かちこのアメリカ奮闘記その後

アメリカの大学院での登録栄養士(RD)を取得、帰国して日本の病院でNST奮闘中

新たな出会い

2019年01月22日 | 日記

先日、ひょんな縁から大学の講義を一コマ依頼されました

未来の管理栄養士さんたちに、

いろいろな管理栄養士の世界を垣間見させてほしいということで

私に依頼をしてくれたようです

私の 食品開発

アメリカの大学院への留学生活

アメリカのRDのインターンシップやRDの臨床現場について

日本の臨床栄養現場やNSTについて

1時間半の講義なんて時間調整も含めて難しいので

写真をたくさん入れ込んでパワポを用意しました

 

当日はたくさんの学生さんが講義を受けに来てくれ、

シナリオを用意していましたが全く見ずに

のびのびとお話しすることができました

私が学生さんに伝えたかったことはただ一つ

「自分の人生は自分でつくるもの。

管理栄養士の道はいろいろあるけれど

こんなに面白い世界が待ってるよ~!」

ということです

 

商品開発の醍醐味

留学してRDを取得したりインターンシップをする中で大変だったこと

その中で得た物

そして臨床栄養の場でつかんだチャンスと出会った人々。

病気を治すことはできないけれど

管理栄養士だからできた、管理栄養士として患者さんに出会えてよかったと

感じたことなどをお話ししました

 

授業を終えて、さらにお話しする時間を持ちたい学生さんたちが教室に残ってくれました

将来へむけてキラキラする目で講義に対する感想や

自分の将来への不安や期待を話してくれました

 

その中で一人の学生さんが手に大事そうに封筒を持って話に来てくれました。

「実は高校生の時に(進路に)悩んでいたときに○○先生にお手紙を出したら

先生(私のこと)からお返事が来たんです!

返事を下さった先生と今日お会いできると思って早くから楽しみにしていました!」と。

どうやら数年前に進路に迷った学生さんが出した手紙の相手が

当時の私の上司だったようで、

「返事を代わりに書いてあげなさい」といわれて

私がお返事を書かせていただいた方だったようなんです。

「この手紙のこともあって、今管理栄養士になるために勉強しています」と。

多くの学生さんの前で私の経験をお話しすることで

その中の一人でも二人でも、影響を受けて世界に羽ばたいてくれたらいいなと思っていましたが

もう何年も前に出会いがあったんだ!そしてその出会いに気づかせてくれた

この講義の機会と、勇気を出して授業後にそれを伝えにきてくれた学生さんに感謝でした。

学生さんたちに影響を与えようなんて、

そんなことは私には大それたこと。

新たな出会いがあったのは講義をした私の方でした

 

子育てと仕事に追われてあっという間に時間がたってしまい

アップデートがなかなかできていませんが

今年はがんばって心に留まったことなどをアップしていきたいと思っています

今年もよろしくお願いします

 

 


震災一周忌追悼式 in New York

2012年03月11日 | 日記

去年の日本の3月11日、ちょうど一年前の今日、

大震災がおきました

NYは夜中なので何も知らずに寝ていて、

夜中に出張から帰ってきたルームメイトに起こされて、

夜中の2時頃に日本の震災のことを知りました。

すぐに家や友達に電話したのにどこにもつながらず、

ケータイも家の電話もインターネットも

ダウンしたのを知らず、

日本に住むすべての家族や知り合いに連絡が取れずに眠れぬ夜を過ごしました。

家族は無事でしたが、まだ悪夢の中にいるんじゃないかと思うほどのひどい状況が

インターネットで臨時配信されるNHKのニュースで刻々と伝わってきました。

病院で働いていてもなんだかどうしたらいいかわからず、上の空、時間さえあれば

トイレや人気のないところでケータイで被害の状況をチェックしたり、

安否確認のためのメールを送ったりしていました。

 

あれから一年、知らない人たちに交じって街頭での募金活動を行ったり、

インターネットで呼びかけて、募金活動をしている日本人に話しかけて、

メッセージ集めをしている人たちや震災の復興支援活動をしている人たちを見ては

話しかけ、どうやってこの活動を続けていったらいいか、

どんな支援をしたらいいのか、話し合いをしてきました。

そんな数多くの出会いの中から生まれたFellowship for Japan

これはNYで生まれた震災復興支援活動の大小さまざまな団体が

支援活動をどうやってやっていったらいいか、

という情報交換を主な目的として生まれました

代表は発起人のAKさん(シンガーソングライター)

メンバーはそれぞれに震災復興支援活動を行っているグループのリーダーたちです。

私も幸運なことにこの会にご一緒させていただき、

これまでさまざまな復興支援イベントを行ってきましたが、

震災後一年の3月11日に追悼式をしようということになりました。

 

今日はついにその追悼式が行われました

私のように数々のボランティアを通じて、つながったた方たちもたくさんいます。

式の総勢ボランティアはおよそ200人ほど。

企業から協賛を得て、1000人ほど入るとても素敵な教会を借りることができました

追悼式は約一時間ほどで、NYの日本国大使、

Japan society の会長など様々なゲストを迎えてのもので、

Time 紙で「2011年世界で最も影響力のある100人」に選ばれた菅野武医師、

宮城県名取市議会議員に選ばれた荒川洋平氏、

みなと保育園 の園児などからのビデオメッセージ、

NYでいち早く学校での募金活動を開始し、これまで多額の寄付と

Tシャツや励ましの声を送ってきたリッジウッド高校の生徒代表のあいさつなど

盛りだくさんの内容でした。

 

運営側としては1000人の会場を確保したものの、どれだけの人が来てくれるか

全くわからないままで当日を迎えました。

結局そんな不安はどこへやら。

1100人ほどの人が会場に詰めかけ、用意したパンフレットもキャンドルも

なくなり、多くの人が座れないまま参加という状況になりました。

そんな多くの人が集まったにも関わらず、会場はとても静かで、

全員が全身全霊で黙祷をささげ、スピーカーの声に耳を傾けているのが

ひしひしと感じられました。

みなと保育園の園児の「わすれないでほしい」というメッセージのこもった

歌を聴きながら、

私も、まわりの人たちも涙が止まりませんでした

日本に住んでいる方々にはNYに住んでいる私たちの気持ちは少しわからないかもしれません。

震災からこの一年間、

「なぜ私は自分たちの友人や家族が苦しんでいるのにこんな遠くにいて普通の生活をおくっているんだろう」

「なぜすぐに被災地にとんでいってがれきを取り除き、被災者の人々の話に耳を傾け、つらい気持ちを共用しないのか。」

そんな葛藤の中で毎日を過ごしてきました。

普通の生活を送っていること自体が罪悪感、

そんな気持ちをみんながどこかでかかえていたのだと思います。

今日はそのNYにいる私たちから日本の被災地へ祈りをささげ、

「忘れない、これからも一緒に歩んでいこう」という気持ちを新たにさせてくれる

そんな追悼式になりました。

この1100人を超える人の切なる祈りが日本のみんなに届きますように・・・。

被災地の人たちがまだ解決の糸口の見えない混沌としたところで

必死に生きているということを忘れないから。

そして今回の追悼式のように、これからも支援活動を続けていきたいと思います。

当日の会場での募金は9,500ドルを超え、

企業からの支援金や支援グッズ販売の売り上げなどを含めると

概算20,000ドルの収入をいただきました。

協力していただいた100を超える団体の方々、

追悼式を企画運営してきたFellowship for Japanのメンバー、

当日式の運営を手伝ってくれた200名に及ぶボランティアの方々、

そして参加してくれた1100を超える方々、

ありがとう!

感謝で胸がいっぱいです。

以下メディアで取り上げられた追悼式の記事、動画ニュースなどです。

Facebookのアカウントをお持ちの方は以下で式の写真が見れます

http://www.facebook.com/#!/TOGETHERFOR311

産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/world/news/120311/amr12031112030001-n1.htm

ニューヨーク経済新聞http://newyork.keizai.biz/headline/647/

(動画)http://news24.jp/nnn/movie/news89032248.html

テレビ朝日(動画) http://news.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/220311009.html

NHK(動画) http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120311/k10013636571000.html

TBS(動画) http://news.tbs.co.jp/20120311/newseye/tbs_newseye4974461.html

テレビ東京(動画) http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/mplus/news/post_17020/


スカイプで結婚式に参加

2012年02月25日 | 日記

今日、日本にいる大好きな友達が結婚しました!

おめでと~!!!

なんとしても日本へ一時帰国して参列したかったんですが、

大学院の試験期間中なので涙をのんで断念・・・。

でも、素敵な友達たちの協力で、式にSkypeで参列することができました。

友達がiphoneで会場の様子を実況してくれ、

お会いしたことのなかった新郎にもご挨拶ができました。

素敵な素敵なカップルで本当に心から祝福です。

それにしても世界の裏側にいるのに

こんなに近くにいるような感覚って不思議ですね。

遠さを実感させてくれるのは「時差」のみです。

そう、式と披露宴は日本の昼間から夕方にかけて。

それがNYでは夜中から朝にかけて・・・。

今朝方4時ですが、日本ではまだまだ夕方。

でも今日は参列できてよかった。

しあわせになってね。

さ〇っち

そしてスカイプがんばってくれたみんなありがとう!


おばあちゃんの初ケータイメール

2012年02月20日 | 日記

ひさびさに日記です

先日90歳になる私のおばあちゃんがケータイ電話を家族からプレゼントされました!

使い方を練習しなきゃいけないし、メール送ってみて~と母親に言われ、

早速写真つきでケータイにメールを送ってみました。

そしたら次の日、「ありがとう」と返事が!

おおーおばあちゃん、がんばった!

・・・と思ったらすぐにそのあと母親からメールが・・・

どうやら時差を考えずにメールを送ったら日本は深夜だったらしく、

メールと電話の区別がつかないおばあちゃんは

電話がぴこぴこしているのを夜中(12時!)に発見し、

母親の寝ている2階までよろよろ階段をのぼってきたらしいんです。

「これなんだか光ってるんだけど・・・」って・・・。

というわけで母親からは「時差を考えて昼間にメールを送ってほしい」とのことでした。

ははー。

メールって好きな時に見れるから時間を気にしないで送れるもんだと思っていましたが

おばあちゃんは特別気をつけなきゃいけないようです。

でも、90歳でケータイ、なかなかいい感じです。

早く自分で自在にメール打てるようになってくれたらいいな・・・


日本への応援メッセージ

2011年03月15日 | 日記

日本引き続き大変なことになっているようですが、

ニューヨークの日本人たちは海外からどうやって日本を支援できるか今考えています。

募金活動とか、アーティスト達のチャリティイベントとか計画が進んでいます。

なんとか原発だけでも落ち着くといいんだけど・・・。

停電や生活不便が続くと思いますが、がんばってください。

こちらからできることを考えて応援します。

http://www.youtube.com/watch?v=IxUsgXCaVtc