こうだ邦子 活動日記 

参議院議員としての
日々の活動をご報告します。

公共サービスの担い手としての「民間」

2008年03月29日 22時33分46秒 | Weblog
本日、熊谷の介護付有料老人ホーム「あにもの森」の内覧会
に伺った。
先月、東京10区総支部長の江端貴子さんと訪問した時は
まだ一部工事中だったが、いよいよ4月1日からオープンとなる。

「あにもの森」は有限会社ヘルパーステーションが運営する
完全な民間施設。社長の方針で補助金等は受けていないとのこと。
また、この施設の配食を担当するはなまるキッチン株式会社も
市の補助金を受けない(受けれない)配食業務を多く受託している
とのこと。
両社とも、民間の活力、民間の創意工夫で、生活者の視点に立った
サービスを提供している。
ちなみに、あにもの森は生活保護受給者でも入居できることを
念頭に料金設定を行ったそうだ。

公共サービスのニーズが多様化し、「官」だけではニーズを充足
しきれなくなっている。公共サービスの担い手が「官」から「民」に
拡大・シフトする中、「新しい公共」について法律で位置づける
必要があるのではないか。

民間が公共サービスを提供する際の義務と同時に、民間が公共
サービスを提供する権利についても法律が担保する必要が
あるのではないか。

「あにもの森」を訪れての雑感を記させて頂いた。

今朝の駅頭@所沢 

2008年03月25日 13時18分18秒 | Weblog
今朝は所沢東口駅前にて、第八区総支部とジョイント駅頭を行った。
次期衆議院選公認候補予定者の小野塚まさとし総支部長、浅野美恵子市議、
水村あつひろ市議
と共に国政・市政のご報告をさせて頂いた。
小野塚さんのできたてホヤホヤのリーフレットの評判は上々。
朝の忙しい時間にもかかわらず、たくさんの方に声をかけて頂いた。

所沢から国会に直行したのだが、有楽町線がストップ!
10時の総務委員会にはギリギリ間に合ったが、朝からひやひやした。

横瀬町 訪問

2008年03月23日 19時19分00秒 | Weblog
本日は横瀬町の藤澤治美町議のお宅に伺い、藤澤はるみ町議会議員
支援者の方と意見交換、国政報告をさせて頂いた。

横瀬町は、ときがわ町、飯能市、秩父市に接する埼玉県西部の人口9500人の町。

藤澤町議と私を含めて12人。
道路特定財源、ガソリン税暫定税率、介護保険、後期高齢者医療制度、
経済格差、そして子育て支援の話題から発展して、それぞれの皆様の子育て観
にも話が波及し、大変活発に意見交換をさせて頂いた。

浦和から県北の花園経由で横瀬へ。
秩父出身の秘書のO氏が育った地域を通りすぎ、1度は訪れたい羊山公園も
今日はスルーして、横瀬へ直行。今日も長旅だったが、充実した1日だった。

藤澤町議、本当にありがとうございました。




シャンシャン国会はもう終わった

2008年03月20日 18時56分03秒 | Weblog
この通常国会で、道路特定財源の税金の無駄遣いや「道路」の拡大解釈
による支出が次々と明らかにされている。
マッサージチェアやらアロマテラピーやらカラオケセットやら、
職員の宿舎やタクシーチケット、慰安旅行。
極めて採算性の悪い地下駐車場、モノレール、地下鉄、まちづくり交付金
も一部道路特定財源が使われている。
ほとんどインターネットからの引用による調査報告書3冊に対して1億円の
発注金額、等々。

先日、先輩議員に素朴な質問をぶつけてみた。
「なぜ、これほどまで問題のある支出について、国会で追及しなかった
のですか。」
「これまでも道路特定財源についてはもちろん議論をしてきたし、
不明瞭な支出について追求をまったくしなかったわめではないが、
要は、どこかに与野党の馴れ合いが今よりはあったから、
本当のガチンコをどこかで避けていたんだよ。」との答え。
「かつてのシャンシャン株主総会と同じようなものですね。。。」

昨年夏の参院選前の国会の実情は私は経験していないのでわからないが、
シャンシャン国会の時代はもう終わっていることだけは確かだ。



ミニ集会

2008年03月16日 20時22分18秒 | Weblog
本日午後、浦和区の知人宅をお借りして、ミニ集会を行なわせて頂いた。
1時間半ほどの時間、この通常国会の争点について、国会活動の中で
率直に思うこと等々をお話をさせて頂いた。
参加者の皆様からも今の政治について思うこと、民主党への要望等々、
それぞれのお立場からご意見を頂き、大変有意義な時間を過ごさせて頂いた。

参加者の方は、60代の男性・女性で、民主党支持ではないが、
今の政治を変えるには政権交代が必要と考えてらっしゃる方たちだ。
今日のミニ集会に参加してくださった皆様のように、民主党に多少の不安や
不満を感じながらも、とにかく政権を変えるしかない、と思っている国民は
多いと信じている。

このねじれ国会は、これまで何十年と続いていた「国会の予定調和」
を壊すプロセスだと思う。
予定調和を壊さなければ、新しい秩序は生まれない。
壊すことに時間をかけすぎていては、政治が停滞してしまう。
与党も野党の民主党も、一刻も早く総選挙を行なって国民の審判を仰ぐべきだ。


生活保護、ワーキングプア、若年貧困層

2008年03月12日 21時06分14秒 | Weblog
本日12:00~、公共政策プラットフォーム主催の公開セミナーに参加した。
”生活保護””ワーキングプア””若年貧困層”というテーマで、
講師の「生活保護110番」代表の大山典弘氏が、生活保護の現場、
児童福祉の現場から若年層の貧困、生活保護の現状について語られた。

今、若年層からの生活保護についての駆け込みや問い合わせが増えているという。
病気や家庭の複雑な事情で働きたくても働けない、あるいは就職氷河期時に
卒業したが定職につくことができず働き方を知らない。
バブル崩壊後、多くの企業は利益確保のために自らの体質改善(リストラ)
を徹底的に行なってきた。その結果、大企業は、今や空前絶後の収益率を
あげるようになったが、その間のツケは社員や労働市場にいる現役世代に
まわされている。

先日、経団連の御手洗会長は「賃上げ容認」という経団連としては異例の
コメントを出したが、もはや、その程度のことだけでは、
若者の就労不安定化→ワーキングプアの増加・貧困化という負の連鎖を
とめるには不十分である。

講師の大山氏は、現実的対処法として、生活保護をもっと入りやすく、出やすい
制度に変えていくことを主張されている。
今、まさに起こっている若者の貧困について、確かに必要な措置だと思う。
同時に、もっと根本的な部分では、やはり雇用の安定化について、
政治が取り組むべきだろうと思う。
非正規雇用者のスムーズな正規雇用への転換、長期雇用の促進。
最低賃金法と労働契約法は先の国会で成立したが、労働法制の整備は道半ばだ。

暫定税率廃止の署名活動

2008年03月09日 17時14分56秒 | Weblog
本日13:00~15:00、大宮駅前にて
「ガソリン税の暫定税率廃止」の署名活動を行わせて頂いた。
家西さとる議員、山根りゅうじ議員、島田ちやこ議員と私の4名、
民主党埼玉県連所属の参議院議員事務所合同で、西口2箇所、
東口1箇所、計3箇所にて実施。

予想以上の多数の皆様からご署名を頂き、また、ご署名頂けなかった
方からも力強い励ましの声を頂いたことに感謝申し上げます。

今日は合同街宣だったが、昨日、単独で行った定例街宣でも、
皆様からの民主党への期待を肌身で感じることができた。

「当選して良かったね!」
「1票入れたから!」「応援しているから、がんばりなさいよ!」
というお声も、多くの皆様からかけて頂き、選挙が終わって8ヶ月近く
経つのに、まだ覚えてくださっている方が大勢いらっしゃることに感激した。

昨年夏の参院選で、大勢の皆様から「今の政治を変えてほしい」
という思いを託して頂いた私には、皆様の生の声や政治に対する思いを
国会に届ける責任がある。
今日の署名活動も皆様の声を届ける方法のひとつとして、
全力投球させて頂いた。



悪質商法をなくすための法改正

2008年03月06日 23時19分27秒 | Weblog
本日12:00から、「消費者のための割賦販売法改正実現会議」に出席。
与野党あわせて50人を超える議員が出席した。(民主党議員は23名)
この通常国会で、「割賦販売法・特定商取引法」の改正法案が閣法として
提出される予定だ。

今回の改正は、巧みな営業で必要以上の量を購入させられたり、
支払能力を超えて次々とあらゆる商品を購入させられたり、
こういった悪質商法から消費者を守ることを主旨としている。

クレジット会社からすれば、1契約締結あたりの業務量が増えたり、
行政事務が増えることを懸念するかもしれないが、
これまでも適正な営業倫理のもとに経営を行っているクレジット会社
であれば、この改正によって業務に支障を来すことはないはずだ。
むしろ、悪質なクレジット会社をなくすことによって、
業界全体のイメージ改善、質の向上につながるので歓迎すべき改正
ではないだろうか。

実は、この「割賦販売法・特定商取引法」改正について、民主党の
人権・消費者調査会においては私が担当者となっている。
業界よりと言われている所管の経産省には大変失礼ながら、
ここまで消費者の立場に立った改正案がいきなり閣法で出てくる
とは思っていなかった。

消費者主権を主張し続けている民主党が参議院で第一党になった事も、
経産省の対応に影響を与えていると思っている。

2人で朝食を

2008年03月05日 16時53分12秒 | Weblog
今朝は8:00から総務部門会議に出席。
総務委員会は、地方行財政、放送・通信、郵政、選挙関連、
消防等々、扱うジャンルが実に多岐にわたっているため、
この通常国会でも審議しなければいけない法案が目白押しだ。

9:30に部会終了後、参議院議員会館地下の売店からの
魅力的な匂いにつられて、朝食のパンを買っていたら、
同期の吉川さおり参議院議員が登場。彼女も私と同様、
食欲をそそる匂いに誘いこまれたに違いない。

6階の私の事務所で2人で朝食のパンを食べながら、
通常国会の見通し等々について意見交換(?)を行う。
吉川さんはクリームパン、私は米粉で作ったきのこパン。

来るべき道路特定財源論戦に備えてエネルギーを備蓄した(つもりだ)。


子宮頸がんの予防

2008年03月01日 00時48分10秒 | Weblog
2月29日(金)、「子宮頸がんは検診とワクチンで予防できる」という
テーマの公開セミナーに参加した。昨年オープンした「浦和パルコ」
9階の「さいたま市浦和コミュニティセンター」会議室には100人近く
の方が集まり、このテーマに対する市民の皆さんの関心の高さが感
じられた。

子宮頸がんはほぼ100% はHPV (ヒトパピローマウイルス)が原因
で起こることが明らかになっているため、細胞診とHPV検査の定期検
診を受けることによって前がん段階でほぼ発見することができるという、
検診による予防率が極めて高い、いわば特別ながんと言える。

私自身も知識不足だったのだが、子宮頸がんは20代、30代では乳
がんを上回って、若い女性に最も多く発生するがんだそうだ。日本では、
年間2500人位の方が死亡している。定期検診で前がん状態で発見
されれば、適切な手術によって子宮は温存されるので、若い命を救う
だけでなく、その後の妊娠・出産も可能となる。

ここまでの事実が解明されているにもかかわらず、日本での子宮頸がん
の検診受診率は約23%と先進国の中でも極めて低い。
(米国、フィンランド、デンマーク、イギリスなどは80%を超えている。)
調べてみたところ、がん検診は元々国の補助事業だったが、98年度
から市町村の一般財源に移された経緯がある。国の補助がない現在
では「受診率を上げれば財政が逼迫する」という地方自治体の事情が
窺える。

国民の命を守るために国策としてがん検診に補助金を出すことと、
地方分権を推進することは矛盾をきたさないと、私は考えている。
この通常国会のどこかで国の考えを質してみたいテーマのひとつだ。
勉強をし始めたばかりのテーマですが、皆様のご助言を頂ければ幸い
です。