坂道の夜明け～ 05/22公開ビルボードHot100、発売2週目の日向坂46「君はハニーデュー」はCDセールスが9位も総合は圏外 [23May24]

2024-05-24 15:35:24 | 芸能

昨日5月22日水曜の午後に発表されたBillboard JAPAN Hot100・05/22公開チャートにおいて、CD発売2週目(W)に当たる日向坂46・11thシングル表題曲「君はハニーデュー」は「CDセールス(P)」9位、「ラジオ放送回数(R)」65位と2項目で100位圏内に入りましたが、総合は圏外でランクイン週数は3週に止まっています。

坂道のシングル表題曲が、CD発売2週目(W)に、ビルボードHot100の総合で圏内ランクインを逃すのは、日向坂の11曲中では初めてである上に、乃木坂15th以降と欅坂・櫻坂でも記憶にないくらい稀なことで、ちょっと驚きました。

ランクインできなかった理由の一つは、「君はハニーデュー」の配信開始やMV公開がもの凄く早かったことだと思います。

この表題曲に関して、CD発売1Wは、MVのYouTube公開7W、ダウンロードとストリーミングの配信8Wに相当し、どちらも勢いが一段落してしまった状態で、CDリリースを迎える形となった。

その結果、発売2Wは、「国内動画再生回数(M)」や「ストリーミング数(S)」など、動画と配信の指標でほとんどポイントを稼げない中、ほぼCDセールスのみでの勝負となり、総合Hot100に手が届かなかった可能性がある。

日向坂の運営も、動画や配信の楽曲指標が下がった状態で、発売週に突入することを危惧していたのか、まさにCDのリリース日に『「ひなリハ」～君はハニーデュー～ in 日向坂46展「WE R!」』をYouTube公開しています。

ただ、最近は「ひなリハ」も以前ほど視聴数を集めなくなっていて、CD発売1W、つまり本編のMV公開7Wに、公開1Wの「ひなリハ」との合わせ技でM項が89位となり、4週ぶりの100位圏内復帰を果たしたものの、発売2WであるMV公開8WはM項が再び100位圏外となっています。

ちなみに前作の10thシングル表題曲「Am I ready?」は、CD発売1Wが配信2W、MV公開4Wだったので、「君はハニーデュー」の動きがいかに早かったかが分かります。

乃木坂35thシングル「チャンスは平等」のCD発売が最初に告知されていた3月27日(水)から4月10日(水)へと2週間延期となったため、それに押し出される格好で、日向坂11thシングル「君はハニーデュー」も当初の4月10日(水)から5月8日(水)へ4週間もズレてしまい、仕掛けが異様に早くなってしまったのだと思います。

ただ、かりにズレた4週を差し引いたとしても、「君はハニーデュー」は、CD発売1Wが配信4Wと、通例よりかなり遅いタイミングになるわけで、いつもなら発売2Wでもまだ100位圏内に入りポイントを稼いでくれる「ダウンロード数(D)」が、今作は時間が経ちすぎて圏外となり、威力を発揮できなかった印象がある。

日向坂の運営は、表題曲のMV公開やダウンロード&ストリーミング配信を、シングルCDの初期売上を上昇させるプロモーションと捉え、CD発売前の「ミート&グリート」受付期間にがっつり重ねる形で、それらを始めているのかもしれない。

しかし、一般的な注目度と楽曲人気を高め、ビルボードHot100などのランキング成績を上昇させることを考えると、MV公開、配信開始、CDリリースは出来るだけ時期を近接させ、音楽番組などを通じた新曲キャンペーンを短期間に集中させる方が効果的な筈で、実際、そういうスケジュールを採用しているアーティストは少なくない。

11th表題曲「君はハニーデュー」は、ビルボードHot100のM項とS項の順位成績が、近年としては比較的好調で、これらの楽曲指標に支えられ、総合100位圏内へのランクインはCD発売初週1Wですでに3週を記録していましたが、MV公開&配信開始とCD発売の時期を大きく離す日程もあって、今後、ランクインを4週、5週と伸ばせるかどうかは、何とも言えない状況となっています。