同18)年度281人(1.3%)、
07(同19)年度293人(1.3%)、
08(同20)年度304人(1.3%)、
09(同21)年度302人(1.2%)、
10(同22)年度288 人(1.1%)……で、
数年前まで増加傾向にありましたが、最近ではほぼ横ばいとなっています。
新規採用教員全体から見れば、わずか1.1%にすぎません。
この程度ならば問題はないという見方もできます。
ところが、依願退職者のうち「病気」を理由に辞めた
新採教員の数だけを見ると、
04(平成16)年度61人、
05(同17)年度65人、
06(同18)年度84人、
07(同19)年度103人、
08(同20)年度93人、
09(同21)年度86人、
10(同22)年度101人と、明らかに増加傾向を示しています。
このため文科省は、2009(平成21)年度調査から
「病気」を理由とした者に対して、「精神疾患」の項目を追加しました。
その結果
「病気」を理由に依願退職した新採教員のほとんどが、
「精神疾患」だったのです。
文科省のほかの調査でも、精神疾患を理由に休職する公立学校教員の数が、
年々増加していることが大きな問題となっています。
精神疾患の問題は、新規採用直後から起こっていたことがうかがえます。
教育関係者の多くが理由として指摘するのが、
子どもや保護者の多様化、予想以上の教員の多忙化などです。
また、多忙化により、ベテランや中堅の教員が若手の面倒を見る余裕がなく、
若手教員が孤立化していると懸念する声もあります。
最近の若手教員はコミュニケーション能力などに欠けるという批判も、
一部にあるようです。
いずれにしろ、教員採用の見直しと同時に、採用直後から、
教員のメンタルヘルス(心の健康)対策が求められます。