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野の花語り

野山歩きで出会った野の花や昆虫たちとおしゃべりしながら時々道草も・・。

ツルアリドウシ

2006-12-10 19:27:51 | つなぎゆく命

ツルアリドウシ アカネ科

7mmほどの小さな赤い実の表面に突起が出ています。虫食いの痕かと思ったら、これが普通の形のようです。
切り通しの斜面などに生育。
小さな植物なので平地では落ち葉に埋もれて生育出来ないので、落ち葉の堆積していない斜面や尾根等に生育するのだそうです。賢い!

                 ↓ 梅雨時に白い可憐な花を咲かせます。♪

     

冬の使者たち

2006-12-09 21:18:03 | つなぎゆく命


フェイスウオッチングの季節がやってきました。
初秋から冬にかけて落葉した後の葉痕が人や動物の顔に、葉に栄養を送る重要な役割をする維管束痕が目、鼻、口に見え、なかなかユーモラスで、静かなブームのようです。

樹木は最も不得意とする分野。きのことの関係が深いので勉強しなくてはと思いつつ、進歩しないまま今に至っています。
葉が付いていても名前が判らないのに、ましてや冬芽、葉痕ともなるとお手上げ状態。
実際には冬芽や葉痕は、樹木を同定する時の重要なポイントだそうです。

この可愛い坊やは、確かサワグルミだったような??



こちらも、上と同じ木の、別の枝でお澄まししてるお嬢さん。



最も身近で見られるアジサイ、色んな顔が並んでいます。
研ナオコさんに似てるでしょう。♪



こちらもアジサイ。
童のお地蔵さん。 僕とどっちが可愛い?



わぁ~い、パパの肩車は大きいな!
遠くまで見えるよ! と、赤ずきんちゃんは大はしゃぎ。



アカメガシワの葉痕はお猿さん顔。♪



ちょっと寂しげな・・・何の木だったっけ? 



腕白坊や、叱られてべそかいてるの? それとも座敷わらし?

等と想像しながら、冬の公園を散策すのも楽しいものですね。

ヤブコウジ

2006-11-27 19:23:13 | つなぎゆく命

ヤブコウジの実

高さ7~8cmの小低木。
赤い実の付いたものを数本まとめてグラスに挿し、机の上などに飾ります。もともと日陰の湿ったところを好む植物ですのでグラスに挿したままでも平気です。
数年前、グラスに挿したままおいてたら、数ヵ月後、白い花を咲かせ感動した事があります。♪
苔玉で栽培しても面白いでしょうね。

                 ↓ 梅雨時、こんな花を咲かせます。

     

テイカカズラ

2006-11-26 18:52:59 | つなぎゆく命
きのこの写真を撮る時、近くを這うように生えている白い斑紋のある小さい葉の植物・・・何という名前の植物だろうと思っていましたが、テイカカズラの幼木だと知った時、少々驚いた記憶があります。成木の葉はマサキカズラという別名があるようにマサキの葉に似ていて幼木の葉に比べると、かなり大きく風情も違っているからです。

  
  テイカカズラの実

                ↓ この実がはじけると



中からこんな種が飛び出してきます。



梅雨時に風車のような可憐な花を咲かせます。

                 ↓ 幼木は



ベニヒガサの左に写っています。
大きく見えますがベニヒガサの傘の径が2~3cmですから想像できますでしょうか。白い斑紋は、もう消えていますね。


道草

2006-11-20 18:07:01 | つなぎゆく命
この一週間、冬型のぐずついた天気が続いていました。
今日も変わりやすい天気ですが雨は降っていないので買い物帰りに郊外へ足を伸ばし、しばし道草。



靄のかかった湖の小島に微かに光が差し込んでいます。
かなり冷え込んだ筈なのに、まだ紅葉は進んでいませんね。



足元には冬苺が鮮やかに色づいて



目を上げるとビナンカズラが



いつの間にかアオツヅラフジも色づいています。

           

10年前に編んだアオツヅラフジの籠は、まだ健在です。昨年に続き2度目の登場。1年の経つのは早いですね。

赤い実

2006-11-16 20:13:57 | つなぎゆく命
          
          カラスウリ

立冬が過ぎても暖かい日が続いていましたが、いきなり寒くなりました。
すっかり葉を落とした桜の木にカラスウリが彩りを添えています。

    

草の実ではなく木の実です。
何の実かしら?
葉が残っていないので調べようがありません。



ガマズミの実もだんだん寂しくなっています。


実り

2006-10-29 21:28:06 | つなぎゆく命

ヤマガキ

色づいた柿の実は秋の深まりを感じさせますね。
まだ葉を落とすことも無く里山の風景を彩っています。


アキグミ

苺キャンデーのような色が美味しそう!
でも、間違っても食べないでね。とても渋くって食べられません。


コバノガマズミ

里山の登山道の入り口に沢山実っていました。
帰りに少し採取してガマズミ酒を造ろう・・・と思いつつ帰りには忘れています。


タンキリマメ

すぐ側には鞘のはじけていない実が沢山付いていますが写真を撮るのは、はじけた実。
断然、ユーモラスだから!


コマユミ

こちらもユーモラス!
見つけたら、ついつい撮ってしまいます。

実と花

2006-08-22 19:07:11 | つなぎゆく命

コバノフユイチゴ バラ科

フユイチゴは、冬、実を付けますが、コバノフユイチゴは丁度今の時季に赤い実を付けています。フユイチゴに比べ葉が小さいのでこの名があるんですね。

                     ↓ コバノフユイチゴの花。



5月頃、可憐な白い花を咲かせています。



チゴユリの実 ユリ科

                      ↓ チゴユリの花


チゴユリも5月頃、こんな花を咲かせています。


ツチアケビの実 ラン科

                      ↓ ツチアケビの花


ツチアケビの花は6月に咲いていました。

そろそろ実が・・・

2006-08-08 17:48:21 | つなぎゆく命
  
  カザグルマ キンポウゲ科

カザグルマはクレマチスの母種で野生種としては大型の紫色の花を咲かせるようです。
咲いているところはまだ見た事が無く、いつも見つけるのは種になったところです。
全国的に絶滅の危機にあるようで山口県RDBでは絶滅危惧1A類。

   
   アカモノ ツツジ科

アカモノも咲いているところはまだ見た事が有りません。
図鑑では白い可憐な花を咲かせています。


ヤマボウシ ミズキ科

いつもさりげなく見ていますが写真でじっくり見るととてもユーモラスな形をしていますね。
薄っすら色づいているものもあり、時間の過ぎ行く速さを感じます。

いずれも先日、芸北で写したものです。

蛾の仲間

2006-06-29 20:34:34 | つなぎゆく命
  
  マドガ

蛇より苦手な蛾の仲間達も写真を撮るようになってどうにか観察出来る様になりましたが写真を見ると不気味さを感じるのは何故でしょうね。

キャンプ場のトイレの壁には数種類の蛾が張り付いています。
その光景見るだけでも不気味ですが、蛾の仲間には息を呑むほど色彩鮮やかなものもいるようです。
エコヒイキで見るに耐えるものだけをアップしてみました。

  
  シャチホコガの仲間?

上等の毛皮を着込んで暑くないかい?

  
  トモエガの仲間

☆ きのこ山書房さんのコメントでオスグロトモエかハグルマトモエのオスではな
  いかという事です。

驚くほど大きな蛾で羽の陰陽図の模様が面白いでしょう!

  
  アゲハモドキ

ジャコウアゲハに擬態してるんだって!

  
  ベニモンアオリンガ

☆ こちらもきのこ山書房さんのコメントで教えて頂きました。昨年、花虫さんに
  教えて頂いていたのにすっかり忘れていました。