こうだ邦子 活動日記 

参議院議員としての
日々の活動をご報告します。

決算委員会 2回目の質問

2008年04月29日 21時46分22秒 | Weblog
4月28日(月)13:00~18:00、決算委員会が開催され、
当委員会での2回目の質問を行わせて頂いた。
限られた準備時間だったが、調べてみると様々なことがわかってきた
ため、またもや盛りだくさんで消化不良となってしまった。
審議の内容は下記からご覧頂けます。↓
参議院インターネット審議中継

昨日は厚生労働省の集中審議の日で、私は「労働保険特別会計」
からの支出について質問を行った。
ハコモノ等の過剰支出、無駄遣いは徹底的に見直したうえで、
雇用の安定化のためには、適正な投資が必要であり、
今はむしろ支出を抑制すべきではない、という考えをのべさせて頂いた。

また、事業主向け助成金ひとつを取ってみても、種類が多く、
助成金の種類によって取扱機関が5つにも分かれているといった、
行政が利用者の目線で考えられていないことを指摘した。
5つの取扱機関のうち、4つが独立行政法人と財団法人となっており、
それぞれの法人に、公務員OBが天下っている、という構図。
厚労省OBの雇用の安定や収入の確保ばかりに汲々としていないで、
もっと国民の雇用の安定と真剣に向き合ってほしい。

また、職員のタクシー代についてだが、労働保険特別会計から
平成19年度は1億6千4百万円が支出されていることが
調べてみてわかったので、この点についても質問させて頂いた。
職員のタクシー代については、道路整備特別会計(道路特定財源)
からの支出で話題になったが、国土交通省だけではなく、
厚労省の「労働保険特別会計」でも同じことが行われているという
ことがわかった。
要は、特別会計というのは役人のお財布代わりということか。

国交省の道路整備特別会計と構図は同じなのだ。ただただ支出の額を
減らす、というような表面的な対応では本質的な解決にはつながらない。
一刻も早く、行政改革、公務員制度改革を行わなければならないのだが、
今の与党には動かしていく力、変えていく力が全くない。

つまるところは、政権交代しかないのだ。







消えた与党 総務委員会

2008年04月24日 19時31分08秒 | Weblog
本日、10:00から行われた総務委員会は、
最初から不穏な空気が流れていた。

地方税法について、その日中の採決を強く主張する与党と、
審議が十分でないと主張する我々野党の意見の食い違いで、
当初、与党欠席とも思われていたのだが、結局、与党は出席していた。
しかも、通常よりも良い在席率で。

午前中の質疑は民主党の持ち時間で、何事もなく終了。
武内議員、外山議員、国民新党の長谷川議員、
それぞれの視点でのとても良い質問だった。

午後は自民党の質疑から始まったのだが、突然、自民党から
緊急動議が出された。すぐに審議を打ち切って採決をすべき、
との動議だ。この動議はただちに採決となり、野党多数であえなく否決。
与党撃沈。

その後の自民党議員の質疑は、法案の中身には全くふれず、大臣を
放ったらかしにして、ひたすら、委員長に対する抗議を含めた
質問攻撃が繰り返された。20分ほど持論を展開したあと、
「抗議の意味を込めて退席させて頂きます」と言って、
与党議員全員が、消えてしまった。

委員会ではだいたい与党側は半分くらいしか席についていない。
席にいても目をつぶっている人が多い。(寝ているとは断定できない)
今日はめずらしく、席がうまったかと思ったらこんなことか。

しかも、緊急動議を出した議員と委員長に対して抗議の質疑を行った
議員はこの委員会に出席するのは初めての議員だ。
「十分に審議したじゃないか!」「これ以上、審議を続ける
ことに意味がありません」と初めて来た人に言われても
こちらも困ってしまう。

その後、野党側から与党側に対して、委員会に戻るよう
2回にわたって呼びかけを行ったが、結局与党は消えたまま。
与党抜きで共産党、社民党が質問し、本日の委員会は終了。

与党の途中退席は史上初めて、らしい。
自分たちが出した緊急動議が多数欠で否決されたことが気に入らなくて
途中退席するなんて、身勝手もはなはだしい。

同僚の民主党議員が「学級崩壊だ」と言っていた。



決算、総務委員会での質問

2008年04月23日 00時16分51秒 | Weblog
昨日4月21日(月)は決算委員会、本日22日(火)は総務委員会、
2日連続で質問をさせて頂いた。↓
http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/library/consider.php

昨日の決算委員会は国土交通省の集中審議ということで
「道路特定財源(道路整備特別会計)から公益法人への支出」について
質問をさせて頂いた。
本日の総務委員会では、地方税関連3法案について、
片山前鳥取県知事ら学識者4人への参考人質疑ということで、
道路特定財源に半分ほど時間を費やして質問をさせて頂いた。

昨日の決算委員会用に質問の準備を始めた当時は、委員会での質問が2回目の
新人の私としては何とか持ち時間を消化しようという気持ちだったのだが、
凝り性の性分のせいか、調べれば調べるほど、政府に対して質したいこと
がどんどん増えてくる、意見を言いたいことが増えてくる。
そうなったらもうとめられない、でも時間は限られている。
ということで、いったん用意した質問の内容を削りに削って本番(?)に臨んだ。

いざ、質問。ところが、なかなかこちらのタイムテーブルどおりには
いかないもので、時間内に納めようという気持ちがつのり、
どんどん早口になってくる。

昨日の私の質問は、例えてみれば、下手な歌い手が歌った難しい名曲、
あるいは、未熟な寿司職人が握った高級ネタの寿司、そんなところだろうか。

私としては、この通常国会で、道路特定財源の一般財源化という、
今までまともに議論すらできなかったこのテーマについて
どうしても議論に加わりたかった。誤解を恐れずに言えば、
小泉政権下でさえもまともに議論すらができなかった、本丸中の本丸、
ねじれ国会だからこそ議論できるこのテーマ。何としても議論に
加わりたかったのだ。

道路特定財源の一般財源化。この国のかたちを今の時代にあわせて
変えることができる貴重な契機であると同時に、福田総理の
物言いからすると、時代の流れに逆行する危険性もはらんでいる。

後期高齢者医療制度、年金問題、医師不足、地域格差、、、、
国会で議論しなければいけないことは他にも山ほどあると
認識しつつも、道路特定財源という、今となっては奇形であるこの制度を
真の意味でなくすことによって、医療、福祉、教育といった
今まさに、特別扱いしなければいけないようなことに、
国として政策シフトが可能となるのではないだろうか。


4月21日決算委員会、22日総務委員会の質疑はこちらから↓
http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/library/consider.php




4月21日決算委員会での質問

2008年04月19日 18時34分30秒 | Weblog
4月21日(月)の決算委員会での質問に向けて準備中だ。
内容は、道路特定財源(道路整備特別会計)から公益法人への
支出について、冬柴国土交通大臣に質問を行う予定だ。

調べれば調べるほど、では到底理解できない事実が出てくる。
国交省の底なし沼にはまってしまった感覚だ。

付け加えたい内容が出てきてしまって持ち時間では
おさまらないのでこれから何を省くか整理しなければいけない。


「限界集落」視察

2008年04月15日 21時40分11秒 | Weblog
4月14日(月)、総務委員会の視察ということで、
京都府綾部市市志という集落に視察に行った。
総務委員会の守備範囲は幅広く、その中でも地方行財政
が重要なテーマなのだが、特に地域格差が深刻な状況の中で
国としての取り組みを急がなければいけない。
今回は「限界集落」ー65歳以上が集落の住民の半分以上を占め、
冠婚葬祭等の行事を行うことが困難な集落ーの現地視察が目的。

市志を訪れて、何か気持ちが救われたのは、私が抱いていた
「限界集落」のイメージとは違ったことだ。
私が抱いていた限界集落のイメージは、住民のみなさんが
自らが置かれている現状を受け入れることに精一杯で、集落がなくなる日
を受身的に受け入れるしかない、こういったものだったが、
市志のみなさんは、この集落を何とかして存続させようという
エネルギーに満ち溢れていた。
とちの実で作ったとち餅で収益を得る。さるや熊の被害を避けるために
動物が苦くて食べたがらないふきや山椒やみょうがを栽培し、
更に防柵ネットをはる。
住民の方が植えた道端の水仙の花に限界集落と呼ばれた地域
のみなさんの「自己主張」を感じた。

一方、私が思いをめぐらすのは、あらゆる努力を尽くしたとしても
存続が困難な限界集落が現に存在するのではないかということだ。
そもそも、そこで暮すこと自体が危険な地域もある。

国としては、まずは、集落存続のために、住民のみなさんや自治体の創意工夫
に対して、手助けをする。
しかし、あるところで、移転して頂くという決断をしなければいけない
集落もでてくるだろうと思う。

今回の綾部市市志の視察によって、おそらく存続可能な限界集落の
現状を見させて頂いて、何か救われた気持ちになったのだが、
もっと厳しい現実と向き合っている集落も少なくないはずだ。

ともかく、貴重な経験をさせて頂いた。





埼玉西5区県議選補選

2008年04月10日 22時01分33秒 | Weblog
今朝は上福岡駅にて駅頭を行わせて頂きました。
27日投票日の埼玉県議選補選(西5区)立候補予定の
八木あきじさんと小野塚まさとし第8区総支部長との合同駅頭でした。
県議選の補選は、自民党の現職県議の公職選挙法違反による辞任に伴う
補欠選挙です。
埼玉県議会は定数94人のうち、民主党会派(民主党・無所属の会)
の議員は22人と第2会派となっているが、昨年4月の統一地方選前は
7人だった。
「国民の生活が第一」
このスローガンを具現化するために、私たち民主党は
地方議員を増やす努力をしなければいけない。

補選はこれまでの実績による投票率が非常に低い。
選挙区の皆様には是非とも棄権しないことをお願いいたします。
私自身もこの補選を通じてできる限り、生活実感で皆様にお訴えをさせて
頂きたいと思っております。

質問準備中

2008年04月08日 19時24分13秒 | Weblog
私が所属する総務委員会、決算委員会で4月中旬に
計3回質問を行う日程予定となっていることが判明した。

2つの委員会の日程がたまたま集中してしまっているようだ。
もしかすると、3日連続質問に立つ可能性もあるようだ。

時々の国会情勢や大臣日程等で日程は常に変わるということは、
初登院以来の8か月で学習しているので、3回分同時に準備を
進めているのだが、これが新人の私には至難の業だ。

試練の3本勝負、頑張ります。

委員会での初質問

2008年04月01日 17時05分38秒 | Weblog
3月28日(金)、所属する総務委員会で初めて質問をさせて頂いた。
議題は、平成20年度NHK予算案について。

NHK(日本放送協会)は公共放送を行う特殊法人であり、
国民の受信料によって経営を支えられているという法人の性質上から、
放送法に則って、毎年度の予算は国会の承認を要することとなっている。
また、例年国会での審議がNHKで録画放映されるという点でも
特殊な議題と言える。
(私の質問も、28日(金)23:40から全国放映されました!)

初めての委員会質問。
昨年12月に務めさせて頂いた本会議での代表質問は
質問者と答弁者の質疑のやり取りが一往復だが、
委員会の質問は一問一答形式で、しかも相手方の答弁時間も
含めて自分の持ち時間に納めなければいけない。

本会議の代表質問は、本会議場という独特の重厚な空間の中で
どんな野次の怒号にもめげずに、ひたすら自分の主張を言いきる。
言ってみれば度胸試しのようなものだが、委員会の質疑は
度胸だけでは済まされない。答弁者の答弁内容への臨機応変な
対応が求められる。

今回は23分の持ち時間。終えてみて、質問の難しさを痛感した。
理由の一つ目は制限時間。理事からの「くれぐれも時間厳守」との
事前注意のプレッシャーもあり、とにかく時間内に納めるよう時計を
見ることしばしばで、後半はどんどん早口になっていく・・・

二つ目の理由は、事前に私が関係各所からヒアリングした内容と
全く違う答えが返ってきたこと。前の日にも念押しの確認をして
いたので私としては「間違いない」という確信のもと、質問を
組み立てていたのだが、何だか梯子を外された気分だ。
質問の場数を踏んでいる先輩議員なら、
「私がお調べした状況と違います。」とか、
「私がお調べした中では、データベース化がされていないとお聞きして
います。いかがですか。」
などと即座に応えるのだろうが、そうは対応できなかった。

28日は民主党から5人が質問をしたが、私だけぶっきらぼうな
印象を与えている。これは、国民の皆様が野党の民主党に望むことを
私なりに忖度し、あえてNHKさんが触れられたくない質問もさせて
頂いたがゆえとご理解ください。
多々、反省点はありますが、皆様には私の今後の成長を見守って頂くためにも、
ぜひ、ご覧頂きたくお願い申し上げます。

参議院インターネット中継 ↓
3月28日(金)総務委員会を指定してください。