日々好日

さて今日のニュースは

オバマ政権

2009-01-09 11:18:42 | Weblog
民主党オバマ氏の第44代米国大統領就任はあと10日余りとなりました。
ただ順調に進んで居ると見られた組閣作業も何かこの処雲行きが怪しくなって来た
先にスキャンダルで内定者差し替えられた商務長官人事で躓きに続き、今回は
CIA長官人事に、身内の民主党幹部から経験不足で待ったをかけられました。 
CIA内部や共和党からも難色を示され非常にヤバイ状態に落ちいっています。
その中でオバマ次期米政権の対日政策がどうなるか非常に心配されて居ます。
特に駐日米大使に誰が選ばれるか注目されていました。オバマ氏の日頃の言動から
恐らく中国重視の政策を取り、是までの共和党の日本韓国重視から大きく変更して
いくのではと、思われその大使任命は注目の的でした。
今回オバマ次期米政権はハーバード大名誉教授のジョセフ・ナイ元国防次官補の 駐日米大使起用が内定されました。
ナイ氏はクリントン前政権の国防次官補を務め、日米同盟をアジア太平洋の平和 安定の要と定義ずけする程の米国有数の知日家として知られています。
この人事はヒラリークリントン次期国務長官の意向で起用されたと言うが、是を
もって今まで通り日米の関係が維持出来るかは先行き不明です。
米国の民主党は基本的にが中国重視の立場をとるので、どうしても日本は付け足しで、
大変あつかい安い都合の良い國として処遇される恐れがあります。
アフガン駐留やもっとテロ対策費を上積みせよとか、沖縄基地問題もどうなるか
判らなくなってきました。
ここらで日本も一方的米国依存から脱却する良い機会ではないかとも思われます。
ただ米国の核の傘の元に保護される日本が何処まで独立国としての誇りを堅持
出来るかは偏に日本のトップの政治力に懸かると思います。
世界は今ロシアを取り巻く不穏な動きに怯えだしています。
ロシアとウクライナの紛争のとばっちりでEUへのガス供給がストップしています
ブュシュ政権時代のMD東欧地区への配備問題果たしてオバマ政権になったらどう
変わるのか?
イスラエル支援を打ち出していた米国が政権交代でパレスチナ問題やガザ問題・
パキスタン問題や中近東問題はどう変わるのか?
そして北朝鮮をめぐる核拡散防止政策は?拉致問題は?
何よりも対中国政策が一番気がかりです。
またオバマ政権の基盤は低所得者層とか自動車関係従業員組合が主体となっていますので、国内産業優先がまず考えられます。
米国の輸入超過脱却から当然自国産業の振興、保護貿易推進が取られる恐れが
あります。米国がもし保護貿易に踏み切ったなら、日本は中国はそして世界は
どうなるのか非常に考えたくないシナリオになる恐れがあります。
オバマ次期政権は経済危機の対しては有効な手を打つ約束をしていますがそれが
果たして有効に機能するか?
色々の重要問題を抱え米国の次期政権はいよいよ始動します。
我々はどの様な施策が打たれるのか、国内問題だけでなく、米国の動きにも気を
配る必要が出てきました。