定年 再就職とシネマの日々(旧かんちゃんSr.のオヤジな日々)

あと3年で70の大台です。再雇用の職場も定年、パート仕事をしています。映画と写真を愛しているオヤジです。

人間性が勝つのか

2019年10月28日 18時55分00秒 | 日記


スウェーデンの空港の税関職員である女性は、邪な心を持った人間を嗅ぎ分ける能力があり、目星をつけた旅行客を100パーセント検挙する。

しかしその風体から、幼い頃から疎外されて生きてきたのだ。
ある時、自分と同類にみえる旅行客に遭遇し、出生の謎が解かれことになる。
トロルと呼ばれ、染色体が人間と異なる生物であること、尾が生えて生まれて来ること。

旅行客と親しくなるにつれ、人間寄りの生き方から脱却しようと思い、そして彼(雌雄同体であるのだが)によって、性の歓びも知ることとなる。

しかし恋人が、人類全体を邪悪なもの捉えていることを知るに至り...
クライマックスは、人間としての良心を問われる選択を迫られることになって。

人とトロルとの境界はどこなのか。
北欧にはトロールという悪さを働く妖精がいるようだ。
主人公はよい妖精なのか、またはトロールなのか、結末まで前のめりで鑑賞した。