■花冠月例句会■

俳句雑誌「花冠」の月例ネット句会のためのブログ 管理 高橋句美子・西村友宏

新会員ご紹介

2022-06-12 17:47:21 | 日記
新会員ご紹介
ネット短信でもご紹介いたしましたが、6月より、新しい方が「俳句添削教室」から花冠に入会されましたので、ご紹介いたします。
弓削和人(ゆげかずひと)さん、奈良市にご在住です。今月より月例ネット句会に参加されますので、よろしくお願いいたします。
以下は弓削和人さんが花冠の「俳句添削教室」に投句された俳句です。

夏めくやネクタイ結び直しつつ
トンネルを抜けるや緑紀州線
早苗田の水面に映ゆる雲一つ
草の蔓巻きて夕立に立ち向かい
茗荷の子の香りを炊ける夕餉かな


花冠主宰 髙橋正子



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■6月月例ネット句会清記■

2022-06-12 17:45:30 | 日記
■6月月例ネット句会清記■
2022年6月12日
14名(42句)

01.口噤む事に慣れたり五月晴
02.吊橋の揺らぐ白波岩燕
03.河骨や風の中なる鈴の音よ
04.犬連れの辻に集うや朝涼し
05.朽ち来たる泰山木の花あはれ
06.連山を映し色濃き青田かな
07.命日の夕べざくざくきゃべつ切る
08.また晴れし十三回忌青葉風
09.水彩の青の刷られしサンドレス
10.向日葵よ天地を結ぶように咲け

11.郷鮎の水面に弾け流流と
12.風鈴や明けの静けさ深まりて
13.露涼し草履に濡れる指の先
14.枇杷熟れし空より遮断機下り始む
15.植え終えて山田蛙の声に暮れ
16.背伸びして灯りを消して夏布団
17.帰宅して赤きトマトを丸かぶり
18.夏の富士友と並びの座席から
19.生まれたよ朝の楽しみ子のメダカ
20.祭りです響く音頭の河川敷

21.飛び石で渡ればそこはバラの園
22.梅雨入のネット句会の畳の間
23.夏めくと畳の上に座すことも
24.夏兆すことを喜び子供たち
25.虚子谷倉立子の墓も梅雨最中
26.青空に紅く色付く実梅かな
27.鵜は潜りかがり火囃す鵜飼かな
28.石鎚に向き後ずさりつつ田植え
29.星空の果てなきしじま蛍の火
30.万緑の滝音に浸る石に座し

31.遠雷や出発前の旅の宿
32.バス停に連なる傘と雨蛙
33.花金の仕事あがりの鯵光る
34.夕立の雨雲流れ来甥に会う
35.梅雨入りの窓辺が陰りひんやりと
36.夏の夕新しい道を歩いてみる
37.力あるかぎり羽ばたき揚雲雀
38.豆腐屋のラッパ響けり走り梅雨
39.麦秋の魚焼きけり塩光り
40.ほととぎす鳴く繰り返し繰り返し

41.人集い花壇に植える夏の花
42.夏の風切りしばかりの前髪に

※互選を始めてください。5句選をし、その中の一句にコメントをお書きください。選句は<コメント欄>にお書きください。
コメント (12)
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