あれは１年ほど前のこと
こことは少し離れた場所で
俺の傍（隣ではない）で二人の男性が喋りあっていた
「皆赤ちゃんの頃は可愛かったのになぁ」
「そんなん誰だってそうやん」
たったこの二行の会話なのだが
俺はそれを心の中で全否定していた
（馬鹿な！）
赤ちゃんの時がどんなだったか知らないが
例えその当時の写真が残っていても
絶対にその頃の方が可愛いなどと思うはずが無い
自分が誰かを好きという気持ちは他人には微塵も理解されない（できない）
何故かというと、自分から見たその人と他の人からみたその人は
同じ『形』はしているだろうが、同じ『人』には見えていないからだ
よく漫画などで『～ビジョン』とかいう風にギャグで美形化されていたりするが
あれは実際にそうは見えていないが、感じ方がまるで別物なのであながち間違っていない
(*⊃▽⊂*)
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もう直ぐ誕生日
「その前後は忙しいからと今週の金曜日に手伝ってもらうから前払い」
という事で華にたんじょーびけーきを貰った
近くに『Milk』というケーキ屋さんがある
本当は『しぇりーる』というケーキ屋に行こうと思ってたらしいんだが
火曜日が休みだったらしいのでこっちにしたそうな
あけてみる
１つと思っていたら３つ入っていて３倍嬉しかった（？）
ケーキを買う前に
「とりあえず、どんなケーキが好き？」
と、聞かれたので
「もんぶらん、モンブラン、紋武乱！」
と、とりあえず連呼した
「モンブランが無かったらどうする？」
と聞かれたがあまり『これ！』というのが思いつかなかったが
一昔前やたらイチゴのショートケーキ（の全体ver）を作っていた時期があって
その時に食べまくっていたらいつの間にか好きになっていたので
「王道のイチゴのショートケーキとかかなあ」
とか適当に言っておいた
そういえば、「フルーツとかが沢山乗ってるのは？」
と、聞かれたので
「まあ別に嫌いじゃないけど」
といったのだが、そのまさかだった
『リーサルウェポン』こと箸である
箸は最強にして最高、最後にして最峰の人間の食器だと思っている
これで食えない飯はこの地球上に存在しないと思っている
スープはそのまま飲め！
硬い肉は掴んで引き千切れ！
パンは手で食え！
アイスクリームは・・・・・
と・・・溶けてから飲め！
という具合である
「フォークにしますか？お箸にしますか？」
などと聞いてくるコンビニ店員には有無を言わせず
「箸で」
と毎回コールしているが
何も言ってこずにフォークを入れようとしている奴には
「フォークはいりません」
という、別に家に箸あるから要らないし
スパゲティとか箸でいいんだよ
あんなの回すときに『キィキィ』と不快音を生み出すし
ちょっと手が滑って落としたら『ガチャン！！』とかなって視線が集まるし
良い事無い
俺にとっての３種の神器は
『箸』、『命』、『かみさま』
だ、何も目に見えるものだけが持っているものだけでもないだろう
でも、最近マイ箸があまり使えなくなってしまっている
なぜなら、外食するときに割り箸が置いてある店がどんどん減っているからだ
まあ、これは良い事なのだが
命は言わずもがなだ
最後に（以下省略
ちなみにモンブランが好きな理由は良く分からないが
実はお母さんが20台までは『1日１つモンブラン』というぐらい
発狂（？）していたようで、遺伝子って怖いわ、と思った
お母さんは昔好きだった人が海老が嫌いだった
というだけで海老があんまり好きじゃなくなったらしい
うーんそれはなんか余り自分に当てはまらない気がする
他人が嫌いだから自分も嫌いになるというのは余程だな
