七月も今日で終わります。時は日々のことを
置き去りにしても過ぎてしまうものですね・・・
7月3日におきた熱海土石流災害で突然に奪われた
多くの命・不明者や被災された方々の今後のゆくへ・・
傷あとも癒えぬその後・・23日からオリンピックが
開催されております。そしてこのところの爆発的な
感染者拡大に歯止めがかからず・・深いため息・・と
テレビの前でいろいろな競技を応援し一喜一憂の毎日
矛盾を感じながらも・・
先日、義母から届いた本「日本人の心伝えます」千玄室著
(茶道裏千家第十五代前家元鵬雲斎大宗匠)を読了!!
義母はご自分が読んで気に入った本を電話で連絡して
私の元に届けさせてくれるの💛本当にそのお気持ち嬉しく
毎度頭が下がる思いと感謝です!!
はっきり言って中々できないこと!!施設で96歳という
人生の春を穏やかに過ごす義母は、施設にいても気配り
を忘れない素敵な人です。高齢でも本をよく読み、言葉拾いを
楽しみいつも何かしらメモをし、手紙をよく書いております。
手振れの文字見るにつけ、母の変化に時折切なくなる・・
姑というより女性としての生き方に尊敬しております。
またいづれに、母の足跡をお話致しますね。。
👆鵬雲斎大宗匠のためになる言葉がちりばめられています!
茶道の世界観を表す言葉として思い浮かべる「わび・さび」
わび・・千利休の師に当たる武野紹鴎は「正直に慎み深く
おごらぬさま」であると、人に認められよう、褒められようと
思うのではなく、己を省みて慢心しない姿勢こそわびであり
茶の湯の心だと定義づけた。わびは詫びるに通じる・・
謝る素直さも「わび」の境地といえる。
さび・・「寂び」と書き枯れた渋い趣や古びて味わいのある
さまを美しいと感じる心・・それが「さび」と・・
奥深い内容に久しぶりに物事を感じる心に触れた気がいたします。
日々心豊かに過ごすことがすべてに繋がるのですね・・・