定年 再就職とシネマの日々(旧かんちゃんSr.のオヤジな日々)

あと3年で70の大台です。再雇用の職場も定年、パート仕事をしています。映画と写真を愛しているオヤジです。

盃横丁(所沢)

2021年11月20日 20時50分00秒 | 日記
何年かぶりに写真撮影に行った。
その名の通り、飲み屋が24軒連なる場所。
目的: 古い映画看板を写真に収める

えっ!店と店の境の壁面にあった石原裕次郎、浅丘ルリ子、高倉健、藤純子、クレイジーキャッツの看板が、すべて蛭子能収画伯に変わっている。

渋谷行きの電車のイラスト、西武池袋線が地下鉄と繋がった頃から、この横丁には来ていなかったかも?

悪くないだろ、否、大人なら分かる毒を含蓄した蛭子氏のヘタウマ、かなり好みです。

所沢駅のホームで電車待ちをしているナマ蛭子さんを見かけたことがある。最近、認知が入ってきたと聞くが、イラスト脳はそのままに、更に健筆を奮ってもらいたいものです。

追)日本全国の乾麺、袋麺を売る店もあったのだが、既に違う店舗に。

忘れられないコピー

2021年11月19日 20時28分00秒 | 日記
きのうの日記に書いた『皮膚を売った男』は、作品タイトルを見ただけで、鑑賞意欲が湧いたのだが...

キャッチコピーで忘れ難いのは、2013年公開の『横道世之介』(沖田修一監督)
「思い出の片隅の真ん中で 彼はいつも笑ってた 空気は読まない そんないい奴」
このコピーは鑑賞後に思うと、主人公のキャラのみならず、切な楽しかったストーリー全体に言及する力があった。
もちろん、主役の高良健吾はハマリ役。

最近では、『佐々木、イン、マイマイン』(内山拓也監督)のコピー
「誰もが誰かの青春だ」
短くなおかつ奥深いところ、生涯青春オヤジの胸に刺さる。
まだそれほど注目度が高くなかった藤原季節が主演、雰囲気を持つ役者だ。佐々木役は細川岳、その後『愛うつつ』で主演を務めている。
東京都内の映画館は大方踏破したが、まだ行ったことがない下北沢トリウッドで上映中。






皮膚を売った男(2020年 チュニジア・ベルギー・フランス他合作)

2021年11月18日 23時31分00秒 | 日記
チュニジアの女性監督作品。
東京都内で上映館はわずか2ヶ所。

人間の皮を剥いで...そんなホリブルでホラーな作品でないことを、予め断りを入れます。

シリアで暮らす恋人同士、公衆の面前で男が発した言葉が誤解を生み、逮捕される。
国内に居られない窮地の中、女はベルギーに駐在予定の外交官と結婚してしまう。
男は難民としてレバノンに渡り、そこでベルギー人芸術家に拾われ、背中全面にタトゥーを施される。つまり人でありながら美術品として、ベルギーの美術館に展示されることに。
背に腹は変えられぬ、の言葉どおり
のストーリー。背中の絵柄がvisa(査証)の文書柄というアイロニー。

それにしても、邦題のキャッチィーさ加減に脱帽。

無職オヤジの穀潰しby myselfであるので、自炊生活中心、カフェなどは入れない。映画だけは観させてください。


聖歌隊の入場

2021年11月17日 21時14分00秒 | 日記
1972年、ロサンゼルスのニュー・テンプル・ミッショナリー・バプティスト教会での、アレサ・フランクリンの2夜にわたったライブのドキュメンタリー。

半世紀近くが経ち映画作品となる。本邦5月公開であるからロングランです。
この時、アレサ・フランクリン30歳、既にQueen of SoulまたはLady
Soulの名を欲しいままにしていた。

撮影機材、自身のバンドが入り、客席は狭められた印象。客席にはRストーンズ ミック・ジャガーがいる。
初日、礼拝堂の通路をざっと50人もいようか、サザン・カリフォルニア・コミュニティ・クワイヤ(聖歌隊)が等間隔で入場する。その足音だけで教会は歓喜に溢れている模様。

さすがアレサ・フランクリンは歌い出しからパワーはmax、目を閉じてからまぶたを開ける時の表情が、ミルク飲み人形のようにイノセントだ。過日観た『リスペクト』でのアレサ役 ジェニファー・ハドソンはその表情を上手くなぞっていた。

♬慈しみ深き 友なるイエスは〜
讃美歌の一節のように、歌われる曲はキリストを友として捉え、讃えている。
ひとつ一つの曲が、宗教を超越して
現世の苦しみと悦びを、聴くものにダイレクトに伝える。



朝イチで半蔵門

2021年11月16日 21時16分00秒 | 日記
ゆっくり見学したくて、開館時刻に日本カメラ博物館に入った。
メトロ半蔵門駅から徒歩1分。

日本のカメラ史が一望できる。

自分がかつて使用していたカメラが全て見つかった。
そして、30代半ばで戦場に倒れた沢田教一の遺品のライカ、ヘルメット、ピューリッツァ賞関連の品を、
目の前で見ることが叶った。

20年ほど前、仕事で板橋小豆沢のトプコンにいき、旧陸軍御用のカメラをロビーで見た。9年前は広島(呉)で
旧海軍のニコンに出くわす。
写真を趣味とし、それを究めると言うより、自分はつくづく写真機そのものが好きなんだと思う。

記念にピンバッジ購入。
滞在小一時間、火曜日の朝、来場者はひとり。