日々好日

さて今日のニュースは

日中共同文書一部削除

2007-12-10 12:20:38 | Weblog
中国が国際外交慣例上では信じられない様な共同文書を一部削除して故意かどうか
真意は判らないが公表している事が明らかになったと云う。
これが本当なら日本國を軽んじた誠に由々しき問題と思われます。
北京で開かれた日本と中国のハイレベル経済対話の共同文書で日本側からは、高村
外相。額賀財務相。甘利経産相。若林農水相。鴨下環境相等の主要閣僚が、中国側
は曾副総理や楊外交部長を始めとしたそうそうたる実力者メンバーが出席した。
会議は日中経済双方のマクロ経済、貿易投資の問題や気候変動を含む環境とエネルギーの問題、国際社会や東アジア地域経済協力等々について日中間で討議した。
この経済対話を通じ日中経済関係を進展させ、世界経済発展に貢献する事で一致した。またこの対話が有益なツールで有あることを確認して継続させる事で一致した。
この様な重要な共同文書が故意に一部削除され公表されたとすれば誠に残念です。
削除部分と云われるのは、共同文章の初めの第2節双方のマイクロ経済に関わる
問題の第2項の人民元の切り上げに関する問題で、日本側は人民ルートの柔軟性
向上に努力する方針を歓迎し、より早いペースで人民元為替ルートの増価に努力
を期待する旨を表明したと云うくだりです。
これは、今年の黒字累計が2,500億ドルにも届こうと言われる中国経済に対し
人民元の切り上げの国際的圧力が強まる今日この頃余り触れられたく無い事です。
中国側がこの件で故意に共同文書の一部削除に手を貸したと思われる事は大変残念
です。
日本側もそうそうたる主要閣僚が討議しまとめ上げられた共同文書が簡単に一部
削除とは言え削除された文書が公表され日本も随分なめられたものですね。
何でもこの日中ハイレベル経済対話は来年末までに東京で開催がされる事を約束
されたとか、日本はいや世界がいまや中国無くしては成り立たなくなって居る現実
を見ると、中国も外交慣例を守り速く世界の大国として面目だけは保って欲しい
ものです。