絵話塾だより

Gallery Vieが主宰する絵話塾の授業等についてのお知らせです。在校生・卒業生・授業に興味のある方は要チェック!

2016年12月3日(土)デッサン基礎クラス・タケウマ先生の授業内容

2016-12-05 16:19:35 | デッサンクラス
本日のタケウマ先生の授業は「主役」と「背景」の描き分けを学びました。
持参した雑貨を机に並べて、スケッチノートの見開きを使い先生の指示通りに描いていきます。



1.横並びに3点
2.3点が重なるように描く
3.3点が見切るように描く
4.「群集」と「個」を描く



この描き方でどんな効果が表れるのでしょうか。
1.は、真ん中が目立ちます。
2.では、一番手前が主役に見えます。
3.は浮世絵によく使われる手法です。画面から切れているお陰で、奥にあるものを主役と思わせてくれます。
でも、少ししか切れていないとその効果は薄いです。切れているものも、切れていても何かわかるように描くことも大切です。
4.は、「個」の方が目立ちます。「群集」は2.3よりも10.100とする方が差が出ていてわかりやすいです。

このように、主役にしたいものだけ違う描き方にしたり、それだけ色を変えると良いです。
主役を引き立たせるためにこう見せたい、と意志を持ち描くことが大切です。

続いて「構図」について。
配布プリントを参考に「距離」「密度」「角度」について見ていきました。

構図は心理描写を狙っています。
正面や真横は描き易いですが、角度を付けるだけでも表現の幅が随分広がります。
自分の描きたい好みで描いても良いです。

今度は、皆さんの持ってこられた雑貨をひとつに集合させて、見下ろした位置で描きました。



最後に講評会です。
描く時いつもすぐに見てすぐに描かず、対象をじっくり観察して全体を把握して、その上で描きましょう。
そうすると、見たままに引っぱられ過ぎずに、好みの描き方などに変えて描くことができます。



次回12/10は神戸ポートタワーに風景のスケッチへ出かけます。
宿題は、「主役」と「背景」がわかる絵を2点。人でも物でも良いです。
次回の屋外スケッチも晴れますように。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2016年12月7日(水)イラスト... | トップ | 2016年12月3日(土)イラスト... »
最新の画像もっと見る