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「重要文化財の秘宝」展へ

2023-05-16 23:50:00 | 美術館・ギャラリー等
友人と約束していた東京国立近代美術館70周年記念展の
最終日に出かけて参りました。
最終日はやはり予想通り混雑しておりゆっくり鑑賞は・・
なんだかせかされているようで・・なかなか進まずけっこう
時間がかかりました。とんだハプニングも・・
美術館には良く足を運んでいるTさん、待ち合わせは約束の
時間前には待っている彼女ですがなかなか来ないのでメール
を入れたら何と!上野で待っていると・・・ええっ・・・
思い込みでしたと・・いつも冷静なTさんでもあるのね~~
結局予約時間の1時間遅れで入場!!きっと電車の中で気持ちは
走っていたのね・・人のことは言えません!!私もこの頃
同じ事がありましたもの・・教訓!!前日確認すべしですね!!


入場時間予約で!!早い時間から長蛇の列




👆 今回の目玉は横山大観の「生々流転」
40mの長い絵巻を最前列で歩を進めながら食い入るように・・
墨一色が語る壮大な生々流転40年かけての超大作!!
山間の雲が一粒の滴となり、地に落ちて渓流となりやがて大河と
なって海へ流れ竜巻となって天に昇る。
自然や人間の営みを水の一生にたとえた深みのある作品は
大正時代の円熟味を増した50代半ばの作品らしい
横山大観は凄いの一言です。ネットでも観れますがもう一度
目の前でじかに観たい!!その日が来ることを願って・・


👆 20数年前、この絵は私が人生の師と仰ぎ背中を追い
慕い続けている故郷の大先輩が上京した折にご一緒した
美術館で観て、今まで見たこともない鮭・・リアルでした!
この絵に衝撃を受け強く印象に残ったのでした。
この一枚から絵画に興味を持ち美術館巡りが好きになったの。
大先輩のM様は元教師で茶道と華道を深く学び田舎では
重鎮な方です。絵を描くことを趣味としていたので
絵画に造詣が深く、故郷に帰省の折には先生宅の茶室で
お茶を一服し、リビングの窓際にある平山郁夫の
砂漠を行く絵画を眺めながらおしゃべり時間を楽しむのが
好きでした。コロナ禍でこの頃はお玄関でのやり取りで・・
M先生と観た思い出の高橋由一の「鮭」をメール送信したら
ご一緒したかったわ・・と話したいことがあるのよっ・・と
返信があり、お話って‥きっとワクワクすることだわ!!
週末の電話が楽しみ~💛
M先生との思い出の一枚・・再びこの絵に出会えて嬉しく
昔の感動が甦りました。



👆 皆様よくご存知の黒田精輝の「湖畔」
岩の上に腰掛けて納涼している一人の女性の
ふくよかな美しさは何度見ても素敵です。



👆 和田三造「南風」何度か観ておりますがその都度
目にとまる。荒々しい男たちを感じる一枚です。


👆 初代宮川香山の「褐釉蟹貼付台月鉢」
リアルな蟹がそこにいるような・・凄い!!
板谷波山の焼き物も良かったのですが写真NG!


👆 工芸では鈴木長吉の「十二の鷹」も本物と見間違うような
鋭いくちばしや目や動きには魅入ってしまいました。
リアルな作品は圧巻でした。

他にも今村紫紅・鏑木清方・上村松園・岸田劉生・萬鉄五郎等々
明治以降の絵画・彫刻・工芸・重要文化財に指定された51点の
展示は鑑賞してとてもよかった!
重要文化財指定が最初に行われたのが1955年らしいのね
もっと古くからと思っておりましたがまだ歴史は浅いのですね。

余韻を残し、友人と日本橋に移動し千疋屋で遅いランチをいただく
絵画の話から株の話まで・・饒舌に語るTさんは話の幅が広く
株のアナリストとやり取りがある彼女は政治にも詳しく、ご一緒する
度に驚きと知的好奇心をくすぐるのである。会うごとに刺激を受ける!
また会いたくなる女性のひとりです。また次回も楽しみ~~










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