今日はロサンゼルスに住むお母さん達に
離乳食後の幼児の食事についての教室を教えました
どうやら日本人のお母さんたちはアメリカに来て子育てをしている中で
たくさんの疑問がありつつ
なかなか聞ける人がいないということらしいんです
病院の先生とは英語だしね
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(意外と日本人のお医者さんにかかってる人もいました)
ひょうんなことから栄養について話しをしてみないかと言われて
引き受けたのが昨年の11月
管理栄養士でありながら、実際の栄養指導からは長らく遠ざかっていたので、
一から勉強しなおしました
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(大学の最後の年~入社1年後までたまに電話での栄養指導を
してたことがあるだけでですが・・・。しかも肥満の人対象)
なっちゃんをはじめ、みんな応援してくれてありがとう!
いろいろ考えた結果、離乳食後の幼児の食事について
基本的なことをまとめた冊子をつくり、それをもとにレクチャーすることに。
特にお母さんたち
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、子供たち
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をあやしながら話を聞くので
なるべく読みやすく、楽しくなるように、と思い
挿絵をいれつつかわいくまとめてみました。
さらに、一か月前にレクチャーをすることにしたお母さんたちのグループで
事前アンケートをとり、Q&Aとしてまとめたものも
プリントとして用意し、基本レクチャーの後に説明しました。
お母さんたちは旦那さんの都合でロサンゼルスに住み、こちらで
出産し、育児をされている方達です。
情報交換も含めて育児自助グループをつくり、毎週集まっているらしい。
グループの人数は15人~20人くらいです。
お子さんを連れてやってくるので、話しをしている間も、
ごはんを食べさせたり
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、遊ばせたり
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、あやしたり・・・・
子供たちは走りまわったり
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、泣いたり
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、ケンカしたり
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・・・。
カオス・・・ってこのことを言うのか・・・。
とっても騒がしいです・・・。
そんな中、気合入れて2時間ちょっと、声を張り上げてがんばりました。
ちなみに、今回の下調べで、アメリカと日本の育児の狭間でなやんでいるお母さんが多いと
聞いたのでちょこっとだけアメリカと日本の育児の考え方の違いについて
ご紹介したいと思います。
<その1>
アメリカは離乳をそれほど強くは勧めないようです。
というのは、あまり早く始めてしまうと消化能力とかが追い付かず、
アレルギーになってしまったりすることがあるという概念が強いからのよう。
日本でいうところの卒乳についても、あまり”卒業”させることを
急がないよう。
鉄分の不足については栄養強化のシリアルやフォーミュラ(調整粉ミルク)が
活用されます。
<その2>
アメリカでは「子供は食べる量を知っているので
親はバランスのとれた食事を用意するだけで
量は気にする必要がない」という概念が強いようです。
なので、子供が食べる量を決めるんです。
そう、食べ過ぎたのでは?とか足りないのでは?とか心配することはない、と・・・。
というわけで、日本のお母さんが3食+おやつのリズムをつくろうと思ってうまくいかず、
アメリカのお医者さんに相談すると
「こどもが食べたい時に食べさせて大丈夫ですよ」
と言われてこれまた悩むみたい。
でも、私としては食べる量は知っているとしても、食べる時間はある程度
メリハリを利かせたほうがいいのでは?と思います。
消化にもいいだろうし、親も食事の準備しやすいし、
なんといってもだらだら食べてしまうのが習慣になってしまうと
将来の食生活に影響するのでは?と思ってしまいます。
アメリカは子供の肥満がとても多く、
すっごく3食以外の間食が多い印象が強いんですよね。
(独断と偏見です)
なので、日本のように、子供のころから、食事のリズムと量について
考える風習があるといいんじゃないかと思いました。
<その3>
アメリカは食品添加物についての抵抗が少ない???
そう、幼児用の食品に着色料やフレーバーがよく使われている印象。
日本の幼児の食事に書いてある本などを読むと、
自然の食べ物を多くたべ、添加物の多いものにはなるべく避けた方がいい、
ような感じで書かれていることが多々ですが、
アメリカに来てから読んだ本(栄養士向け)は
添加物については全く触れられていませんでした。
実際添加物を避けるのは難しいので現実的ではないってことなのかしら・・・。
ちなみに、大学の母子栄養を教えている教授にこれについて質問したら、
「難しいけど、できれば添加物は避けた方がいい意見には賛成・」との答え。
でもあんまり強い考え方ではないようです。
というわけで、大雑把な印象としては
「日本のお母さんは子育てをまじめにする」。。。
でもあんまりにもあれが正しい、これが正しいというのが
決まってしまっているので、それから外れてしまうと
不安に思ったり、プレッシャーに感じてしまったりする
お母さんが多いんじゃないかしら
アメリカの大雑把な、全てを個性として受け止めてしまう
気楽さ
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を日本のお母さんも少し取り入れてみたら
子育てがもっと楽しめるのかな?
と思いました。
そうそう、栄養教室は途中に質問攻撃に合いながらも無事2時間ちょっとで終了。
たくさん質問が出た中で、持ち帰り質問もありました。
でも、最後に、今日の話や資料についてのアンケートを記入してもらったのを
見ると、みなさん「とっても参考になった
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」と書いてくださったので
本当にうれしかったです。
準備にとっても時間がかかったし、いろいろな人にお世話になったけど、
とってもいい経験をさせてもらいました。
せっかく作った資料を無駄にしないためにも、
今後も依頼があればじゃんじゃん引き受けたいなと思います