昨年話題となった戦国時代小説の「のぼうの城」を読んだ。
「のぼうの城」とは現在の埼玉県行田市(ぎょうだ)にあった北条家の支城のこと。
先日、行田市の工藤市長からお薦め頂いて遅ればせながら読ませて頂いた。
「のぼうの城」は、戦国末期、豊臣秀吉の関東平定、北条討伐の際、
北条家の城で唯一落城しなかった武州・忍城を舞台にした物語だ。
周囲を湖で囲まれ、「浮城」と呼ばれる北条家の支城を、
豊臣側の石田光成が2万3000もの兵を従えて包囲する。
迎える忍城はというと、本城小田原城に入城した城主の留守を預かる
わずか500の兵。動員した百姓を含めても2000名程度。
豊臣側からすれば勝って当たり前の戦、というよりも戦にもならない
はずだったのだが・・・。
読んでいると、小説の中の人物の表情やセリフ、背景までもが
あたかも映画を観ているような感覚で楽しむことができる。
戦国時代末期を生きたひとり一人の人物像が巧みに作り上げられ、
活き活きと描かれている。
私にとっては、小説の舞台が埼玉県行田市であることも読書の楽しみを
倍増させた。
作者の和田竜さんは映画を念頭にこの小説を書いたそうだが、
既に映画化が決まっている。
行田市には忍城のほかにも貴重な観光資源が潜在している。
7月には古代蓮が見ごろとなる。
東日本最大の古墳群もある。行田名物ゼリーフライも
知る人ぞ知るご当地グルメだ。
私も、「行田と書いてこうだです。」などとばかり
言っていないで行田のPRのお役に立てないものだろうか。
「のぼうの城」とは現在の埼玉県行田市(ぎょうだ)にあった北条家の支城のこと。
先日、行田市の工藤市長からお薦め頂いて遅ればせながら読ませて頂いた。
「のぼうの城」は、戦国末期、豊臣秀吉の関東平定、北条討伐の際、
北条家の城で唯一落城しなかった武州・忍城を舞台にした物語だ。
周囲を湖で囲まれ、「浮城」と呼ばれる北条家の支城を、
豊臣側の石田光成が2万3000もの兵を従えて包囲する。
迎える忍城はというと、本城小田原城に入城した城主の留守を預かる
わずか500の兵。動員した百姓を含めても2000名程度。
豊臣側からすれば勝って当たり前の戦、というよりも戦にもならない
はずだったのだが・・・。
読んでいると、小説の中の人物の表情やセリフ、背景までもが
あたかも映画を観ているような感覚で楽しむことができる。
戦国時代末期を生きたひとり一人の人物像が巧みに作り上げられ、
活き活きと描かれている。
私にとっては、小説の舞台が埼玉県行田市であることも読書の楽しみを
倍増させた。
作者の和田竜さんは映画を念頭にこの小説を書いたそうだが、
既に映画化が決まっている。
行田市には忍城のほかにも貴重な観光資源が潜在している。
7月には古代蓮が見ごろとなる。
東日本最大の古墳群もある。行田名物ゼリーフライも
知る人ぞ知るご当地グルメだ。
私も、「行田と書いてこうだです。」などとばかり
言っていないで行田のPRのお役に立てないものだろうか。