かあちゃん日記

毎日の出来事と一緒に、見たい事・知りたいこと・知ったこと・見たことを書いていきます・

またまた”終の棲家”

2012-05-09 21:57:55 | Weblog

郊外に新しい道がつき、区画整理された住宅地が現れると、最近よく目に付くのは高齢者用の施設がどんどん新しく出来てくるのです。

たいていは2階か3階で小さな窓が並んでいたりすると「グループホームみたいな所かな?」などと想像してしまいます。

我が友人たちも真剣にこれから先の住まい方について模索している人も多いのです。
もちろん子供もいますし、今現在差し迫って生活しにくい状況ではないのですが、一つ一つ出来ないことが増えたり、何かすると「疲れが抜けなかって愕然とする。」なってことの連続ですから、今のうちに何とかしなくては・・・と焦ってしまうのです。

現実に知り合いのお医者さんが老健施設を作ったら真剣に《私を入れてくださいね。》と頼んできたりしています。

『日経新聞』より。

サービス付き高齢者住宅 法整備1年

昨年4月の高齢者住まい法の改正で、生活相談や安否確認サービスがついた民間の賃貸住宅「サービス付き高齢者向き住宅」の整備がはじまった。

洗濯や入浴といった生活支援から介護、医療、食事提供まで受けられる賃貸住宅。というのだが・・・

(病院から直接この住宅に入居した要介護3と認定されている人は、「介護や医療に加え、自由な時間とプライバシーが確保されている。ここは自分の家と同じだ。」と感想をもらし、入居時はトイレや入浴に職員の手を借りなければならなかったが、やるきに火がつきリハビリに励み歩けるよになり、今では日常生活のかなりの部分を自分でこなすようになった。)
賃料は月12~13万ほどだそうだが、原則家賃さえ払えば長期入院した場合でも退去を迫られることはない。

さらに、「ここは賃貸なので、『施設に入れる』というイメージがなく引越しと同じように気軽に探せた。」という家族もいる。

ただ全てのサ付住宅が有料老人ホーム並みの医療や介護のサービスを提供してしているわけではない。
あくまでも法律で義務付けされているのは「安否確認」と「生活相談」だけだそうだ。

事業者にとって新築や改修で国から税制の優遇措置や補助金が支給されたりするメリットも多く整備に前向きだ。

国交省は今後10年間で約60万戸のサ付き住宅を整備し、介護の必要な高齢者の受け皿としする考えだが、疑問視する声も少なくない。「結局はハコモノを用意しただけ。一番肝心な介護や医療サービスとその質については考えていない。」との考えも。

「数千万円の一時金と毎月30万近い費用を払っても質の高いサービスを提供してもらえるわけでもない。」と憤る人も。

将来介護が必要になったことを考え介護施設を探している女性(67)は「結局どんな介護サービスを受けられるかが課題。サ付き住宅も乱立気味で、終の棲家を探す難しさは何も変わっていない。」と嘆く。

ほんと。お先真っ暗だね

コメント (4)
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