政策金利と預金金利

政策金利と銀行など預金金利の関係を考えてみたい。

デフォルト国家はギリシャだけではない

2011-11-06 | 経済
 ギリシャの財政危機がクローズアップされているが、日本やアメリカなど、財政赤字が膨らみ続ける国は沢山ある。

 これらの国は、融資をきられると、即、デフォルトになる。
つまり、一般の企業が経営環境が悪くなって、運転資金がそこを尽いたとき、銀行の融資が無くなれば、即、倒産となるようなものだ。

 銀行は、まともな返済計画がないところには金は出さないが、現下の各国は、自国の財務当局には、いくらでも輪転機を廻してつぎ込んでいる。

 ところが、国家の借金は、国債を発行することによって、いくらでも融資が継続する。それは、予算を自分で決めたことだから当然のことだろう。


 しかし、不思議なことに、インフレには成らない。
 「第三次産業革命」の時代の、不思議な光景だ。日本国の借金も、来春には、1000兆円を突破すると言うのに。

 ギリシャの財政問題も、真実は追求されず、ユーロ貨幣の輪転機から秘密ルートでギリシャにユーロ貨幣が供給され続ける筈だ。


 財政問題の解決は、従来の政策金利や金融をいくら駆使しても解決できないだろう。
 その解決には、コストインフレを起こす以外に方法は無い。コストインフレのKey(キー)が基本労働時間の短縮による人件費の高騰である。人件費が上がればすべて高騰する。

 そして、失業問題も解決する。
 そして、生活保護世帯も減少する。
 そして、自殺も減少する。
 
 税収も増えるし、「景気」対策の予算が不要になる。