「ちょっとちょっと!」
と小声で囁かれながら肩を山に叩かれた
「ん?」
と言いながら山が視線を送った先に居るのは・・・・・
高速船に一緒に乗っていたシブの元彼女wwwww
なんという運命フラグwwww
前編にも書いたがシブはこのマクロス展で女の子を探す気マンマンのファッションで来ている
そこにきて自然消滅した元彼女が一人で同じ場所に来ているというこの運命度120%状態
これで話しかけないとか言い出したらこいつは一生彼女ができないだろう
「いけって!一生に一度あるか無いかの運命的な出会いやねーか!」
「もうええよ別に」
・・・・ソウッスネ、本人が興味無いなら仕方ないよね
周りが盛り上がっても本人がどうでもいいならもうそこで試合終了だよね
というわけで、結局その後その女の子を見る事は無かった、もう二度と会わないだろう
そしてその次はグッズ販売所である、
人人人人人人人人人
なんという人の数だ、やばい、もはや隙間などありはしない
ぶつかるのが当然と言うレベルの人ゴミ、レジの列が長すぎて会場の外まで伸びる始末
俺と山は特に欲しいものが無かったので適当にぐるっと見て回るだけ
・・・なのだがそれがまたきつくて、全然動かないのでそれだけでもかなり苦痛
シブはグッズを買うらしいので先に会場の外へ出て本日1つ目のスタンプラリーのスタンプを押す
これは全部で4つあり、セントレアで2個、名駅のアニメイトで1個、栄パルコで1個という具合である
座る場所が無かったので一旦二人で空港に戻ってベンチに座る
しばらくしたらシブから電話がかかってきた
「ちょっといつになるかわからんから先に飯くっとっていいよ」
と言われても流石に二人だけで飯を食うわけにもいかず待った
1時間後
「やっと終わった今から行くわ」
という電話がかかってきた、
レジ待ち1時間とかどないやねんOTZ
その間、山がシェリルとランカのコスプレどっちが多いかという検査をしていたところ
シェリル25人vsランカ22人
と若干シェリルコスプレの方が人数が多かった、ちなみに俺はどっち派とかは無いι*`・ω・´*ノ
ちなみにミッチェルが2人でアルトも2人だった(どっちも全員女がコスプレしていた)
そしてセントレアの4階(2つ目のスタンプと昼飯を食べに)に向かう
若干迷いつつ2つ目のスタンプを無事押し終える、そして俺とシブはご飯は何でも良いと言ったので
「じゃあとんこつラーメンで」
と山が言い切ったのでそこに行く事にした
その店は食券を買うタイプで人も結構並んでいるようだった
というかセントレアに店を陣取ったら売れない店ってよっぽど酷い店だよなと思いつつ店員に呼ばれた
そして山の悪い癖がまたここに現れた
俺の名前はカタカナで書くと更に苗字っぽくなる(オオミ)
なのでこういう店に並ぶ時は決まってふざけて俺の下の名前で登録するのだが今回は何故かフルネームを書きやがる
良い迷惑だ(*´・ω・`*)
最初に苗字と思って呼んでたら実は名前だったと間違われる事が多すぎて気づいたら俺を苗字で読んでる人が居なかった友達が居なかった
とんこつラーメンおいしかった!(簡略)
あとかるびマヨどんみたいなのはめっちゃおいしかった!(簡略)
さて次はアニメイトだ
ここで時間は6年前に遡る、実はこのアニメイトは俺にとっては物凄く意味がある場所なのだ
説明すると長くなるので
内容を知りたい人は「成人前の精神崩壊直前事件」を参照!
今からすればそのおかげで俺の精神力が強靭になったので6年経った今となってはあってよかった過去だ
トラウマみたいなものは一切無いので余裕である
店の前に近づくとオーラが見え始めた、
オタクオーラが見える!
男と女の割合が女の方が勝っていた気がするのが少し驚いた、がもっと驚いたのが
店の入り口付近に良くわからないアニメかなんかのキャラクター(40cmぐらいはある)を持った
黒縁めがねの20代(と思われる)青年が裏声でなんかのアニソンを普通に聞こえる声で歌いながらアニメイトに向かっていき
入り口にある「水樹奈々」のライブのポスターを見かけて途端に停止
そのポスターを指差しながら
「そうだ!○月○日にライブあるから日を空けなきゃ!どうしよう!」
と、どう聞いても周りに聞こえる音量の独り言を言っていた、モチロン一人で
(うーん、ありゃガチだなw)と思いながら店に入るとまた熱気
俺は5年ぐらい前まではこういう店に入るのは絶対できなかったが少しずつ入れるようになった
良いことなのかどうかはわからないが、耐性が付いたのだろう
スタンプは2階にあるらしいので上っていき、どこにあるのかわからないのでぐるっと回っていたら
気が付いたら周りに女の子しか居なかったので「む」と思い周りを見てみると、美男子の絵に取り囲まれていた
「はっ」と思い、自分が場違いな場所に居る事に気づき移動
3つめのスタンプを押し、熱気を後にする
そして残りは1つとなる
つづく