定年 再就職とシネマの日々(旧かんちゃんSr.のオヤジな日々)

あと3年で70の大台です。再雇用の職場も定年、パート仕事をしています。映画と写真を愛しているオヤジです。

大中小の悪人揃い踏み

2023年05月20日 22時28分10秒 | 日記

この作品の岡田准一は全編にわたり、息咳きっている。

主役は反社と癒着し、飲酒運転により親の死に目にも逢えず、轢き逃げも隠そうとする、世間のフツウの人が皆、悪徳刑事と思うからフツウの、つまり相当の悪人である。
警察内の悪事を取り締まる立場の監察官が、執拗に悪徳刑事を追いかけるが実は監察官自身、刑事を2枚くらい上回る悪人であり。

岡田准一と綾野剛の追いつ追われつがウリの作品であるが、実は両名を遥かに凌駕する極悪人がストーリーの半ばから見え隠れする。

目まぐるしい展開だが、売り出し中の磯村勇斗の役柄のバックグラウンドを、もう少し時間を取って見せて欲しかった。

これでエンディングか?というところで、刑事が年貢を納め、見向きもしなかった家庭(妻と娘)に戻って行く素振を見せるが、その先にまたひと展開が待つ。

ストーリー展開に二重・三重の仕掛けがある。

アルマゲドン・タイム ある日々の肖像

2023年05月18日 20時27分00秒 | 日記

1980年ニューヨークの公立学校、
6年生の教室に漠然と芸術家を夢見る主人公がいる。白人のユダヤ系中流家庭の一員。教師は偏見のかたまり。留年生の黒人少年を目の仇にしている。
主人公は(芸術家志望ゆえ?)学校にも家庭にも、何となく居場所がなく、唯一黒人少年とうまが合っ
て、その後の交流が学年の初日の教室で始まる。

祖母は黒人も通う公立学校が我慢ならず、兄が学ぶ私立学校への転校を主張し、結果 良家の子女の通う私立学校の生徒に(心ならずも)。

家族で主人公を理解するのは、祖父ひとり。ウクライナからアメリカに移住し、辛酸を舐めたユダヤ人であるから、孫との何気ない会話に人生哲学を語る人。

転校した私立学校でも気乗りがしない日々を送る主人公の少年、とうとう付き合いが続いている黒人の相棒と悪事をはたらくことになるのだが...

アルマゲドンは終末。
被差別の歴史を持つユダヤ人が、
黒人に対しては優位に立とうとする、1980年代はまた同性愛者差別社会でもあった。
少年個人としては、大好きだった祖父との別れという終末を経験する。
その時代は大きく解釈すれば、差別という誰しもが抱く感情からの別離の時、その端境期を表すのが、この作品のタイトルなのか。

アンソニー・ホプキンスが祖父、
PTA会長でコンサバティブな母親をアン・ハサウェイが演じた、まだまだ若いと思っていたが。



実話ではなくホッ!

2023年05月16日 22時16分00秒 | 日記

ケイト・ブランシェット主演、TARは主人公の姓である。
冒頭にまとめると→アメリカの5大オーケストラの指揮者を経て、ベルリン・フィルの首席として指揮棒を振るが、頂点を極めてなお、パワハラとモラハラで武装する女性のストーリー。
今週末公開の岡田准一主演『最後まで行く』を邦題にするのが相応しい内容でした。

ジュリアード音楽院でも講義をするヒロインだが、弱い立場の学生を徹底してやり込める。また楽団においては、明らかに格下と見るや、副指揮者の首も簡単に斬る。
プライベートでは、コンサートマスターを務める同性のパートナーの精神を病ませるまで追い込んだり。
後半は未来ある指揮者を、死に追いやるところから、ヒロインが凋落して行く展開。だがサバイブしようする強心臓は弱まらない。

ケイト・ブランシェットの鬼演技に、客席で、はらわたが煮えたぎった。
実話に基づくハナシでなくて心底安堵したのだ。

(トッド・フィールド監督が気になり鑑賞後、過去監督作を1本観た。なかなかエグい作風です)

これ2箱分なのか?

2023年05月14日 21時56分00秒 | 日記

ジクジクとした雨が降り、運動不足なので、少しの止み間に団地内の業務スーパーに行った。
2Lペットボトル水、6本入りで388円(1本換算65円)、安いよね!
1箱12kgと多少の食料品を抱え、
手ぶらなら3分の道々、2度休んで自宅に持ち帰った。

休みながら考えたのだが、大学生の頃60kgに満たなかった体重は、
半世紀を経て80kg超になっている。つまりこのダンボール2箱分の増なのだ。げに恐ろしきメタボ体型、節制しなければ...

そう思いつつ、きょうは母の日。
該当者は居なくなって6年、母が拵えてくれた座布団をバックに写真を撮り、シナモンロール×2個 腹の中に入れたのだ。


8年使えば御の字

2023年05月12日 22時10分51秒 | 日記

百均の文房具コーナーに、手頃なスクラップブックが3冊残っていたので買い占めました。
写真をプリントして、マイアルバム作成に着手

中身はまた今度アップします。
2014年製のプリンターが印字出来なくなった。スマホからWiFiで飛ばして、写真などサクサクと印刷していたが。まずWiFi機能が芳しくなくなったのは2年前。この1年半は仕事上ヘビーに使用し、ヘッドクリーニングをかけても、薄ーく印字するだけの症状に。
スキャンの機能だけはオーケーなので...
シンプルにプリントだけのマシンを購入、年金生活だものね
中古(新同品)で3千8百円!
写真をキレイにプリントしてくれるので、仕事使用の前にインクが無くなりそう。

家庭用プリンターは、ランニングコストが嵩むという意味で金食い虫。NEWプリンターのインクカートリッジを取り寄せたら、プリンター本体より高価だった。