自分と血が繋がる者へ愛(着)は、ひとつのエゴの発露だと考えます。
血の繋がりが切っても切れないことへの甘えの上に成立しているとも言える。
一方、愛することに醒めてしまい、
別れた人への感情はどうだろう。
醒めたとは言え、かつて愛があった
という事実からは解放されない。
これもまた、切ろうとして切れないものだなあ。
若者2人の壮絶なストーリーを観た感想は上記です。
達上空也監督と福田芽衣の共同制作で、私小説的で自己満足な部分もあったが、ここからが達上作品のスタート点と捉えれば好感が持てる。
花園神社向かい、テアトル新宿は看板の灯を落とし真っ暗な外観だが、
21時少し前に上映開始の回、危険を冒してやって来た映画好きがけっこうな数 座っていた。