una buona osteria.

美味しいこと、楽しいこと、好きなこと、いろいろ書きます♪

秋のピエモンテ料理

2014年11月18日 | 美味しいこと
一度ランチをいただきに行ってみたいと思っていたS/S/A/Wさんで、
一度いただいてみたいなーと思っていたイタリア料理の出張料理人岸本恵理子さんによる『ピエモンテ料理 秋の会』が開催されると聞いて、早速行ってみることにしました。
一緒に行ってくれたのは、一時帰国中のOMUさんです。
お店はの壁には2015年の、S/S/A/Wさん監修お野菜カレンダーが各月を表にしてディスプレーされていて、おしゃれっ。

壁にカレンダー


すでに本日のメニューが書き出されていて、上から順番に目で追っていたらお腹がぐぅ~って鳴りました。

メニュー


カウンターには、ワインメニューに書かれている、今日の料理にぴったりの赤3種が並べられています。
kaoは真ん中のテッラ・デルを戴いてみました。
赤なのに、すっきりしてて、好きっ。

ワイン赤



ではメニューの順番にお料理紹介っ。最初はブルスケッタ2種。
恵理子さん自らサーブして下さいます。
左は、ピエモンテ料理の代表的食材っ、黒トリュフと卵を一緒に置いておくことで、黒トリュフの香りが移った卵のスクランブルエッグのブルスケッタ、右は、ポロ葱とじゃがいもを炒めてペーストにしたポロ葱のペーストのブルスケッタ。
さらに、黒トリュフをこれでもかーっ、っとスクランブルエッグに振りかけて下さいます。

ブルスケッタ


トリュフの香りがふぁ~っとやってきます。
ブルスケッタのパンは、レカン割田シェフのカンパーニュ。しっとりさくっとしてて、食べやすいブルスケッタ♪
こちらのパンも割田シェフのもの。カカオニブ、くるみ、黒胡椒。

パン


こちらは、ツブ貝のピエモンテ風煮込み。
ポロ葱がとろぉ~っとツブ貝をコーティングしています。さらに、ときおりしゃきっとしたポロ葱も登場して、異なる食感を愉しみました。

ツブ貝のピエモンテ風


出てきた瞬間にわぁ~~いい香りぃ~と声に出してしまった、たまねぎの岩塩焼きポルチーニ詰め
ポルチーニの香りの素晴らしいことっ。焼きたまねぎと一緒に戴くと、甘みが加わって、まぁ、美味しことっ。

たまねぎの岩塩焼き


スベルト小麦と栗のスープは、スープがたーっぷり染みこんだ、スープというよりもスベルト小麦のリゾットみたい。
まさに、北イタリアの秋っ!なお料理。
美味しくて、完食してしまったら、お腹がいっぱーーーーい。
こちらにも恵理子さん、黒トリュフをしゃしゃっとふりかけます。

スベルト小麦と栗


次は、フリットですが、大皿にクニャというぶどうの絞りかすからつくったソースを乗せて、フリットがやってくるのを待ちます。

クニャ


お店の方がホーローのバットからお皿に乗せてくれたのは・・・
直径10センチはあると思われるしいたけっ!!!

しいたけ


裏返すと

しいたけ裏返し


あぁぁぁ、さっきのスベルト小麦と栗で、産まれて以来感じた事のないくらいの満腹感。しかも、目の前にあるのはフライ・・・笑
がんばってとりあえず3分の1食べたっ。
恵理子さんが合間にセリに白バルサミコ酢を和えたサラダをサーブして下さった。

セリ


が、そのセリでさえ、箸が進まない・・・くらいお腹いっぱい。
もう一つ、フリット来るよねぇ~しかも、バッツォア、豚足っ。
豚足をコトコト3時間、ブロードで煮て、骨を抜いて、丸めてフリットにしたのだそう。
それを聞いたら、食べないわけにいかないよねぇ~~~。
ナイフを入れると、とろぉ~ふわぁ~なミルフィーユな豚足がぁ~。口に入れてみると臭みもなくて、おいしぃっ。

豚足のフリット


がんばって半分戴きましたっ。
お腹空いてたら、しいたけも、豚足も美味しく戴けただろうにぃ~。あぁぁ~、スベルト小麦が悔やまれるぅ~。
少しお店の中をうろうろして、エジプト塩やカレンダーを見て気を紛らわせたりして、それからデザートを。
洋梨の赤ワイン煮です。

洋梨の赤ワイン煮


うぅ~ん、深みのあるしっかりした洋梨、色は深紅、ピエモンテの深まる秋・・・という印象のデザートでした。
どれもこれも美味しくて、パワフルな秋のピエモンテ料理でした。
あぁ、心残りはフリット。もう一度、お腹いっぱいじゃない時に戴きたいっ。
そして、出張料理人っ、かっこいぃ~っ。