今日のテーマは「春を迎える祭りをイラストレーションしようぜぃ!」です。
春を迎える祭りといえば、どんなものがあるのでしょうか。
講師のスズキコージ先生も今回も皆と一緒に制作されます。では3時間の制作開始!
先生自ら選曲されたCDを聞きながらノリノリで没頭します。
いよいよ発表です。
日本の祭りでは、華やかなひな祭りを発表する方が多かったです。
こちらは大きな紙に描かれたひな祭り。よーく見ると十二支の動物達が!
続いて、丸い石に直接描き込んだ立体作品。愛らしいひな祭りです。
こちらは、スペインのバレンシア地方で一週間行われる「ファリャ」という人形を焼く火祭り。
地区ごとに作られた巨大な人形(社会への批判や皮肉を込め一年かけて紙や粘土で制作)を700以上並べて
期間中の最終日深夜0時に、一斉に爆破して焼いてしまうそうです。
世の中の悪を象徴した人形を焼くことにより魔よけのような意味があるとのこと。
作品にも火を表すマッチがたくさん使われています。
さぁ、こちらはスイスのチューリヒの春祭り。
市内の広場では「雪だるま」を燃やして夏の到来を占う恒例の儀式が行われるそうです。
これは、頭部に爆竹を詰めた雪だるま人形を、山型に積んだ薪の上に置き、薪に放たれた火が爆発させるまでの時間を計るもの。
爆発までの時間が短いほど、その年の夏が素晴らしいものになると言われているそうです。
にっこり笑っている雪だるまが、爆発させられてびっくり目を剥いている様子を制作されました。
表がにっこりしていて、裏は目を剥いて驚いている表情になっています!確かに雪だるまもびっくり仰天ですよね。
スズキコージ先生のイラストはメキシコのピニャタです。
中にお菓子や果物、おもちゃなどを詰めた紙製のくす玉のこと。
そして「ピニャタ割り」と言う、日本のスイカ割りみたいに目隠しして棒で叩いて割ります。
その中から出てくるお菓子を取るという、皆大好きな行事だそうです。
日本の祭り、世界の祭り、どの祭りも歴史や人々の願いが大切に込められて今も続いているのですね。
楽しい発表をありがとうございました。