日々好日

さて今日のニュースは

2011年度第四次補正予算案8日にも参院で成立か?

2012-02-03 10:02:22 | Weblog
東日本大震災被災者の二重ローン対策等を盛り込んだ2011年度第四次補正予算案は
3日の衆院本会議で民主・自民・公明各党等の賛成多数で可決され参院に送られました。

参院では6日から3日間で審議を終える事に各党合意がなされて居るので恐らく8日には
成立する予定です。

今頃2011年度の四次補正予算でもあるまいと思えますが関係者にとってはこの補正予算
2兆5345億円は手の出るほど欲しい財源です。

この補正予算は中小企業の資金繰りや震災対策が含まれて居ます。

陰では予算枠をオーバーした分を財務省と図り枠外として、先倒しで補正予算に組んだもの
とも云われて居るとか。

まあ自民公明と民主党が足並み揃えて可決した事は歓迎すべき事かも知れません。

電力システム改革動き出すか?

2012-02-03 08:57:20 | Weblog
経産省は懸案の電力事情改革に向けて電力会社の発電・送電部門の分離や一般家庭への
電力小売り自由化等を「電力システム改革専門委員会」で討議がスタートしました。

夏までに一定の結論を纏めるとの事です。

送電・発電を各電力会社が握って居る状況では新たな電力会社の参入が困難で一旦事
あれば忽ち電力供給不足を来たします。

政府は安定した電力供給には電源の多様化・地域分散が必要で、是が電力料金の高騰を
防ぎ自由競争を促進すると判断して電力の発電・送電の分離を打ち出したものです。

現在工場等大口需用者に対する電力の小売りは既に自由化されて居ます。

今後は新規特定規模電気(PPS)が電力会社に送電網の使用料を支払い電力を供給出来る
様にすると言う事です。

PPSには今後地域限定や特定種類企業だけに電力供給をする小規模発電の電力会社等が
期待されます。

根本には現在大きな力をもつ全国10電力会社の影響力にメスを入れようと云う事らしい。

年明け後日本列島に居座る記録的寒波は各電力会社の送電状況に大きな影響を与えて居ます。

昨日の九州電力の最大電力供給量は1538万KW時と云う最大量を記録したと報じて居ます。

現在の九州電力の供給能力は1590万KW時と見られ凡そ96%使用と云う瀬戸際まで
使用した事になります。

ネットによると今朝8時頃の電力使用量は既に93%に達して居ます。

この分では更に記録更新処か電力不足が生じる可能性が出てまいりました。

恐らくこの様な事態に全国の10の電力会社はなって居る可能性があります。

そう言った意味からもこの電力の発電・送電の分離と新電力会社の参入で自由化を早める必要性
が出てきたのではないでしょうか?

ただ政府が云う発電・送電の分離で全て巧く行くと見るのは甘いと電力会社は見て居る様です。

発電と送電を分離して居る米国で様々なトラブルが発生して居る事からも一応説得力がある様だ。

電力改革は一国の経済産業や国民生活に大いに関係する事ですので扱いは慎重に願いたい。

PS

九州地方の寒気は仲々緩まず九電の電力供給は午後7時時点で93%です。
その様な中大分県の最大の火力発電所で一時発電出来なくなり非常事態が出たらしい。

九電は数社の他電力会社に救援を頼み240万KW時融通を受けて事無きを得たとか。
暫くはこの様な事態が続く可能性があるとか。