絵話塾だより

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2022年5月21日(土)イラストじっくりコース・寺門孝之先生の授業内容

2022-05-24 14:32:27 | イラストじっくり塾
本日は寺門孝之先生の初回の授業です。

寺門先生は10歳の頃に図鑑を見て絵を描いてたそうです。
その頃の好奇心が、まだずっとあるとおっしゃっていました。



本日は3時間授業ですので、質疑応答の時間と、簡単なワークショップ、最後に課題の発表・講評しました。

いろんな質問が出ました。
例えば、「寺門先生の作品を見たときに、生地に描いているように見えたのですが、何に描かれているのですか」
    「初めて依頼を受けたお仕事は?」
    「似顔絵とデッサンの違いは?」
    「画材は何を使われているのですか」など。

寺門先生は感覚で描いていて、絵が出現してくるのだそうです。
また思ったように描けてくるとつまらなくなるので、ジャンプ力が必要とおっしゃっていました。
(授業内では、分かりやすく説明していただいていますが、ブログでは省略します)

質問で似顔絵とデッサンの違いが出ましたが、
似顔絵は「似せる絵」なので、誰が見ても似ているということ。
そのためには、情報収集・分析が必要です。これはイラストレーションで大事なことですね。

デッサンは見たままを描くので、モデルを見て線を発見し、そのままを描きます。
そのときの表情を描くので、描かれたモデルは、イメージと違うなと感じることがあるかもしれませんね。とおっしゃっていました。


簡単なワークショップは、「寸画」をしました。
約7分で出されたお題のイラストを描きます。
本日のお題は「はっきりしないなぁ」

新聞の小さなコーナーに、このタイトルがあって、そこに合うカットイラストを描くイメージで描いてみましょう。

いろんなイラストが集まりました。

 

○○○○だなぁ。というのは、心の言葉なので、表情で表せるといいですね。
またイラストレーションは、イラストを見て伝えたいことが分かるのがいいので、
「ん?これ何?」と思うイラストは描かないように気をつけましょう。



では最後に課題の発表をしていきましょう。

「間(あわい)を描く」という課題が出ていました。
難しいテーマだったと思います。どんな作品か楽しみです。



 

・月と森の間
・猫と家族・・・間柄・距離感
・人と人とのエリア・・・影響・領域
・あやとりや子どもの遊び
・夜と朝の間・・・時間
・電車の空席
・バラの花びら
・ヒョウと自分の間・・・目線
・橋(こちら側と向こう側)

      

いろんなシチュエーションの「間」がありました。
他の方の課題を見て、自分が思いつかない「間」をたくさん発見できました。



「間」余白を意識した構図を探し、歌川国芳の絵の構図で自分なりのイラストに落とし込んでいます。
橋は、こちら側と向こう側で時間の間を表しています。橋の向こうから不思議なものが現れますが、これは現実と非現実の間。
ポストが描かれているので、ここと何処かに繋がる間とも考えられますね。
一つの課題テーマから、連想して作品にされているので、よく出来ていますね。

次回6月11日(土)は、色の課題で「カレー色の恋」がテーマです。
画材・サイズは自由です。

また難しいテーマですが、頑張ってくださいね。


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絵本とイラストを学べる「絵話塾」からのお知らせです。
絵話塾のガイダンスを下記の日程で行います。

各回5名で興味のある方は、ギャラリーVie絵話塾までお問い合せください。

皆さん待っています!

・5月29日 (日) 11:00〜

よろしくお願いいたします。
………………………………………………………
〒650-0022
神戸市中央区元町通3-2-15セントラルビル元町5F
ギャラリーVie 絵話塾 村上政行
mail:kaiwajuku@galleryvie.jp
URL:https://www.galleryvie.jp/
tel.078-332-5808
fax.078-332-5807
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