こうだ邦子 活動日記 

参議院議員としての
日々の活動をご報告します。

衆議院選への対応

2012年11月28日 09時16分51秒 | Weblog
昨日15時に滋賀県知事の嘉田由紀子さんが大津にて
記者会見を行われました。嘉田知事が代表を務める
「日本未来の党」という新党を結成し、原発のない社会
を訴える人々に対してこの新党の下、一緒に未来をつくって
いこう、という呼びかけがなされました。

14党から候補者が出るという政党乱立、しかもいくつかの
政党が「脱原発・反TPP・消費増税反対」を
選挙の争点として訴える中、選挙の争点で同一路線の政党、
いわゆる第3極Bチームがばらばらに選挙戦を戦うと
有権者にとって非常にわかりずらく、また、私たちの
声も届きにくいと感じていました。
今回、嘉田知事という強力な発信力のある方が強い信念を持って
立ち上がったのであれば、みどりの風としても今回の選挙戦
において、未来連合に参加しようという決断をいたしました。
3人の衆議院は日本未来の党の下、選挙を戦います。

ただし、みどりの風は私も含めた参議院4人が残り、存続させます。
みどりの風を解党し、合流すべきというご意見も頂きましたが、
そのような判断はできませんでした。
これまで綱領や規約を作り上げ、政策集も完成させ、このことに
多くの時間を割き、議論に議論を重ねて、ようやく
11月15日に設立した政党を、選挙の主要争点の一致だけで
解党し合流させることには抵抗を感じました。
(衆議院選告示を目前に控え、新党と政策の方向性の確認を
する時間すらない状況です。)
憲法改正についてどのように考えるのか、また、国の統治のあり方について、
嘉田知事は道州制には否定的のようですが、それでは私たちの考える
300程度の基礎自治体によって国を構成するという
廃県置藩的な考え方についてどうなのか等々、党を完全に合流
させるのであれば、選挙の主要争点以外にも確認しなければ
いけない重要事項があるわけです。

今回の選挙において、国民にわかりやすく選択肢を提供する
ために、「日本未来の党」が立ち上がったことはすばらしい
ことだと思います。
この選挙戦において、私はみどりの風から日本未来の党に移って
戦う3人の仲間を全面的に応援し、同じ政策路線を主張する
未来の党のその他の候補者も出来る限り応援していきたいと
考えています。
第1自民党と第2自民党である民主党と、第3自民党である
日本維新の会だけでは、日本は危険な方向に突き進み、
国民を幸せにできません。

取り急ぎのご報告とさせて頂きます。

上尾での国政報告会

2012年11月25日 23時13分04秒 | Weblog
今日は13:30から上尾コミュニティーセンターにて
25回目の国政報告会を開催しました。
私からの国政報告は昨日の川口と内容は変わりませんが、
なぜ脱原発なのかについて、TPPの問題点について等、
具体例を示しながら説明するよう心がけました。
説明しきれたかどうかはわかりませんが、政治家である
以上、私自身が発した言葉が適切であったかどうか、
人々に伝わるものであったかどうか、反芻すること、
これは永遠に続く作業であります。

今日は、北本市議会議員の工藤日出夫さんが来られました。
脱原発について、とても心にしみるご挨拶を頂き、
また、協同組合の協同労働法制化について、民主党政権
での3年3ヶ月で実現できなかったことの残念さを語られ
本当に申し訳ない気持ちになりました。

質疑応答では、私自身の参議院選は大丈夫なのか、
小政党で衆議院選への対応は出来ているのか、等々
厳しいご意見も頂きました。大きな船の民主党を飛びでた
ことで、この4ヶ月の間、本当にご心配をおかけしています。
けれども、結党当初の精神や理念を捨てた民主党を離れて、
みどりの風を立ち上げてからのほうが、私自身の当初からの
主張を正々堂々と伝えることが出来るということを、昨日、
今日の国政報告会でも実感しました。

衆議院選で私たち、みどりの風の声がかき消されないよう、
限られた時間の中で努めてまいります。



川口にて第24回国政報告会を行いました

2012年11月24日 22時23分02秒 | Weblog
本日、14時から川口フレンディアにて24回目の国政報告会を
行いました。3連休の中日にもかかわらず多くの皆様に起こし
頂きましたこと、心より感謝申し上げます。

川口市議会議員の唐沢よしたつさん、木岡たかしさん、
小林宏さんから冒頭ご挨拶を頂きました。
地域に根を張る議員の皆さんにお越し頂き、
私も元気を頂きました。

私からは、みどりの風結党までの経緯、みどりの風の綱領
について、また政策課題として、原発ゼロ社会の実現、
反TPP、社会保障と税の”真”の一体改革、復興
について説明をさせて頂き、ついで30分ほどの時間を
質疑応答に充てさせていただきました。

TPPの問題点について、私も含めて国会議員は難しく語りがちです。
日々の生活にどのような影響があるのか、もっと
わかりやすく説明する必要がると思います。
今日の報告会では、説明しきれていなかったと反省しています。
国政報告会は、皆様に私の考えを伝える場であると
同時に、皆様からヒントを頂く場でもあります。

明日は上尾で国政報告会を行います。
今日よりもわかりやすく説明できるよう、務めます。

みどりの風 結党

2012年11月15日 23時03分44秒 | Weblog
11月15日午前、私たち「みどりの風」は政党設立の届出を総務省に
提出し、受理されました。

私たちが、みどりの風を立ち上げた4ヶ月前は、言ってみれば、政権与党
の民主党という大きな船が、民主党の理念から離れた誤った方向へと
舵を切り、民主党の結党の精神を忘れた危険な舵取りを続けていました。
軌道修正を図ろうとしても、もはや止められない状態でした。
この国の行く末を危うくする舵取りを止められないのであれば、新しい
船を作るしかない、こうした思いで谷岡さん、舟山さんと私の3人は
民主党丸を飛び降りて、手漕ぎボートで大海原を1人、浮かんでいた
亀井さんと合流したわけです。
これが、みどりの風の始まりです。

会派結成から4ヶ月の間、活動の足場を作るために、たった4人で
必死になってかき集めた流木で、何とか小さな船を作るところまで
たどり着きました。決して豪華客船ではないけれど、私たちが一から
作り上げたこの船に、山崎誠衆議院議員という仲間が新たに加わって
みどりの風が政党としてスタートします。

午後3時から記者会見を行い、山崎誠衆議院議員の紹介と、綱領、
党運営や政策と活動について説明を致しました。
私たちは、4ヶ月間、4人で議論に議論を重ね、多くの時間を
費やして綱領を作ってきました。最後に山崎誠さんの意見も
取り入れてまとめあげた綱領には、私たちの結党の思いが込められて
います。
総選挙に向けて、多数の政党が生まれ、また、離合集散の動きが
あるようですが、私たちは、今日、発表した綱領の下に、
理念・政策路線を共有する者が集う政治集団であることを
大切にしたいと思います。


本会議にて野田総理に緊急質問

2012年11月02日 22時39分01秒 | Weblog
本日開催の参議院本会議にて野田総理の問責決議に
対する緊急質問が行われました。
みどりの風を代表して、私が5分間の代表質問を
行いました。
問責決議に誠実な対応を取らない総理大臣を糾弾する
ための緊急質問、が今回の趣旨ですので、
政策的なことには我慢して触れず、趣旨から外れない
質問に絞ることに苦心しました。

質問の映像は参議院インターネット審議中継から
ご覧頂けます。


参議院では8月29日に野党7党会派が提出した
野田総理への問責決議が可決しています。
問責決議は参議院において最も重たい決議であり、
結果として、問責決議を受けて辞任しなかった
総理大臣、大臣は一人もいません。
民主党が野党の頃、福田総理、麻生総理への問責が
可決しましたが、お2人とも次期国会開会の前に
辞任されています。

問責を重く受け止めると言ったまま、なんらの対応も
なされていません。
唯一なされた対応は、所信表明演説を行わせてほしい
という申し入れでした。
メディアでは、野党の審議拒否で国会が動いて
いないかのように報道されていますが、
参議院の動きを止めているのは、野党を小馬鹿にした
態度をとり続ける政権与党側です。
政権与党が国会を動かしたいのであれば、もっと誠実
な態度で野党と向き合うべきではないでしょうか。

こうした状況は、特例公債法案にも言えます。
与党が真摯な姿勢で野党と向き合えば、野党側も
話し合いに応じる、すなわち、打開策を見いだせる
はずです。

国会担当の記者の皆さんは、充分にこの状態をご存じ
だと思いますが、国会が動かない=野党の審議拒否、
という短絡的な図式ばかり用いてなぜ報道するのでしょうか。

野田総理への問責ではありますが、総理大臣は
党や政府の多くの方に支えられて存在しています。
質問の二人称は野田総理ではありますが、思いとしては
総理を支える政権与党全体への問いかけのつもりで
登壇しました。

次回は政策の質問としたいです。できれば。