きちんと暮らす！

今もときどき思い出す。
退職間ぎわのころ、河川敷のショートコースで知り合ったおじいちゃんからもらったことばだ。

「夢や希望はいらないよ。毎日楽しく暮らしなさい」

このことばのおかげで、迷いなく、堂々と退職生活に入れた。
あの日あの時の出会いにとても感謝している。

「楽しく暮らす」ことが人生の指針になっている。
これをベースにワタクシなりのアレンジも加えた。

「きちんと暮らす」

キリギリスさんように楽しく暮らすにはアリさんのような地味な生活が大事なのだ。
ワタクシは退職後、毎日をきちんきちんと暮らしてきた。
「楽しく暮らす」ことだけを求めていたら、とうの昔にワタクシの生活は破綻していただろう。

「きちんと暮らす」ことは人生のベースだ。
人生の当たり前、前提条件なのだ。
そう、基礎になる力なのだ。

１０時に寝て、５時に起きた。
洗濯をし、干した。
バナナを１本食べ、牛乳を飲んだ。

昼は健康を考えて食事をつくった。
夕方は散歩した。