2014年、明けましておめでとうございます。
昨年はまたもやブログのアップをサボってしまい、猛烈反省です・・・
今年はがんばりますので応援よろしくお願いします
ところで、2013年12月から2014年1月にかけてNYに久々行ってきました。
アメリカでインターンシップをしたときのクラスメイトの一人とお茶をして、RDの話などを聞いたのですが、
ビックニュースです!!!
私の友人は New York Presbyterian Hospital (http://nyp.org/)という病院でRDとして勤務しているのですが、
ここ1~2年ほど、すばらしいことをしているというのです。
それは、、、
RD(栄養士)が malnutrition (栄養失調) の診断をしている
ということ。これがなぜすごいかというと
RDが病院に収入をもたらしている
ということなのです。
これまでは栄養介入が頻繁に行われているアメリカにおいても、その効果は
・「患者の入院日数を短くする」ことや
・「治療の効果を上げる」ことや
・「患者の予後をよくする」ことなどで評価され、
結果として間接的に病院に利益をもたらすとされてきました。
しかし栄養失調の診断をすることで
保険会社からの病院への収入が生まれるということなのです。
つまりは、栄養失調が病名として独立し、それを治療することに保険点数が付加されるということなのです。
アメリカでも栄養失調をRDが診断して保険から収入を得ている病院はこの病院だけだということで、
画期的な取り組みに全米の病院経営者やRDたちからの注目が集まっています
そのため、この病院のRDたちは自分たちの取り組みが、病院にどのような利益をもたらしているか
ということについてアメリカ全土で講演をしているとのこと
もちろんRDの重要性を高めるということでアメリカ栄養士会もこの取組みを推進しているとのことで、
これから急速にRDの立場が向上していくことが予想されます
実際の法的な手続きとしてはこの病院ではRDが栄養失調に該当する患者を見つけたら
その根拠をカルテに示し、主治医にタグ付(電子カルテの場合)を行い、これを見た主治医がそれにサインするというもの。
医師は栄養に疎く、ほぼRDに栄養介入を任せているという点から、
RDの栄養失調の診断を認めないということはほぼ皆無とのこと。
すごいですね~。
その病院では今や、RDはガンガン働いてお金を稼ごう!となっているらしく、
予算削減で管理栄養士をどんどん減らされそうな日本の事情とは正反対。
収入がふえるのなら管理栄養士(RD)を増やそうという動きもあるとのこと。
久しぶりに管理栄養士/RDの明るい未来が見えた気がして
アドレナリン急上昇でした!
2014年の幕開け(正確には2013年の年末ですが)好調です!
日本もそんな日が早く来るよう、みんなでがんばっていきましょう!
管理栄養士として、海外で活躍したいという夢を、もっています。まだ、行動や時間がかかりますが出会いを大事にしいろんなことを学んで吸収したいとおもっています!
記事を読むのはとても楽しく学ばさせてもらっています!
コメントありがとうございます。
ブログのアップがなかなかできていないんですが、読んでくれているひとがいると思うと励みになります。
アメリカで勉強するとさらに知識と考え方、人脈が広がります。お金も気力もめちゃめちゃかかりますが、応援しています。がんばってくださいね。
私は現在京都の大学で管理栄養士を目指し勉強中です。次の4月から4回生になります。
私は卒業後に病院で管理栄養士として働き、何年かしてお金が貯まればアメリカの大学院に行きたいと考えています。そこで、アメリカで栄養学を学ぶこと。また、日本とアメリカの管理栄養士の考え方や仕事の仕方の違いを学び、帰国後に生かしたいと考えています。もちろん、アメリカで就職先を見つけることができるならアメリカに働きたいと考えていますが、ずっとアメリカで生活するということは考えていません。
卒業後にすぐに大学院に行くことを考えていない理由は、働き出してからもっとどのようなことを学ばなければならないかという課題を見つけてから、大学院を選びたいと考えているからです。
そこで、いくつか質問があります。
日本の病院で何年か働いてアメリカの大学院に行きたいのですが、そのための準備や勉強は働きながらできますか?また、アメリカには栄養学を学ぶことができる大学院はたくさんありますが、おすすめの大学院があれば教えて下さい。
①RDを取れる大学院がたくさんあるか。
たくさんありますが、すべてこのサイトで検索できるので参考にしてください。
http://www.eatrightacend.org/ACEND/content.aspx?id=6442485421
これはRDを取得できるプログラムをすべて検索できますが、修士をとりたいならOnly programs result in a graduate degree にチェックを入れて検索してみてください。
②おすすめの大学院
私は自分が通った2つの大学院しか知らないのでなんとも言えませんが、NYU(New York University)は素晴らしいプログラムでした。ただ、学費が高い上に競争率が非常に高いです。その代り、複数の素晴らしい病院と連携しているし、就職もNYUでRD取ったというと評価が高かった気がします。他にも素晴らしい大学院はたくさんあります。どの州に住みたいとか、どんな人種とともに勉強したいとか、気候とかも考えて選んでください。
③働きながら大学院の準備や勉強ができるか?
できないことはないと思います。私は仕事をしながら大学院を受験したり準備したりしました。一番のネックは英語力です。大学院の出願をするのにGREやTOFELなどである程度の点数をとらないと、大学院には入れないので、英語力がかなりあるのであればそれほどたいへんではないかもしれません。私は一般的に言うと英語は得意な方でしたが、それでもアメリカ人の大学生と比較されるのでずいぶん英語で苦労しました。一般的にアメリカの大学院に日本から出願して合格するためには会社を辞めて英語の学校に通ったり、アメリカに語学留学をして、現地で出願する方もたくさんいらっしゃいます。
たくさんの困難があると思いますが、すべて乗り越えた暁には、何ものにも代えられないものが得られると思います。がんばってください。