N003の実事求是な日々

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山口県10人で3泊4日半の大旅行 1日目 その13

2010-04-23 19:38:43 | 旅行
まだ3時前なのだが、チェックインは何時でも良いらしいので
今日の予定はあと1つ残っているのだが、それは全員で行かないとのことなので
とりあえず秋穂荘に向かう
そこからは海が一望できるらしく海側と言うことは分かったのだが
そこにつくまでここからどれぐらいかかるのかというのは
備え付けの進路指針機器を活用するまでは分からなかったが
そう遠くないことは確かだった
そういえば、9割方子供から大人まで親しまれているジブリのBGMが
流れているのだが皆歌ったり歌わなかったりしていてなかなか静寂は訪れない
だが俺もその親しんでいる一人のうちに入っているので気分は上々だが
流れている中でカントリーロードは前から好きだったがここで1つ好きな曲が増えた
それは「風になる」という曲なのだがこれは本当にいい曲だ
無駄に技巧を凝らしてないぶん素直に聞ける
暫くするとどんどん景色が移ろっていく
人工物が明らかに減り、今まで見えていた空が山に占拠されていく
青から緑という風に
そして遠くにある山も次第に近づいてきて人間の視界の中には収まりきらなくなってくるころ
カーナビを見るとあと数kmで着くと予報を立てた
少しばかりすると左側に真っ青な開けた場所が見えた
海だ

やはり海はいい、見ていると凄く落ちつくし
自分が小さく感じることによって悩み事も小さく感じてしまうような
全てを抱擁する寛大さを持っている
少し前までよくお世話になったもんだ
しかし、行くのならヤハリ山だ
あれもいい
山の中に足を踏み入れると一人なのに一人じゃない気分になる
それが人間が周りに居る雰囲気がないのがいい
あの木、鳥、土、小動物、風のざわめき、など自然と一体化して
自分も自然の一部なんだと心から感じる瞬間がとても心地よい
不思議と海とはある意味逆なのだが
反対なのに反対じゃないどちらも良いのだこれは自然に生まれた人間が
やはり自然の一部なのだなと思わせられる証拠なのか、と思う

左手には海、右手には山に挟まれた蛇のような曲がりくねった道を進んでいくと看板がでてきた
「あいお荘、この先700m」
その看板は右折方向に矢印が向いていた
その方向をみると結構な急斜面で斜度30%はあろうかという急斜面が続いている
ギアをドライブからセカンドに変えてエンジン音が唸りを上げる
ここも負けず劣らずの蛇道だ
更に急斜面のために安全性も一段階減少する
申し訳程度についているカーブミラーも心もとない
カーブではより一層慎重を期して目視で確認してから曲がる
「上から車来て欲しくないなー」と運転の月奈が願望を呟いたが
一台来てしまった
この道は幅もそこまで広くない
普通の乗用車が特に問題なくすれ違えるぐらいの幅はあるが
このバンでは少々きついのである
が、前から来たのは軽だったので特に何事もなく通過できた
そしてその1台だけであとはすんなり目的地についた
どうやら小高い山の上に建っているらしく
荘、と付いている割に旅館っぽいのは気のせいか
50人ぐらいは泊まれるほどの大きさだ
駐車場はほぼ満員で2、3箇所空いている程度しか無く
こんな辺鄙な場所でもくるということはなかなかの人気旅館らしいということが伺える
とりあえず一度車を止め荷物は置いて先にチェックインを済ます
が、俺はと言うと周りの眺望が気になって仕方ない
一人でそそくさと退散してカメラを片手にさっそく数枚取りたくる
にしてもカメラと言うのはこの雄大さを収めきれないなんと半端な代物か
空気感も伝わってこない、色も、臭いも、音も全てが伝わらない
もどかしい
今ここにみんな来ればいいのにと思わせるほどの絶景だ
だがその絶景も世界中に腐るほどあるんだろうなぁと思いつつ
夕日に背を向け旅館の自動ドアに向けて踵を返した

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