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「一九四六」東京展

2023-01-13 23:36:48 | 美術館・ギャラリー等



暮れに友人と約束していた展示会が気が付けば今日でして・・
午前中出かけて参りました。
中国の画家・王希奇さん(魯迅美術学院教授)が描いた巨大絵画
一九四六」日本人引き揚げ者を描いた縦3㍍横20㍍の大作!
葫蘆島(ころ)港に着く引き揚げ船に向かう105万人の残留日本人の
様子が描かれている。
王さんは12年前に偶然に見た1枚の写真から戦争に翻弄された市民を
日本に帰すことが画家の使命だと思い二度と戦争をしてはならない
作品を通じて国際平和を芸術の力で感じてほしいと訴えております。
作品を観て息をのんだ!衝撃的でした!遠巻きには見えなかった人の群れ
のリアルな姿、引揚者の疲れ切った表情や生き抜いている絶望感や嘆き・・
諸々の表情・・まるで目の前にいるような錯覚に胸が苦しくなった・・
あの時代、極限の状態に置かれ命からがらに帰国したものの安住の地を
得られなかった人々の暮らしは‥残酷な運命を思うことしか・・

引き上げ船に乗船できなかった人々・・見捨てられた人々の過酷な
運命は・・ソ連の侵攻により開拓団の死の逃避行がはじまったことなども
パネルを観ると想像の限界を超えた事があったのだと・・
残された人々は満州から多くの男性がシベリア抑留された。
ブログにはアップしておりませんが暮れに観た映画「ラーゲリーより愛を込めて」二宮和成主演、シベリア抑留者の過酷な物語が重なりふっと映画のことも
よみがえり映画の後先の思いを感じた。
人間の崇高な愛に感動した映画でした。涙が止まらず・・観終わった人々が
席からたてずにいたことを・・あらためて戦争がもたらす悲劇・運命の行方・・

ウクライナの今を思う時・・戦争の足音が聞こえる今・・だから
戦争の犠牲になった方々の霊を悼み今なお様々な傷を胸に生きている方々に
思いを馳せ平和な社会構築に努めことを国に強く思うのです!

いま不穏な動きのある世界 日本が戦争に巻き込まれることにとても
危機感がある中で、故郷沖縄は自衛隊ミサイル部隊が宮古島に続いて
石垣島・与那国にも配備されようとしており、平和な社会の現実に
後ろ向きな動きが気になります・・

会場で残留孤児の方とお話しせていただきその方の著書を手にした。
「この生あるは」中島幼八著  

15日まで王子駅 北とぴあ地下展示ホールにて開催 歴史を見てほしい!!









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