こうだ邦子 活動日記 

参議院議員としての
日々の活動をご報告します。

公共サービスの担い手としての「民間」

2008年03月29日 22時33分46秒 | Weblog
本日、熊谷の介護付有料老人ホーム「あにもの森」の内覧会
に伺った。
先月、東京10区総支部長の江端貴子さんと訪問した時は
まだ一部工事中だったが、いよいよ4月1日からオープンとなる。

「あにもの森」は有限会社ヘルパーステーションが運営する
完全な民間施設。社長の方針で補助金等は受けていないとのこと。
また、この施設の配食を担当するはなまるキッチン株式会社も
市の補助金を受けない(受けれない)配食業務を多く受託している
とのこと。
両社とも、民間の活力、民間の創意工夫で、生活者の視点に立った
サービスを提供している。
ちなみに、あにもの森は生活保護受給者でも入居できることを
念頭に料金設定を行ったそうだ。

公共サービスのニーズが多様化し、「官」だけではニーズを充足
しきれなくなっている。公共サービスの担い手が「官」から「民」に
拡大・シフトする中、「新しい公共」について法律で位置づける
必要があるのではないか。

民間が公共サービスを提供する際の義務と同時に、民間が公共
サービスを提供する権利についても法律が担保する必要が
あるのではないか。

「あにもの森」を訪れての雑感を記させて頂いた。