こうだ邦子 活動日記 

参議院議員としての
日々の活動をご報告します。

雨の寄居町

2009年04月25日 21時30分38秒 | Weblog
今日は、午後に行われた上里町での丸山県議県政報告会に
伺うまでの時間を利用して、ごあいさつ回りのため寄居町を訪問した。
寄居町は花や緑が多く、しっとりとした、歴史のある町だ。

雨の降る中の車の乗り降り、ぬかるみの道を歩き
住所を頼りにお宅を探すのは、晴れの日よりも時間がかかる。
やっと探し当てたあるお宅を訪問した際、「あいにくの雨ですね。」と
私が言ったら、「いやいや、恵みの雨だよ。うちらにとっては必要な雨
だから。」という返事がかえってきた。

浦和に住み、電車で永田町に通っている生活を日々送っていると、
どうしても埼玉都民とも言われる県南の感覚にとらわれがちであることを
反省した。
私の選挙区である埼玉県は実に広い、そして多彩だ。
国会開会中は東京の滞在時間が長くなるのだが、
県北、県西、県東と、県内の様々な地を訪れて、多くの方とお会いする
ことの大切さを再認識した。

答弁に立ちました。「年金記録回復促進法案」

2009年04月24日 22時56分34秒 | Weblog
昨日、4月23日(木)の厚生労働委員会にて、
民主党・国民新党・社民党が参議院に提出した
「年金記録回復促進法案」の審議が行われました。

私は、法案提出者の1人として、委員会での答弁に
立たせて頂きました。
審議の映像はこちらから:4月23日厚生労働委員会を選択してください。

2年前に「消えた年金」問題が発覚し、私自身も闘った
参議院選では「年金問題」が大きな争点となりました。
私自身も参議院選での「取り組みたいこと」3つのうちの一つとして
「年金問題」を掲げて選挙に臨みました。
おそらく、私だけではなく、当時の候補者のほぼ全員が年金問題を訴えたのでは
ないでしょうか。

「消えた年金」問題が発覚してから2年が経ちましたが、
残念ながら解決への歩みは遅いと言わざるを得ません。
総務省所管の「第三者委員会」が立ち上げられ、
年金記録回復の促進のために、委員の皆様はご尽力されてきた
とは思いますが、法律や基本方針などの解釈の厳格性によって
立法府が想定していた以上の慎重な対応、すなわち、斡旋が認められない
状況となってしまっています。

私たち民主党は、「被害者の救済が第一」という原点に立ち返り、
消えた年金の中でも、特に、消された年金の被害者救済を促進するための
法律改正案を参議院に提出するに至りました。

昨日の審議では、法案提出者として、津田弥太郎議員、蓮舫議員、
加賀谷議員と私の4人が答弁に立ちました。
与党側からは賛同を得られていませんが、「被害者の救済が第一」という
考え方は与党も野党も同じ思いであるはずです。
「消された年金」問題については事業主の責任等、様々な問題がある
ことは承知していますが、何を優先すべきかということを考えた時、
民主党は「被害者の救済を第一」に考えたいという思いで
あえてこの法案を提出いたしました。

私自身、選挙でお訴えをした「消えた年金」問題について、
今回法案提出者として答弁に立たせて頂いたことを
第一歩とし、これからも真摯な姿勢で取り組んでいきたいと
思っております。

決算委員会での質問

2009年04月21日 23時00分26秒 | Weblog
昨日20日(月)、決算委員会で60分、質問を行った。
審議の映像はこちらから:4月20日決算委員会を選択
この日の審議は厚生労働省の決算。

決算委員会はその名のとおり、決算、すなわち、過去のお金の使い方や
会計についてチェックすることが委員会の使命のため、私は努めて
厚生労働省の所管の中でも、「仕事と生活の両立支援」「子育て支援」
「女性の就労支援」に関するお金の使い方について質疑をさせて頂いた。

労働関連では、景気後退の今は、失業者を増やさないこと、派遣切り、
内定切り、育休切りを未然に防ぐことが最重要課題ではあるが、
中長期的なテーマとして、仕事と生活の両立(ワーク・ライフ・バランス)
を忘れてはいけない。世界的な経済危機から脱した時、日本社会をより足腰の
強いものへと変えていくためにも、仕事と生活の両立を推進することは
必要だと思っている。

仕事と生活の両立を国として推進するために、法律はかなり整備されている
と思うが、働く現場が法律に追いついていない。
法律によって労働者を保護することは、雇用主にとっては
ディスインセンティブ(アメとムチのムチ)にあたるのだが、
雇用主にはインセンティブ、つまり、ムチだけではなくアメも必要なのであり、
雇用主へのアメが、従業員が仕事と生活を両立しやすい環境づくりに
貢献する。
私自身が、実際に企業に勤めていた時に考えていたことだ。

国で行っている事業を見てみると、「こんな支援があったら良いのに」
と思っていたものが存在していることがわかった。
しかも、多様なメニュー。
ところが実施レベルで見ると、窓口はバラバラであったり、
似たような事業が散在していたりと、とてもユーザー視点で見れば
許されない状況だということもわかった。
「仕事と生活の両立支援」という美名の下に、非効率的な事業や政策が
どれだけ行われているのか。ムダやダブりがどれだけ放置されているのか。

60分の質疑の中では、細かい事業のダブりやムダ、事業の非効率
などを中心に質問をしたが、なぜ、このような状態が長く続くのか、
なぜ、直すことができないのか、といった点までは触れなかったが、
天下りの問題があることは言わずもがなである。
天下りの問題を質す時は、国家公務員の人事制度(早期勧奨退職等)についても
触れなければフェアではないという、私個人の小さなこだわりから
今回はあえて触れなかった。

表層的な問題を取り上げるような60分になってしまったかもしれないが
必ずや今回の質疑を次につなげて行きたいと思う。



総支部大会、後援会総会を開催しました。

2009年04月19日 20時51分06秒 | Weblog
本日、大宮の会場にて13:30~14:30、私が総支部長を務める
民主党埼玉県参議院選挙区第4総支部の定期大会を開催し、
08年度活動報告・決算、09年度活動方針・予算のご承認を頂きました。

続いて15:00~16:30、こうだ邦子後援会の第2回総会を
開催し、40人ほどの方にご来場いただきました。

昨年は我が総支部は党員の数が非常に少なく、事務所スタッフと私の
家族、親友・恩師のみで構成されていましたが、その後、少しずつ、
我が総支部で党員になって下さる方が増えたため、今回の定期大会は
かなり本格的(?)な形式にて執り行いました。

政治団体の会計は、政治資金規正法に則るものですが、
一般の企業会計や、あるいは家計簿での解釈とは異なる
項目分けがされていたりと、私自身、政治の世界に入った当初は
大変理解に苦しんだ経験があります。
そのため、今回の大会では、決算・予算について、出来る限り
党員の皆さんに中身を理解して頂くことを心がけて
説明をすることにしました。
出席者の数が少なかったこともあり、全員の方からご質問やご意見を
頂くことが出来、我が総支部としては有意義な大会だったと
思っております。

15:00からの後援会総会では、お一人お一人からご意見やご質問、
励ましのお言葉を頂くことができ、皆さんのお話を伺っていると、
ついつい、私自身の考えていることや、国会で今議論していることに
ついてお話をしたい思いに駆られ、ついには、司会の久保田政策秘書
から「こうださん、短めに」と言われてしまう始末でした。
司会進行を妨げているな~、と反省いたしました。
頂いた質問の中で、郵政民営化関連について端的にお答えできなかった
点がありましたので、後日の宿題とさせて頂き、追って皆様にご報告
することといたしました。
後援会の皆様には、現状の、ありのままの私を見て頂き、
皆様の手で育てて頂きたいと思っております。

総支部運営、後援会運営、これからも試行錯誤が続くかと思いますが、
皆様には末長く見守って頂ければ幸いと存じます。
ご多忙の中ご出席頂きました皆様に心より感謝申し上げます。

連合埼玉「女性のためのステップアップセミナー」

2009年04月15日 22時58分54秒 | Weblog
本日午後は永田町から浦和に戻って、連合埼玉さんの女性委員会が
主催する「女性のためのステップアップセミナー」に参加させて
頂いた。
本来は、連合埼玉さん内部のセミナーなのだが、民主党埼玉県連
所属の女性議員にもお声掛けを頂き、8人の女性議員が参加させて頂いた。

笹森清氏(中央労働者福祉協会会長、連合前会長)の講演は
戦後史の中での労働組合運動について、政治との関係も時おり触れながら
の大変勉強になるもので、80分という時間があっという間に感じられた。
特に私の場合は、労働組合の歴史を学ぶ機会がこれまでなかったため、
今回、大変貴重な機会を頂いた。

その後予定されていた意見交換会には女性議員は参加しなかったのだが、
今後、連合埼玉さんの女性の皆さんと私たち女性議員の意見交換の場が
持てたら大変有意義だと思った。

連合埼玉の皆さん、ありがとうございました。


小島すすむ県議の県政報告会

2009年04月11日 21時36分00秒 | Weblog
昨夜は、深谷市花園で行われた小島すすむ県議の
県政報告会に出席した。
私の他にどなたが来られるのか一応聞いてはいたが、
会場に入ってびっくり。
会場では、「パネルディスカッション」が始まろうとしていたのだが、
パネリストは枝野幸男衆議院議員(民主党埼玉県連代表)、
本多平直前衆議院議員、そして、小泉龍司前衆議院議員の3人。
舞台中央には、「俺がやらなきゃ誰がやる!」という小島県議の
キャッチフレーズののぼりを背に、3人が並んでいる。
コーディネーターは小島県議ご本人。

30分強の時間だったが、実に中身の濃いものだった。
小島県議が各々のパネリストに単刀直入に絶妙な質問を繰り返し、
お三方の、質問に対するコメントは納得のいくものばかりだった。

市政・県政・国政報告会はさまざまなスタイルがあるが、
昨夜の企画は小島県議にしか出来ないものだろう。

終了後はスタッフの皆さんのお疲れ様会に参加。
ここのところ、深谷の小島県議応援団にお会いしていなかったので
久々に話しが出来て嬉しかった。







浦和駅西口にて朝の駅頭

2009年04月09日 17時24分13秒 | Weblog
今朝は浦和駅西口のISETAN前をお借りして朝の駅頭からスタート。
4月に入ってから日が昇るのも早くなり、暖かくなってきたので
朝の駅頭もコートがいらない。
平日の朝の駅頭は国会開会中は週に1回、閉会中は週に1回~2回
実施している。
走り去る白い車の中から大きく手を振っている人がいた。
同じ町内会の方だった。
皆さん、気づいたらぜひお声をかけて下さい!

国の事業仕分け

2009年04月06日 21時45分34秒 | Weblog
昨年夏、草加市で行なわれた事業仕分けを見学したが、
今、民主党では、国の事業仕分けに取り掛かっている。
国が引き続き行なうもの、地方公共団体に任せるもの、
民間にゆだねるもの、国が行なうにあたり改善が必要なもの、
不要なもの。事業内容を見て、仕分けていく。

長年実施してきたという理由だけで存続している事業、
予算がついたから行っている「理由は後付け」事業、
天下りがいる公益法人存続のための事業、
事業そのものは必要だが、費用をかけ過ぎの事業、
他省でも行っている事業、等々。
長年にわたって積もり積もったムダ、ダブりを整理すれば
随分とすっきりするはずだ。


週末は、お花見、街宣、あいさつまわり、入学式。

2009年04月04日 22時27分30秒 | Weblog
今週末は、お花見真っ盛り。
埼玉県内各地でもお花見が行われている。

今日は、坂戸市にある城西大学の入学式典に出席させて頂き、
その後、定例の大宮駅西口での週末街宣を行った。
14:00開始の予定だったが、近くで大道芸人のピーロさん
のパフォーマンスが始まったので私もピーロさんの芸を
楽しませて頂き、14:30から街宣スタート。
今日も多くの方から声をかけて頂いた。
街宣の後は、ご挨拶まわり。今日は初めて伺うお宅ばかり。
しかも番地が飛んでいることが多く、何度か道を尋ねながら
のあいさつまわり。たまたま道を尋ねた方との出会いというのも
私にとっては楽しみのひとつだ。
夜は、近所の調神社(つきのみや)でのお花見に参加。
パラパラと雨が降ってきたので早めに終了。

明日もお花見。どうやら雨は降らないようだ。




NHK予算案の質問

2009年04月01日 15時39分26秒 | Weblog
一昨日、3月30日(月)、総務委員会にて
平成21年度NHK予算案の審議を行い、私も20分弱だが
質問に立たせて頂いた。
民主党会派からは私を含めて6人が質問するため、
内容が重複しないようお互いに配慮した。

参議院インターネットライブラリー:「3月30日・行田邦子」で検索

私は、放送局から番組制作会社(プロダクション)への制作委託
の実態と問題点について質問し、最後に、
NHKの報道姿勢についてNHKに質した。

●プロダクションへの番組制作委託について
視聴者が見ているテレビ番組の大半は、プロダクションへの制作委託によって
つくり出されている。プロダクションの力なしでは毎日放映しているテレビ放送
自体が成り立たないといえる状況だが、番組制作委託の際の契約や支払方法
などについてかねてから問題視されている。

テレビ番組やテレビCM、アニメなどのコンテンツの取引については
平成16年から初めて下請法の対象となった。それまでは下請法対象外
だったわけだ。
私自身、平成16年当時は広告代理店の営業だったが、テレビCMが下請法
の対象となってから、社内では法令遵守の掛声のもと、事務手続き大幅に
変更され、営業の作業量が相当増えたことを記憶している。
それでも、これが一般的な商取引のやり方なのだと納得できた。

委員会では、総務省が行った業界実態ヒアリング調査の事例や
公正取引委員会の過去の警告事例を紹介し、鳩山総務大臣の見解も
伺った。
総務省はちょうど2月下旬に、取引適正化に関するガイドラインを策定
したばかり。
景気後退と地デジ対応で経営が圧迫されている放送局にとっては
厳しいガイドラインかもしれないが、業界の自律によってガイドラインが
守られることを期待したい。
制作現場の過酷な労働環境が改善されなかったり、中小プロダクションが
経営難に陥ってしまうことは、テレビ番組の質の低下を招き、視聴者の
テレビ離れといった業界全体の地盤沈下にもつながりかねないからだ。

●NHKの報道姿勢について
3月24日、この日の夜NHKは、「小沢代表の秘書が起訴事実を
認めていることが関係者への取材でわかった。」という主旨の報道を
何度も繰り返した。
ここで言う「関係者」とは方一方のみの関係者であって、もう一方の
関係者にも十分な取材も行った上での報道だったのか、首をかしげたくなる。
3月27日午後5時過ぎ、小沢代表の秘書の弁護人は次の主旨のコメントを
報道向けに流している。
「新聞、テレビ等において、起訴事実の大筋を認めている等の報道がなされて
いるが、弁護人らの認識は全く異なっている。」

放送法第3条2項には「意見が対立している問題については、できるだけ多くの
角度から論点を明らかにすること」と規定されている。

NHK会長に対して、放送法第3条2項と照らし合わせて、今回のNHKの
件についてNHKの報道姿勢は適切なのか、見解を質したが、
私の質問に対するまともな答弁は残念ながら頂けなかった。

限られた時間だったため、放送法の趣旨を現場に周知徹底してほしいとの
要請で質問は終了したが、その後の社民党の又市議員の質問では、
NHKに対して検証と適切な処置を取ることを求めるとの意見が提言された。

放送局には放送法によって報道の自由、編集の自由が担保されていると同時に
公平公正な報道も求められている。
国会という開かれた場での問題提起を真摯に受け止めて、
適切な処置を取られることをNHKに要望したい。