舞台着付けの仕事のため、東京駅八重洲口から高速バスに乗り
茨城県の某ホールへ出かけてまいりました。
久しぶりに3時半起床・・7時の高速バスは結構座席が
埋まっていた。夏休みで東京駅はかなりの混雑!それにしても
早朝から人がかなり動いており人・人・の活気に圧倒された・・
車窓からの景色はだんだんに緑の田んぼが広がり、のどかな
風景が気持ちいい~小旅行の気分に浸れた・・
ホールの楽屋口から入り。着付けの部屋に入るともうそこから
一気に仕事モードに入った。今回は先輩と組んで、いつになく
緊張感で気が張った仕事でした。表向きはいつもの雰囲気で
接しておりましたが古典着付けのレジェンドH様の着付けは
無駄がなく手早くきれい!50年のキャリアはただただお見事!
二人でかなりの数をこなし、終わる頃には私の左手はフリーズ
してしまい、H様が持参した痛み止めの塗り薬で処置してもらった
だいぶ前から両手の指がきかなくなり、心配で毎度仕事に臨み
たまたま今回・・ことなくを終えましたが・・明日整骨院に
行かなくっちゃ・・
今回の着付けで感動したことが・・腰が曲がった方が楽屋に
入ってらしたとき・・一瞬あっ・・と思ったのですが胸から
おなかあたりにしっかり補正し着付けで体型を整え着付けを終え
送り出しました。
心の中でどうぞご無事に終えますようにと・・
気になりモニターで見ておりましたら杞憂に過ぎなかった・・
舞台で見事に踊り切り腰の曲がりなどみじんも感じさせない舞に
安堵し感動しておりました。楽屋に戻り着付けが楽でとても
踊りやすかったわっ・・やりきったお顔で第一声に・・
踊りにかけた情熱と長年培った舞の心構えがぶれない姿勢に
来年の舞台も楽しみにしております‥とお声がけいたしました。
年だから‥体がついていかないから・・それを言い訳にしない
その言葉が無用な日々を過ごす・・そうありたいと思いましたね
年を取ることは素敵で尊い・・その方のやさしい微笑みが
忘れられない・・着付けの仕事をしていてうれしく思う一瞬です。。