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温暖化防止バリ会議(COP13)

2007-12-16 17:06:38 | Weblog
地球温暖化の拡大を防ぐための国際協力体制を討議する国連の気候変動枠組み条約
第13回締結国会議(COP13)が先日までインドネシヤのバリ島で開かれました
2013年以降の温暖化防止の枠組みとなる、ポスト京都議定書に向け温暖化削減
数値目標や発展途上国の支援策等何処まで反映出来るか期待が寄せられて居ました
今まで京都議定書を認めようとしなかった米国がやっと席について討議に参加はしました。数値目標設定に絶対反対の米国、米国に続き一番温暖化ガス発出国の中国
インド、数値目標設定推進派のEU、その中間でどちらかと云えば米国寄りの日本
発展途上国は温暖化は我々のせいではない、米国だけ特別扱いでは協力出来ないと
云えば、発展途上国の特別扱いは可笑しいとお互いでやり合い会議の閉幕も大きく
遅れた。最終的には排出量の大幅削減の必要性を認め各国の置かれた立場を理解し
先進国は排出削減に努力し、途上国も極力努力する、15回締結国会議で結論を
出すと言う何とも判った様で判らない交渉決議内容でした。
今回は米国が初めて机に着いた事、大の厄介な中国がすこし理解を示そうとした事
世界中が少しずつ考え始めた事が一番の進歩だったと云う。
途上国は米国に怒り出て行けとさえ云ったとか、また米国に追従する日本にも
反発の矛先が向けられ、また日本がワースト賞総なめで環境NGOの批判が集中
したとか。
温暖化ガスの先進国削減をEUは60%から80%を要求という到底不可能な数値を
呈示した。これに対しバリ会議議長案は25%から40%削減を呈示した。
米国の強固な反対で、数値目標の設定は今回見送られました。
削減数値目標を設けるか設けないかは、今後の交渉次第となる恐れが出てきました
海千山千の一癖も二癖もある国々が寄っての取り決めだから、仕方無い事です。
気候温暖化が急激に進んでいてなんとかせんばと云う気になっただけでも良い傾向
なんでしょうか?