交野市立第3中学校 卒業生のブログ

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「教育七五三」、ゆとり教育が施行される前に流行った言葉

2012-01-06 14:30:53 | 教育
 
「教育七五三」、ゆとり教育が施行される前に流行った言葉である。

知らない人がいるといけないので、簡単に説明すると、
学校には3割、中学校では5割、高校では7割の
「授業について行けない生徒がいる」と
う意味で使われていた言葉である。

そういう状況を良かれと思えない当時の
文部省のお役人たちが「ゆとり教育」を考えた。
そして今度は文科省に変わって、「学力低下」と騒いでる。

状況は悪くなる一方で、
今度は「教育ヨーロッパ」などと言う悪口を言う者も出て来てしまった。
言うまでもなく「ヨーロッパ」とは「四六八」である。

の大きな間違いはやることを易しくして、
子どもたちにもっとゆとりを与えれば、
学校での勉強がわかるのではないかと単純に考えてしまったことだ。

加えて効果があまり見込めないとわかっても、
本的な原因を究明しようとはせず、
どんどん「ゆとり」の度合いをただただ単純に
増やしただけという失策があった。
いくらしてもダメだとわかると一転して、ベクトルが逆になる
間違ったベクトルを示した者を糾弾するのではなく、
なぜそのベクトルがダメだったのか考えもせずに、
人知れず静かにベクトルを逆にしようとしている。

また子どもたちや親たちが振り回されるのだと思う。
授業を増やして、学習内容を充実させても学力が伸びないのは
親や子どものせいだと言うのかもしれない。
日本の教育行政に正義はあるとは思えない。

「教育七五三」という言葉が誰もが気づかないうちに死語になっていく。
良い方向に事が向かっていって死語になっていくなら、大歓迎なのだが、
その代わりに「教育ヨーロッパ」が出てきて死語になっていったら、洒落にならない。
文科省のお役人はこれをどう抜本的に変えていこうとしているのだろうか?

今の状況で学習内容のレベルアップをしてしまうのなら、
十分「教育ヨーロッパ」の時代が来ることも考えられる。
そういうことをしっかり考えた上での、学力再生プロジェクトなのだろうか?
私たちはまたもや騙されなければならないのだろうか?
教育の闇はどんどん広がっていっているように私には感じられる
http://toyojie.jugem.jp/?eid=2334


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