こうだ邦子 活動日記 

参議院議員としての
日々の活動をご報告します。

第2回:外国人による土地取得に関するPT

2011年01月29日 13時58分34秒 | Weblog
先日26日、第2回目の外国人による土地取得に関するPTを開催した。
今回は、北海道庁と農林水産省からヒアリングを行った。

北海道庁からは、外資等による森林取得の調査結果だけでなく調査方法についても
報告して頂いた。
外資による森林取得について、国民の関心も高く、問題視する声も聞こえる。
にもかかわらず、今の土地制度では実態把握が極めて困難な状況を、
現場の自治体からのヒアリングによって再確認した。
北海道庁からは、外資が取得した森林の具体例の報告もして頂いた。
その中には、安全保障上不安を感じる土地もあるが、一方、外国資本の投資
によってリゾート開発が進み、地域に新たな雇用が生み出されている事例も
ある。土地所有は自由である中、国が所有権の移転について注視すべき土地
はどこなのか。仮に何らかの規制を行うのであれば、慎重な線引きが必要だ。
では、その線引きは誰が主体となって行うべきか。この点も考えなければいけない。

農水省からは森林の所有規制・利用規制について、また、森林との対比として
農地の所有規制についても説明して頂いた。
森林においては所有規制がない。国土利用計画法に基づく事後届出のみ
(1ヘクタール以上の場合)である。この届出情報と不動産登記簿の情報は
リンクしておらず、個人情報保護の観点から、固定資産税課税台帳の情報と
照合することもできない。また、国土利用計画法の届出漏れがあることが推測される。
北海道庁の報告では、道内の森林を所有する2千社を越す企業にアンケート
票を送付したところ、4割があて先不明で戻ってきたという。
アンケート票送付の元情報は国土利用計画法の届出情報だ。
このことからも、全国には所有者が不明な森林が数多く存在していることが
容易に推測できる。

所有者が不明な森林が多いことの何が問題なのか。
森林・林業の再生を行おうとする時、所有者がわからなければ
間伐や植林の勧告を誰にすればよいのか。所有者が不明であっても
施業者がいればよいが、施業者すらいない森林は手のつけようがない。
山はどんどん荒れ果てていく。
もう1点。森林は我々の貴重な資源である。国家資源を守る、国土を守る視点から、
やはり、所有者を把握する必要があるのではないか。
森林を所有することの経済負担によって、所有者が山を手放す。
こうした事態に歯止めをかける方策も必要であろうし、
所有者が森林の管理責任を全うするための支援も必要である。
こうして所有者が森林を保持し得る優遇措置を取ると同時に、
所有者の責任も重くしなければならないと思う。

次回PTは2月3日(木)15:30~。例の外国人土地法も含めて、関係する法律・制度
のヒアリングを行う予定。
PTの開催は週1回ペースの予定だったが、今後頻度を高めていきたい。



第177回国会開会

2011年01月25日 21時16分28秒 | Weblog
昨日、第177回通常国会が開会した。
午後の4演説が行われる本会議は参議院では15:50開始。
150日間の国会が始まった。

民主党にとっては厳しい環境下での国会だが、
私は私なりにできること、やるべきことを行っていきたい。


外国人による土地取得に関するPT、初会合

2011年01月21日 21時48分42秒 | Weblog
昨日17:00~、私が事務局長を務めている
「外国人による土地取得に関するPT」の初会合が行われた。
国会閉会中であったが、40人近い議員が出席、代理出席も含めると
100名を超える議員事務所からの出席があり、関心の高さを
あらためて認識した。

第1回目の昨日は、平野秀樹氏の講演と質疑とさせていただいた。
平野氏は森林に関する著書多数、中でも昨年3月に出版された
「奪われる日本の森」に記されている内容が報道機関等の話題を呼んだ。
このままでは私たちの貴重な資源である森林が失われていくことへの
警鐘を鳴らし、その根源にある土地制度の問題点を指摘されている。

このPTでは、まずは土地所有に関連する法律をチェックし、
他の法律や条約・協定の状況を把握することから始めたい。

外国人・外資が森林などの我が国の土地を所有することの
何が問題なのか、冷静な議論を行う必要がある。
山においては、日本人が所有者であっても手入れがされない、
荒れ放題の森林が多い。
それ以前に、我が国にはいかに所有者が不明な土地が多いことか。
境界が確定していない土地が多いことか。
問題の根源は我が国の無防備な土地制度にあるのではないか。

自由貿易によって私たちが受けるメリットは沢山ある。
けれども、このままの無防備な状況で自由に外資・外国人が
我が国の土地を取得できる土地制度のままで良いとは思わない。
人・モノ・カネが自由に行き来するこれからの時代だからこそ、
日本としてどうしても守るべき土地もあるはずだ。

このブログにおいて、今後のPTの議論の経過をご報告させて頂きます。

新年会目白押し

2011年01月15日 10時26分21秒 | Weblog
1月、この時期はなんといっても新年会。
会社員だった頃は、1月の新年会よりも12月の忘年会のほうが
回数が多かったが、今、私がいる世界では、
忘年会よりも圧倒的に新年会が多い。
1日に6回という時もあるが、まだまだ私は少ないほうだ。

はしご、はしごの中、一番落ち着いて話ができるのは
夜の最後の会。じっくりと話を聞けることがとてもうれしい。
今夜はご近所の岸町商店街新年会、その後2次会であれこれ
それぞれの話をして、とても楽しかった。
皆さんも言いたいことがあるし、私だって言いたいこともある。
新年会シーズンは皆さんと直接話しができる絶好の機会。
逆風の中、つらいけど、楽しい(?)

今年最初の朝駅頭

2011年01月06日 22時44分04秒 | Weblog
今朝は川口駅東口からスタート。
今年最初の朝の駅頭を菅県議と行った。

菅県議は毎週木曜日に川口駅東口にて駅頭を続けている。
のぼりやポスター看板(ベニヤ板を張り合わせた上にポスターを
張った、その形状が横から見るとアルファベットAに似ているところから
A看板と呼んでいる)の配置、マイクのボリューム等々、
緻密に計算されている。駅頭を始める前に必ずゴミ掃除を行っている。
菅県議とのジョイント駅頭は10回目くらいだろうか。

1月は新年会、旗開き、賀詞交換会が目白押し。
1日に埼玉と東京を2往復、県内を駆け回る日々が続く。

新しい年を迎えて

2011年01月01日 21時56分57秒 | Weblog
謹んで新春のお慶びを申し上げます。
昨年の臨時国会は、菅政権として初めての本格的な国会でしたが、
残念ながら「熟議」の国会には至りませんでした。
現在の日本のおかれた状況からすれば、与野党が真剣勝負の
政策論議を戦わすことが国会には必要であり、そこから生まれてくる
ものこそが国民のための真の政治であると思います。
今年の通常国会では与野党が真剣勝負の議論を戦わし、
お互いに案を出し合い、意見を交わしあい、よりよい政策へと
高めていく姿を国民の皆様にお示しできるよう、私も私自身が出来る
ことを全力で行う決意です。

私自身は任期の折り返しが過ぎました。
今年1年間も、一歩一歩地道な努力を積み重ねていく所存ですので
皆様のご指導賜りますようお願い申し上げます。