かちこのアメリカ奮闘記その後

アメリカの大学院での登録栄養士(RD)を取得、帰国して日本の病院でNST奮闘中

RD合格!

2011年10月21日 | RD(アメリカの管理栄養士)

今日RD(登録栄養士)試験に合格しました!!!

思えばおじいちゃんの病気がきっかけで日本の医療に疑問を持ち出してから

アメリカで栄養の勉強をし直そうと決めるまで数年、

アメリカに行くと決めてから渡米するまで約3年。

アメリカに来てから今まで2年。その間予定外の転学あり、いろいろあり、よくここまで来たという感じです

これもそれもいろいろな人たちの支えなくしてはできませんでした。

本当に感慨深い・・・

ありがとうございます(ぺこり)

 

RDの試験は国家試験で、所定の大学で所定の科目を終了した人が

所定の機関で1200時間以上のインターンシップを終了した後、

インターンシッププログラムのダイレクターを通じて協会での手続きを行って

はじめて試験を受けることができます。

私の場合はインターンシップのためのプログラムに入るためにロサンゼルスの大学院で必要科目を終了し、

その後のインターンシップのプログラムはNew York University(NYU)でやり、

NYUを通して Memorial Sloan-Kettering Cancer Centerで臨床栄養の実習を行い、

WICとHeadstart で公衆栄養の実習を行いました。

その後書類を提出して受験許可を待つも待つも一向に連絡が来ない!

普通は2週間で受験の手続きを始められると聞いていたのに1か月たっても音沙汰がないので

大学に問い合わせたけど「もうちょっとまってみて」と言われてさらに待つこと2週間。

さすがにしびれを切らせて再度担当の教授に聞いてみたら、協会に電話で問い合わせてくれ、

手続きがなぜか始まっていなかったことが判明!!!

私と一緒に2名のクラスメイトがそんな目にあっていました。

というわけで9月の終わりになんとか受けようと思って始めた受験勉強もなんだか間延びし、

9月の終わりに友達が遊びに来たり、大学院の授業が始まったり、

10月に入ってからは中間試験や課題に追われる始末・・・。

なのでようやく試験を受けられて、合格できてほっとしました!

 

ちなみに試験の感じは日本の管理栄養士の試験に少しだけ似ている感じです。

日本の管理栄養士は試験対策問題集や講座がいろいろありますが、

アメリカの場合もいろいろな受験勉強対策講座やテキストなどがあります。

今回私は3種類の教材を使いました。

2つは友人に貸してもらったもの。1つは自分購入。(一つが1万円~5万円ほどする。結構高い!

なんといっても2年間かけて勉強したことの総まとめの試験で

一から教科書読み直して勉強するなんて量ではないので

うまくまとまっている教材や問題集をこなしながら2年間かけて勉強したことの

ポイントポイントを再度頭に叩き込む感じです

実際に当日の試験問題は125問から145問。時間は2時間半。

(チュートリアルを含めると3時間)

GREやTOEFLのように試験センターでのコンピューター試験

4択問題で、回答を選択すると次の質問が出てくるようになっていて

一度次の問題に進むと二度と前の質問には戻れません。

いろいろな計算問題(経管栄養の量や速度、栄養素量、調理の在庫管理の仕方や価格決定、利益の計算などなど)もあり、

受験者はテストセンターで渡されるメモ用のホワイトボードとマジック、計算機を手にパソコンに向かいます。

分野ごとの正答率が基準より上だった場合に合格が出るということで、総合得点25以上で合格です。

この点数、どうやって計算しているのか不明。

 

それにしても今日試験を受けて思ったことは、

教材3種類もやったのに一度もでてこなかったコンセプトや事柄がたくさんあった~ってこと。

日本ほどそういう教材が発達してないのかな・・・。

しかも2010年の栄養基準勉強したのに、試験で出てきたのは2005年度版のやつだった...。

まあ更新する時間がなかったってことか・・・。

というわけであんなに時間があって、3つも教材やったのに知らない問題があってあせったけど

そんな問題は他の受験生だってきっとわかんないよ~と開き直って受けたのがよかったのか、

合格は合格

この週末はひさびさに勉強をしないでのんびりしたいと思います

資格とったことだし、今後パートタイムで栄養士の仕事を探せたらいいな~。

もし仕事ゲットできたらまたご報告しますね。

ではではおやすみなさい・・・